2009年05月29日
韓国の通貨危機再発を防ぐには外貨準備高が3000億ドル必要?
国連も一応は動く様ですね…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
とりあえず韓国の北朝鮮リスクから。
今、国連で作っている北朝鮮の制裁の検討内容です。
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052901000066.html
”国連外交筋によると、7カ国の制裁措置の議論で、米国は臨検義務化を強く要求、同時に臨検で軍事衝突が起きることを想定し、憲章7章の明記を求めたという。
また決議草案は核実験を「最も強い表現で非難」、2006年10月の最初の核実験後に採択された安保理決議1718の「言語道断の違反、無視」としている。
決議草案は14項目で、最大の焦点の制裁については、加盟国に「決議1718の措置を直ちに強化」するよう要請。具体的な制裁強化・追加制裁を扱う第8項は記載がなく、7カ国は別紙で協議しているとみられる。
国連外交筋によると、主要な制裁措置は(1)臨検強化(2)禁輸措置の拡大(3)資産凍結団体の拡大(4)渡航禁止対象者の指定(5)融資・援助停止などの金融制裁-の5項目。金融制裁は追加制裁を求める日本の要請で盛り込まれたという。
このほか中国、ロシアの要求で、北朝鮮がどの程度決議を順守するかに合わせて、制裁措置を見直すとの項目も設けられた。”
この記事によれば国連の憲章7章は軍事行動に道を開くと書かれています。
(後、採択とかは週明けの予定らしいですね)
なお本当かどうかは未確認ですが、ネットの中に自称、自衛隊の予備役の方がいて電報で「予備役待機要請書」が届いたとの事です。
それとアメリカでもタカ派の一部が軍事オプションに対して言及している向きがありますが…これもどうなのかな?
次にロイターですが。
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK028905020090529
” <10:43> ドル96.25円まで下落、韓国公的年金が米債保有比率の引き下げを発表
ドル/円が96.25円まで下落、ユーロ/ドルが1.3985ドルまで上昇するなど、ドルが下落。韓国の保険福祉家族相が公的年金ファンドの米債保有比率を引き下げる方針を発表したことが、ドルの売り手掛かりとなっている。”
…との一文が有りますね。
最後に中央日報ですが。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115938&servcode=300§code=300
お題は超衝撃的で「通貨危機再発防ぐには外貨準備高3000億ドル必要」
”通貨危機の再発を防ぐためには外貨準備高を積み増すのが最善策で、適正規模は3000億ドル程度だという分析が出された。韓国金融研究院の金泰俊(キム・テジュン)院長が28日に開かれた韓国先進化フォーラム主催の「脆弱な外貨管理システム、どのようにするのか」というセミナーでこのように発表した。
金院長はこの日、「経常輸入額と流動外債、外国人株式資金流入額などを考慮すると、外貨準備高が3000億ドル程度になれば危機に備えられる」と述べた。現在の外貨準備高は2000億ドル程度であることを考えると、これから1000億ドル程度をさらに積み増さなくてはならないという話だ。また、「今後世界の不均衡が続き金融危機が再発する可能性がある」とし、ドルが下落している今が外貨準備高を増やすときだと指摘した。
討論者として出席した企画財政部の申霽潤(シン・ジェユン)国際業務管理官も、「経常収支黒字を通じて外貨準備高を着実に積み、他国との通貨スワップを拡大するのが最善策だ」との見方を示した。 ”
…ドルを積み増ししたいって言うのは分かるし、可能と言えば可能ですが…
(ちなみに公称2000億ドルとの事ですが、なんども言っている様に、あくまで公称で実際使える分はせいぜい数百億ドルあるかないかではないでしょうか?(本来、暗黙の了解で、見せ金でしかない通貨スワップを本当に借りて使っているのが証拠の一つ)後はアメリカのサブプライム問題以降、額面は高いものの時価換算すると…)
後、これ以上通貨スワップって…正気の沙汰とは思えない発言。
実際に通貨スワップを使っている様な国に誰がこれ以上枠を増やすのかと?
とりあえず新ネタは以上です。
で、ロイターの記事でネタバレしてしまいましたが今日はウォン高で終了です。
昨日の終値が1ドル=1256.5ウォンだったのに対し、始値は1ドル=1258.6ウォンとウォン安スタートでしたが11時頃からゆっくりとウォン高へ進み、14時を回ってから更に急にウォン高が進み、結局1ドル=1254.9ウォンで引けてます。
…ちなみに、今日も韓国の株式市場は個人投資家と機関投資家が売り、外国人投資家が買いだったようですね。
(株を買うためにドルをウォンに変える際にウォン高へと進んで行くので、その影響もあるのかなと)
さて、最後に韓国経済の現況ですが。
聯合ニュースに有った記事ですが…
統計庁が29日に発表した4月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月に比べ8.2%減少した。小さくない減少幅だが、1月に統計作成開始以来の最低(マイナス25.6%)を記録したことに比べると大きく改善された。3月のマイナス10.6%に比べても減少幅が縮小しているとの事。
…額面通りならば少しは経済の悪化に歯止めがかかって来たって事ですかね?
