とあるＤＲＡＧＯＮの備忘録

　…（グラフみて、しばし絶句）何が起こってる？

　さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
　なお、時間外追跡用にはウォンニダ！を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。

　では、今日の相場に関係しそうな事がらはと言うと…

　Ｇ２０財務相会議でガイトナー米財務長官と会談し、米韓通貨スワップの規模拡大と期間延長を求めました。
　http://www.chosunonline.com/news/20090316000007
　ソースは朝鮮日報。ちなみにガイトナー米財務長官は即答を避けたと言う話です。
　…つーか、噂だと事前交渉無しの直談判で答えようがなかったとか（つまり本来下の役人同士の事前の根回しがあればＧ２０で回答出来た事なので、即答を避けたと言う事は事前に韓国がなにもしてないで唐突に御願したのではと言う推測が…）アメリカの財務省は、この件について、あまりにも非常識すぎる韓国の行動に対し怒りをかんじている（もし、前の想像が真実なら韓国は頭越しに動いているから）のでは…
　…などと噂が飛んでますが…


　後、その米韓の通貨スワップですが…８次分３０億ドルの落札が明日有るようです。
　一応、満期で返却すると残枠が戻る方式になっていたらしく、枠自体はそれなりに残っている事はのこっているんですがね。
　…韓国は相変わらず、ほぼ近隣にある満期日に返却しないといけない金額と同額のドルがスワップで融資を受けているのがなんとも。
　（今回は１９日に第三次分の３３．５憶ドルの返済予定が入っている。ちなみに確か、これが返せた時点で残枠が１４０億ドル程になるのかな？）
　なお…通貨スワップに関しては３月１０日にこれ以上、米韓の通貨スワップを受けないって韓銀が中止宣言をしていた様なんですが…中止宣言の中止とはやるな韓国。それは朝令暮改って言うんだぞ。

　最後に聯合ニュースに、知識経済部の李東根（イ・ドングン）貿易投資室長は１６日に記者らに対し、原油価格の下落に伴い原油輸入価格が大幅に下がり、今月は月間ベースで過去最高となる４０億ドルの貿易黒字を記録するとの見通しを示したと言う記事がありました。

　あ、忘れる所だった。本当にこれが最後ですが…
　http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=112641&servcode=300§code=300
　ネタ元は中央日報ですが…
　ニュースの題名は”韓国の経済成長見通し、ますます下がる”
　題名は韓国にとって悲観的なんですが、実際は海外の主要投資銀行とかが韓国経済の成長見通しに関して書いているのでマイナスの予想からプラスの予想まで、それなりに、そろっているんですがね。
　海外の主要投資銀行が提示する韓国の経済見通しに関して、どうして、そう言う判断をしたかと言う理由を読んでおくと後で今後のニュースの意味をつかみやすいかも…などと思いました。

　
　…で、実際の相場ですが…
　（グラフ見て、しばし絶句）
　先週末の時点の終値は１ドル＝１４８３．１ウォン
　それに対し、開始時点こそ１ドル＝１４８５．１ウォンとウォン安だったものの、グラフはすぐにウォン高方面へ行き、今日の終値は１ドル＝１４３９．５ウォン。
　なお、相場上の最高値と最安値の差は５１．５ウォン…なにそれ。
　ちなみに、今日、なんでこんなにウォンが上がったかの理由ですが、ロイターには先の記事でもちらりと出た３月の貿易収支の黒字見込みとオランダの総合電機フィリップスによるＬＧディスプレー株式の売却に関連して投資家の間でドルのロングポジションを清算する動きが出たこともウォンを支援した。
　…なんて書いてありますが…本当に、それだけでこれだけ動くかのかなと…疑問には思いました。
　…いや、悪材料そろいすぎているのに…こんなに強力に値上げするなんて、今一つ分からないって言うか。


　さて、最後に恒例の韓国経済の現況ですが…

　朝鮮日報に、こんな記事がありました。
　韓国主要企業の今年１－３月期の最終利益が昨年１０－１２月期に比べ、７０％以上減少するとの予測が示された。特にサムスン電子をはじめとする時価総額上位１０社は、最終利益が赤字に転落するか、黒字規模が昨年１０－１２月期を下回るとみられるとの事。
　…利益が７０パーセント以上の減少ですが。つまり以前の３割程度…。これってかなり体力削られて行ってますね。
　
　あと、同様に朝鮮日報ですが…
　銀行業界によると、債権銀行は今週から主要企業グループ４４社の系列企業の業績、財務構造などに対する信用リスク評価に着手する計画だそうで。
　…なんの為に、これを行うのかと言うと…
　債権団は４月末までに評価作業を終え、不合格判定を受けたグループとは財務構造改善約定を結び、資産売却、系列企業の整理を進める。
　…と言う、理由らしいですが。
　なお、何故このタイミングで、信用リスク評価なのかと言うと、ちょうどすぐ上の記事にも出ている様に主要企業の決算も出て、分析に入りやすくなったと言うのが、この時期に行う理由の一つの様ですがね。

　後は聯合ニュースに…
　景気低迷による消費不振などで輸入が輸出を上回る減少をみせ、２月の貿易収支が黒字に転換したって記事が。
　…まぁ韓国の場合、こう言う事もあるんで、３月の貿易収支の予定がどうのっていっても内訳予想をしっかり気かないと本当に経済にとって明るいニュースなのか不明な点がありますよね。
　（貿易立国らしく商品（但し以前に作った在庫品）を売っているので黒字なのだが、ウォン安の性で結局買いたいものが買えないので、その商品をつくる力が段々と失われているのが韓国の現況だったり…）

　…とりあえず、今日は以上かな。
　では、また明日。