後は朝鮮日報に…
韓国産業銀、実体経済回復に向け32兆ウォン投入へと言う見出しが有りましたが…
まぁ一種の国有銀行(一応、民営化の準備はしていた筈)なんで、政府の代わりに金出して産業支援って感じですね。
…と、今日はこんな感じかな?何分、向こうの記事はノ・ムヒョン前大統領の葬儀と北朝鮮問題が多くて他の記事が、その分少なくなった感じなんですよね。
では、今週はこれで失礼します。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
とりあえず韓国の北朝鮮リスクから。
今、国連で作っている北朝鮮の制裁の検討内容です。
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052901000066.html
”国連外交筋によると、7カ国の制裁措置の議論で、米国は臨検義務化を強く要求、同時に臨検で軍事衝突が起きることを想定し、憲章7章の明記を求めたという。
また決議草案は核実験を「最も強い表現で非難」、2006年10月の最初の核実験後に採択された安保理決議1718の「言語道断の違反、無視」としている。
決議草案は14項目で、最大の焦点の制裁については、加盟国に「決議1718の措置を直ちに強化」するよう要請。具体的な制裁強化・追加制裁を扱う第8項は記載がなく、7カ国は別紙で協議しているとみられる。
国連外交筋によると、主要な制裁措置は(1)臨検強化(2)禁輸措置の拡大(3)資産凍結団体の拡大(4)渡航禁止対象者の指定(5)融資・援助停止などの金融制裁-の5項目。金融制裁は追加制裁を求める日本の要請で盛り込まれたという。
このほか中国、ロシアの要求で、北朝鮮がどの程度決議を順守するかに合わせて、制裁措置を見直すとの項目も設けられた。”
この記事によれば国連の憲章7章は軍事行動に道を開くと書かれています。
(後、採択とかは週明けの予定らしいですね)
なお本当かどうかは未確認ですが、ネットの中に自称、自衛隊の予備役の方がいて電報で「予備役待機要請書」が届いたとの事です。
それとアメリカでもタカ派の一部が軍事オプションに対して言及している向きがありますが…これもどうなのかな?
次にロイターですが。
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK028905020090529
” <10:43> ドル96.25円まで下落、韓国公的年金が米債保有比率の引き下げを発表
ドル/円が96.25円まで下落、ユーロ/ドルが1.3985ドルまで上昇するなど、ドルが下落。韓国の保険福祉家族相が公的年金ファンドの米債保有比率を引き下げる方針を発表したことが、ドルの売り手掛かりとなっている。”
…との一文が有りますね。
最後に中央日報ですが。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115938&servcode=300§code=300
お題は超衝撃的で「通貨危機再発防ぐには外貨準備高3000億ドル必要」
”通貨危機の再発を防ぐためには外貨準備高を積み増すのが最善策で、適正規模は3000億ドル程度だという分析が出された。韓国金融研究院の金泰俊(キム・テジュン)院長が28日に開かれた韓国先進化フォーラム主催の「脆弱な外貨管理システム、どのようにするのか」というセミナーでこのように発表した。
金院長はこの日、「経常輸入額と流動外債、外国人株式資金流入額などを考慮すると、外貨準備高が3000億ドル程度になれば危機に備えられる」と述べた。現在の外貨準備高は2000億ドル程度であることを考えると、これから1000億ドル程度をさらに積み増さなくてはならないという話だ。また、「今後世界の不均衡が続き金融危機が再発する可能性がある」とし、ドルが下落している今が外貨準備高を増やすときだと指摘した。
討論者として出席した企画財政部の申霽潤(シン・ジェユン)国際業務管理官も、「経常収支黒字を通じて外貨準備高を着実に積み、他国との通貨スワップを拡大するのが最善策だ」との見方を示した。 ”
…ドルを積み増ししたいって言うのは分かるし、可能と言えば可能ですが…
(ちなみに公称2000億ドルとの事ですが、なんども言っている様に、あくまで公称で実際使える分はせいぜい数百億ドルあるかないかではないでしょうか?(本来、暗黙の了解で、見せ金でしかない通貨スワップを本当に借りて使っているのが証拠の一つ)後はアメリカのサブプライム問題以降、額面は高いものの時価換算すると…)
後、これ以上通貨スワップって…正気の沙汰とは思えない発言。
実際に通貨スワップを使っている様な国に誰がこれ以上枠を増やすのかと?
とりあえず新ネタは以上です。
で、ロイターの記事でネタバレしてしまいましたが今日はウォン高で終了です。
昨日の終値が1ドル=1256.5ウォンだったのに対し、始値は1ドル=1258.6ウォンとウォン安スタートでしたが11時頃からゆっくりとウォン高へ進み、14時を回ってから更に急にウォン高が進み、結局1ドル=1254.9ウォンで引けてます。
…ちなみに、今日も韓国の株式市場は個人投資家と機関投資家が売り、外国人投資家が買いだったようですね。
(株を買うためにドルをウォンに変える際にウォン高へと進んで行くので、その影響もあるのかなと)
さて、最後に韓国経済の現況ですが。
聯合ニュースに有った記事ですが…
統計庁が29日に発表した4月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月に比べ8.2%減少した。小さくない減少幅だが、1月に統計作成開始以来の最低(マイナス25.6%)を記録したことに比べると大きく改善された。3月のマイナス10.6%に比べても減少幅が縮小しているとの事。
…額面通りならば少しは経済の悪化に歯止めがかかって来たって事ですかね?
後は朝鮮日報に…
韓国産業銀、実体経済回復に向け32兆ウォン投入へと言う見出しが有りましたが…
まぁ一種の国有銀行(一応、民営化の準備はしていた筈)なんで、政府の代わりに金出して産業支援って感じですね。
…と、今日はこんな感じかな?何分、向こうの記事はノ・ムヒョン前大統領の葬儀と北朝鮮問題が多くて他の記事が、その分少なくなった感じなんですよね。
では、今週はこれで失礼します。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
2009年05月28日
チキンレースの落とし所は?
…チキンレースですか?
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
まずは最近の韓国の北朝鮮リスクですが。
北朝鮮に対して在韓米軍が監視レベルを1ほど引き上げて3から2にしました。
後、韓国の保守派議員の中では韓国も北朝鮮の動きを封じるために報復核を持つべきとの発言が出てきているようですね。 (と言っても社会の認知とか許容のレベルは日本と変わらない程度で、そういった議論をすべきだとの問題提議にしか過ぎないようですが)
それと北朝鮮との有事の際の指揮権をアメリカから韓国へ返せという要望が前大統領のノ・ムヒョン時代(彼は左派政権で北朝鮮寄り、反米の人だった)にあって、2012年に返還すると話は決まっていたのですが、一部からはやはりアメリカが指揮権を持っているべきだとの声が上がって来ている様です。但し韓国政府は、それは既に不可能だとの見解を示しているようですがね。
…しかし、今回の件は既にチキンレースの様になっていて…どう落とし所がつくんですかね。
後は米韓通貨スワップの満期日が今日来ています。額面は30億ドルほどです。
…とりあえず新ネタは以上ですね。
で、実際の相場ですが…
今日は急激にウォン高へ進んでいます。
1ドル=1269.2ウォンが昨日の終値でしたが、今日は始値が1ドル=1282.9ウォンと始値だけをみればウォン安だったものの、その後徐々にウォン高になり1ドル=1256.5ウォンで終了しました。
実際、韓国の株式市場の動向を見る限りでは個人投資家は今日も売りだったようですが、機関と外国人は買いがわだったようで、その結果今日だけでも相当ドル売り、ウォン買いが進んだ気がします。
(と言うか、どうも外国人投資家には既に北朝鮮の恫喝には慣れっこになってしまった気も…)
さて、最後に韓国経済の現況ですが…
まずは聯合ニュースから。
昨年の国の債務が前年比で9兆4000億ウォン増え308兆3000億ウォン(約23兆7300億円)と、300兆ウォンを超えた。政府は28日、監査院の監査結果を反映し最終確定した2008会計年度政府決算を国会に提出したと明らかにした。
韓国政府は順調に債務が増えているようで。
なお、KBSですが…
”韓国銀行が28日に発表したところによりますと、4月の経常収支は42億8000万ドルで、史上最大の黒字を記録した3月に比べると23億7000万ドル減りましたが、2月と3月に続いて3か月連続で黒字になりました。
輸出が減っているにもかかわらず、経常収支が黒字になっているのは、輸出よりも輸入が大きく減っているためです。”
との記事が…
…ちなみに…
韓国銀行は5月の経常収支は4月に比べて縮小するものの、30億ドル程度の黒字を維持すると予想しています。
…やはり韓国は絶賛、経済規模縮小中。
後は朝鮮日報に…
”韓国の家計信用残高、約6年ぶり減少
韓国の家計の借り入れが5年9カ月ぶりに減少に転じた。世界的な不況の影響で貸し出しが減り、消費も減ったためだ。
(中略)
韓銀のイ・サンヨン金融統計チーム課長は、「第1四半期に銀行を除いた金融会社らは貸し出しを減らした。消費が鈍る中、クレジットカード会社がリスク管理を強化し、各種サービスを縮小したため、家計信用全体が減少に転じた」と説明した。”
…もう少し韓国の一般人(庶民)は借金のリスクと言うものを勉強した方が良いのでは…
実際に上の記事を補足するようなニュースが聯合ニュースに…
景気回復への期待感が膨らんでいるが、庶民は依然として貸付利子も返済できないほどの苦境に陥っている。金融業界が28日に明らかにしたところによると、利子が返済できず、信用回復委員会と韓国資産管理公社が進める信用回復支援プログラムを申請・相談した人は26日現在、64万5000人余りと集計されたとの事。
…韓国は(庶民の)借金が、やっぱりおかしいですよ。
最後に、これは中央日報ですが。
今年7月、非正規職保護法の適用を受けて正規職に切り替えなければならないか失業する境遇に置かれている非正規職勤労者が70万人程度いることがわかった。
(中略)
したがって非正規職保護法を改正しなければ7月、2年以上勤務した者約70万人が正規職に切り替えるか契約解除されるものと見込まれる。
…さて、彼らの運命は如何に?普通に考えて職が有るとは思えない訳ですが…
…とりあえず、今日の気になった記事は以上ですかね。
では、また明日。
余談
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=aDRIK48Wzqgg&refer=jp_asia
ブルームバーグでの拾い物。
…流石に米ドルは、こんな事にはならないと自分は信じていますが…
これは幾らなんでも悲観的過ぎでは…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
まずは最近の韓国の北朝鮮リスクですが。
北朝鮮に対して在韓米軍が監視レベルを1ほど引き上げて3から2にしました。
後、韓国の保守派議員の中では韓国も北朝鮮の動きを封じるために報復核を持つべきとの発言が出てきているようですね。 (と言っても社会の認知とか許容のレベルは日本と変わらない程度で、そういった議論をすべきだとの問題提議にしか過ぎないようですが)
それと北朝鮮との有事の際の指揮権をアメリカから韓国へ返せという要望が前大統領のノ・ムヒョン時代(彼は左派政権で北朝鮮寄り、反米の人だった)にあって、2012年に返還すると話は決まっていたのですが、一部からはやはりアメリカが指揮権を持っているべきだとの声が上がって来ている様です。但し韓国政府は、それは既に不可能だとの見解を示しているようですがね。
…しかし、今回の件は既にチキンレースの様になっていて…どう落とし所がつくんですかね。
後は米韓通貨スワップの満期日が今日来ています。額面は30億ドルほどです。
…とりあえず新ネタは以上ですね。
で、実際の相場ですが…
今日は急激にウォン高へ進んでいます。
1ドル=1269.2ウォンが昨日の終値でしたが、今日は始値が1ドル=1282.9ウォンと始値だけをみればウォン安だったものの、その後徐々にウォン高になり1ドル=1256.5ウォンで終了しました。
実際、韓国の株式市場の動向を見る限りでは個人投資家は今日も売りだったようですが、機関と外国人は買いがわだったようで、その結果今日だけでも相当ドル売り、ウォン買いが進んだ気がします。
(と言うか、どうも外国人投資家には既に北朝鮮の恫喝には慣れっこになってしまった気も…)
さて、最後に韓国経済の現況ですが…
まずは聯合ニュースから。
昨年の国の債務が前年比で9兆4000億ウォン増え308兆3000億ウォン(約23兆7300億円)と、300兆ウォンを超えた。政府は28日、監査院の監査結果を反映し最終確定した2008会計年度政府決算を国会に提出したと明らかにした。
韓国政府は順調に債務が増えているようで。
なお、KBSですが…
”韓国銀行が28日に発表したところによりますと、4月の経常収支は42億8000万ドルで、史上最大の黒字を記録した3月に比べると23億7000万ドル減りましたが、2月と3月に続いて3か月連続で黒字になりました。
輸出が減っているにもかかわらず、経常収支が黒字になっているのは、輸出よりも輸入が大きく減っているためです。”
との記事が…
…ちなみに…
韓国銀行は5月の経常収支は4月に比べて縮小するものの、30億ドル程度の黒字を維持すると予想しています。
…やはり韓国は絶賛、経済規模縮小中。
後は朝鮮日報に…
”韓国の家計信用残高、約6年ぶり減少
韓国の家計の借り入れが5年9カ月ぶりに減少に転じた。世界的な不況の影響で貸し出しが減り、消費も減ったためだ。
(中略)
韓銀のイ・サンヨン金融統計チーム課長は、「第1四半期に銀行を除いた金融会社らは貸し出しを減らした。消費が鈍る中、クレジットカード会社がリスク管理を強化し、各種サービスを縮小したため、家計信用全体が減少に転じた」と説明した。”
…もう少し韓国の一般人(庶民)は借金のリスクと言うものを勉強した方が良いのでは…
実際に上の記事を補足するようなニュースが聯合ニュースに…
景気回復への期待感が膨らんでいるが、庶民は依然として貸付利子も返済できないほどの苦境に陥っている。金融業界が28日に明らかにしたところによると、利子が返済できず、信用回復委員会と韓国資産管理公社が進める信用回復支援プログラムを申請・相談した人は26日現在、64万5000人余りと集計されたとの事。
…韓国は(庶民の)借金が、やっぱりおかしいですよ。
最後に、これは中央日報ですが。
今年7月、非正規職保護法の適用を受けて正規職に切り替えなければならないか失業する境遇に置かれている非正規職勤労者が70万人程度いることがわかった。
(中略)
したがって非正規職保護法を改正しなければ7月、2年以上勤務した者約70万人が正規職に切り替えるか契約解除されるものと見込まれる。
…さて、彼らの運命は如何に?普通に考えて職が有るとは思えない訳ですが…
…とりあえず、今日の気になった記事は以上ですかね。
では、また明日。
余談
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=aDRIK48Wzqgg&refer=jp_asia
ブルームバーグでの拾い物。
…流石に米ドルは、こんな事にはならないと自分は信じていますが…
これは幾らなんでも悲観的過ぎでは…
2009年05月27日
相変わらず北朝鮮は、韓国を恫喝しているようで…
んー嵐の前の静けさ?
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ソースは朝日。元ネタはロイターらしいですが。
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR200905270075.html
北朝鮮は27日、韓国が米国主導の大量破壊兵器拡散防止構想に参加を表明したことを受け、韓国に対する軍事攻撃を行うと警告した。
朝鮮中央通信(KCNA)は北朝鮮軍スポークスマンの発言として「われわれの平和な船舶に対する敵対的行動は、われわれの主権に対する容認できない侵害と受け止め、われわれは直ちに強力な軍事攻撃で対応する」と伝えた。
なお産経の方では…もう少し詳しく北朝鮮側の要求が出てますね。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090527/kor0905271732006-n1.htm
”北朝鮮の朝鮮中央通信が27日伝えた朝鮮人民軍板門店代表部の声明文の要旨は次の通り。
1、韓国の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)全面参加をわれわれに対する宣戦布告とみなす。
1、われわれの船舶に対する取り締まり、検査など、いかなるささいな敵対行為も、わが共和国の自主権への容認できない侵害とみなし、即時に強力な軍事的打撃で対応する。
1、わが軍はこれ以上、休戦協定に拘束されない。休戦協定が拘束力を失えば、朝鮮半島は直ちに戦争状態に戻り、わが革命武力は軍事的行動に移る。
1、黄海上の米韓軍艦および一般船舶の安全航海を担保できない。”
…まぁ、流石に、いつもの恫喝だとは思いますが。
後は、聯合ニュースに…
企画財政部などが27日までに明らかにしたところによると、韓国の国内総生産(GDP)は第1四半期に前四半期比0.1%増加した。GDPが前四半期比でプラスを記録したのはOECD加盟30カ国のうち韓国が唯一で、景気低迷速度が急速に鈍化していることを示すものだ。
…との記事が載っていました。
ちなみにウィキペディア辺りを見ていただければGDPの計算式が載ってますが…
”支出面から見た国内総生産
国内総支出(国内総生産)=民間消費+民間投資+政府支出+(財貨・サービスの輸出-輸入)”
…なので、 韓国の場合、財政出動の為に前倒しにした政府支出と経済縮小型の貿易収支黒字(輸入、輸出共に減ったが輸入の方の割合が輸出より、より減る率が高い為、見た目は黒字になる)がかなり効いているかと。
…ですので、この数値はレトリックで数字に意味が無いレベルの話で有るような気がします。
とりあえず、今日の新ネタは以上。
…で、実際の今日の相場ですが、少しだけですが更にウォン安が進行しました。
昨日の終値が1ドル=1262.8ウォンだったのに対し、今日の終値は1ドル=1269.2ウォンでした。
ちなみに始値は1ドル=1257.1ウォンからスタートで、最高値と最安値の幅は17.2ウォンですかね。
なお韓国の株の方ですが売買の様子を見ると、外国人投資家が更に株を買い増している様です。韓国の個人や機関投資家が投げ売りをしているのに対し、外国人投資家が、それを買いたたいている様で…
最後に韓国経済の現況ですが…
これは聯合ニュースですが、こんなレポートが…
”韓国企業の労働生産性が日本企業より10%程度低いことが分かった。
統計庁が27日に発刊した企業活動調査分析報告書によると、2005年と2006年の企業労働生産性は、日本を1とみた場合、韓国は1.10で、10%程度低いと分析された。労働生産性は、投入した労働量とその結果得られた生産量との比率で、数値が高いと生産性が低いことを意味する。
産業別では、電子産業で日本企業の労働生産性が韓国に比べ2倍以上高く、自動車など運送装備産業では日本が1.4倍上回った。
一方、生産設備に対する生産量を示す資本生産性は、日本が韓国に比べ10%程度低かった。日本の資本生産性は、2005年は韓国の68%水準、2006年は78%水準だった。ただ、自動車や造船を含む運送装備産業では、むしろ韓国が日本より平均9%程度低いと分析された。”
これを要約すると、労働者の質は日韓だと圧倒的に日本が良く、設備に対しての生産余力も日本の方が高いと言う事になりますが…。
後これも聯合ニュースですが…
”外国人投資を呼び込むため、国内に投資する外国人への現金支援が大幅に拡大される。
政府は27日に国家競争力強化委員会会議を開き、こうした内容を骨子とする国家競争力強化策を進めることに決めた。姜万洙(カン・マンス)国家競争力強化委員長は会見で、これからは座して待つのではなく集中的に投資を呼び込んでいくと説明した。
政府はまず、下半期に100大重点誘致企業を選定し、ハイレベル技術、部品素材、研究開発(R&D)などに支援分野を狭める一方、現在「1000万ドル(約9億5240万円)以上の投資時」となっている現金支援条件を2012年まで一時的に廃止することにした。また、投資額の一定率までに限り支援するとした規定も、弾力的に拡大運営する方針だ。
委員会はあわせて、経済自由区域(FEZ)の活性化に向け、域内の共同住宅には分譲価上限制を適用しないことに決めた。また交通運用システムの先進化を目指し、休日と週末には古宮や博物館、公園、体育施設、教会、聖堂、寺院などの周辺道路への駐停車を許可する方針だ。ソウルで7月から実施し、施行地域を順次拡大する。”
…韓国の場合、中小企業が育ちにくい土壌(大企業偏重主義と、過度の下請けいじめ)なのと、人材流出(単に働き口が無いから。大学を卒業しても有効求人倍率が0.25と4人に1人しか就職出来ない)とすぐに金のなるもの以外には投資しない土壌の為、技術開発や部品素材が弱いので、そちら関係で外国人投資家に支援して欲しい様ですね。
…まぁ、もっとも、どんな資料を見ても韓国人労働者の質は低いし、そのくせ給料は高いので支援を受けも進出したいって企業が何処まであるやら…
…しかし、聯合ニュースの、この文章、最後の投資家へ対しての優遇策が意味不明(苦笑)
周辺道路への駐停車って…国がとりあえず繁栄すれば法とか道徳を捻じ曲げて良いとでも思っているようで…
…とりあえず、気になる記事は以上です。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ソースは朝日。元ネタはロイターらしいですが。
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR200905270075.html
北朝鮮は27日、韓国が米国主導の大量破壊兵器拡散防止構想に参加を表明したことを受け、韓国に対する軍事攻撃を行うと警告した。
朝鮮中央通信(KCNA)は北朝鮮軍スポークスマンの発言として「われわれの平和な船舶に対する敵対的行動は、われわれの主権に対する容認できない侵害と受け止め、われわれは直ちに強力な軍事攻撃で対応する」と伝えた。
なお産経の方では…もう少し詳しく北朝鮮側の要求が出てますね。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090527/kor0905271732006-n1.htm
”北朝鮮の朝鮮中央通信が27日伝えた朝鮮人民軍板門店代表部の声明文の要旨は次の通り。
1、韓国の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)全面参加をわれわれに対する宣戦布告とみなす。
1、われわれの船舶に対する取り締まり、検査など、いかなるささいな敵対行為も、わが共和国の自主権への容認できない侵害とみなし、即時に強力な軍事的打撃で対応する。
1、わが軍はこれ以上、休戦協定に拘束されない。休戦協定が拘束力を失えば、朝鮮半島は直ちに戦争状態に戻り、わが革命武力は軍事的行動に移る。
1、黄海上の米韓軍艦および一般船舶の安全航海を担保できない。”
…まぁ、流石に、いつもの恫喝だとは思いますが。
後は、聯合ニュースに…
企画財政部などが27日までに明らかにしたところによると、韓国の国内総生産(GDP)は第1四半期に前四半期比0.1%増加した。GDPが前四半期比でプラスを記録したのはOECD加盟30カ国のうち韓国が唯一で、景気低迷速度が急速に鈍化していることを示すものだ。
…との記事が載っていました。
ちなみにウィキペディア辺りを見ていただければGDPの計算式が載ってますが…
”支出面から見た国内総生産
国内総支出(国内総生産)=民間消費+民間投資+政府支出+(財貨・サービスの輸出-輸入)”
…なので、 韓国の場合、財政出動の為に前倒しにした政府支出と経済縮小型の貿易収支黒字(輸入、輸出共に減ったが輸入の方の割合が輸出より、より減る率が高い為、見た目は黒字になる)がかなり効いているかと。
…ですので、この数値はレトリックで数字に意味が無いレベルの話で有るような気がします。
とりあえず、今日の新ネタは以上。
…で、実際の今日の相場ですが、少しだけですが更にウォン安が進行しました。
昨日の終値が1ドル=1262.8ウォンだったのに対し、今日の終値は1ドル=1269.2ウォンでした。
ちなみに始値は1ドル=1257.1ウォンからスタートで、最高値と最安値の幅は17.2ウォンですかね。
なお韓国の株の方ですが売買の様子を見ると、外国人投資家が更に株を買い増している様です。韓国の個人や機関投資家が投げ売りをしているのに対し、外国人投資家が、それを買いたたいている様で…
最後に韓国経済の現況ですが…
これは聯合ニュースですが、こんなレポートが…
”韓国企業の労働生産性が日本企業より10%程度低いことが分かった。
統計庁が27日に発刊した企業活動調査分析報告書によると、2005年と2006年の企業労働生産性は、日本を1とみた場合、韓国は1.10で、10%程度低いと分析された。労働生産性は、投入した労働量とその結果得られた生産量との比率で、数値が高いと生産性が低いことを意味する。
産業別では、電子産業で日本企業の労働生産性が韓国に比べ2倍以上高く、自動車など運送装備産業では日本が1.4倍上回った。
一方、生産設備に対する生産量を示す資本生産性は、日本が韓国に比べ10%程度低かった。日本の資本生産性は、2005年は韓国の68%水準、2006年は78%水準だった。ただ、自動車や造船を含む運送装備産業では、むしろ韓国が日本より平均9%程度低いと分析された。”
これを要約すると、労働者の質は日韓だと圧倒的に日本が良く、設備に対しての生産余力も日本の方が高いと言う事になりますが…。
後これも聯合ニュースですが…
”外国人投資を呼び込むため、国内に投資する外国人への現金支援が大幅に拡大される。
政府は27日に国家競争力強化委員会会議を開き、こうした内容を骨子とする国家競争力強化策を進めることに決めた。姜万洙(カン・マンス)国家競争力強化委員長は会見で、これからは座して待つのではなく集中的に投資を呼び込んでいくと説明した。
政府はまず、下半期に100大重点誘致企業を選定し、ハイレベル技術、部品素材、研究開発(R&D)などに支援分野を狭める一方、現在「1000万ドル(約9億5240万円)以上の投資時」となっている現金支援条件を2012年まで一時的に廃止することにした。また、投資額の一定率までに限り支援するとした規定も、弾力的に拡大運営する方針だ。
委員会はあわせて、経済自由区域(FEZ)の活性化に向け、域内の共同住宅には分譲価上限制を適用しないことに決めた。また交通運用システムの先進化を目指し、休日と週末には古宮や博物館、公園、体育施設、教会、聖堂、寺院などの周辺道路への駐停車を許可する方針だ。ソウルで7月から実施し、施行地域を順次拡大する。”
…韓国の場合、中小企業が育ちにくい土壌(大企業偏重主義と、過度の下請けいじめ)なのと、人材流出(単に働き口が無いから。大学を卒業しても有効求人倍率が0.25と4人に1人しか就職出来ない)とすぐに金のなるもの以外には投資しない土壌の為、技術開発や部品素材が弱いので、そちら関係で外国人投資家に支援して欲しい様ですね。
…まぁ、もっとも、どんな資料を見ても韓国人労働者の質は低いし、そのくせ給料は高いので支援を受けも進出したいって企業が何処まであるやら…
…しかし、聯合ニュースの、この文章、最後の投資家へ対しての優遇策が意味不明(苦笑)
周辺道路への駐停車って…国がとりあえず繁栄すれば法とか道徳を捻じ曲げて良いとでも思っているようで…
…とりあえず、気になる記事は以上です。
では、また明日。
2009年05月26日
韓国の北朝鮮リスク。
アメリカと中国とロシアはどう動きますかね?北朝鮮に対し。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
限りなくネタバレになりますが…
ロイターより。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-38212620090526
ちょっと長いですが全文掲載。
”北朝鮮による核実験実施の発表や新たなミサイル発射準備の報道を受け、前日から東アジア情勢に緊張感が高まっているが、近隣の韓国を除き日本や台湾、中国などの株式市場は比較的安定した値動きが続いている。
日本では中小型の防衛関連銘柄が選好されており、東南アジア系ファンドの買いも観測される。さらに、出遅れ感の強い東京市場は、韓国株売りの受け皿になり得る、との期待感も出ており、ファンド勢の動きに関心が高まっている。
26日のソウル株式市場は、高寄り後に下落した。総合株価指数は1%超下げている。前日の北朝鮮の核実験に加え、韓国の聯合ニュースが、韓国当局者の情報として、北朝鮮が26日か27日に同国西海岸で新たに短距離ミサイルを発射する準備を進めていると報じたことを受けて、北朝鮮関連銘柄が売られている。南北経済協力事業の開城(ケソン)工業団地で事業を展開する腕時計メーカーのロマンソン(026040.KQ: 株価, ニュース, レポート)が8.4%下落した。
さえない展開が続く韓国市場をにらみながら、東京市場が韓国株売りの受け皿になる、との思惑が出ている。韓国政府は経済活性化のため外貨の取り込みを模索しているが、外国人投資家はこのところ、空売り規制への不満などを理由に韓国市場から資金を引き揚げている。邦銀系の株式トレーダーは「韓国の上がらない株を売って日本の優良銘柄を買う動きがヘッジファンドを中心にみられそうだ」と指摘する。
市場では「手詰まり感が強まっていたところに、北朝鮮による核実験というサプライズが出て、日本は地理的に近いということから海外投資家も含めて様子見姿勢が強まり、利益確定売りが出ている」(みずほ証券投資情報部マーケットアナリストの高橋幸男氏)との声が出ている。一方で、北朝鮮の核実験やミサイル発射報道といった問題は「4月の長距離ミサイル発射に比べれば警戒感は強くない」(大手証券トレーダー)と、楽観ムードも聞かれる。
東京市場では、細谷火工(4274.Q: 株価, ニュース, レポート)、ツガミ(6101.T: 株価, ニュース, レポート)、旭精機工業(6111.NG: 株価, ニュース, レポート)といった中小型株が前日から防衛関連銘柄として物色されている。大手証券トレーダーは、個人投資家による買いの可能性を指摘するが、邦銀系の株式トレーダーは「5月に入ってから東南アジア系ファンドの買いが中小型株に出ている」と話す。実際、東証マザーズは5月に入ってから8%超上昇している。”
まぁ何というか北朝鮮の動向に関して、日本と台湾に関して株価に関しては、もうあまり動く要素ではないと言う事でしょうか。
逆に韓国では開城(ケソン)工業団地の事も有りえらい勢いで株価が下落したっぽいですね。
ちなみに関連記事を載せておくと、中央日報に…
ブルームバーグ通信によると、大手格付け機関スタンダード&プアーズ(S&P)は25日、北朝鮮の2度目の核実験と関連し「すぐに韓国の格付けに影響することはない」と明らかにした。フィッチも北核リスクは韓国の格付けにすでに反映されているという立場を明らかにしたと、ブルームバーグが伝えた。
…こんな内容の記事も。
実際に株価は下げたと言っても今日は外国人投資家は株を買っている側だったようです。
とりあえず、新ネタは以上です。
まぁ実際の相場ですが、ご想像通りかなりウォン安へ進みました。
昨日の終値は1ドル=1248.6ウォンでしたが、今日は始値が1ドル=1249.3ウォンとウォン安スタートで、開始からウォン安スタート。そのまま順調にウォン安へ動き、今日は1ドル=1262.8ウォンで引けました。
最後に韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報に双竜自動車に関しての続報が入っています。
双竜自動車は25日、企業再生のために現在進めているリストラを予定通り進める一方、工場の稼動及び新車販売資金の準備のため、同社が持っている遊休資産の早期売却を進める予定だと発表したとの事。
ちなみに同社の労組は21日から経営側のリストラ計画に反発して平沢工場を占拠し、全面ストに乗り出しているとも書いてあり、会社の再生はなるか予断を許さない所の様ですね。
後は、ちょっと長くなりますが聯合ニュースに…
”米国発の金融危機以降、国内企業のアジア市場に対する投資が半分近くに急減したことがわかった。
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は26日に発刊した金融危機以降の韓国・日本・中国のアジア進出戦略に関する報告書で、韓日中は金融危機以降、相反する対アジア戦略を駆使していると分析した。
韓国の場合、昨年下半期のアジア地域に対する投資が前年同期比で約50%近く減少した。同期間の全対外投資は27%減っている。これに対し、中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)地域を中心に攻撃的な海外投資を進めている。日本も昨年第3四半期はASEAN地域への投資が減少したものの、第4四半期には大幅に増加した。
ただ、韓国は相対的にベトナム、フィリピン、インドネシア、カンボジアのASEAN後発4カ国に対する投資は活発だとの分析だ。ベトナムの場合、2007年累計ベースで韓国が最大の投資国と集計された。
報告書は、中国は水力、電力、鉱物資源分野で合併・買収(M&A)形態の投資に重点を置いており、日本は世界的な株価下落と円高を活用し、国内市場の拡大に力を入れていると分析した。”
…アジア市場に対しての各国のスタンスがよく出ている記事ですね。
韓国は市場開拓に関し息切れ気味。中国は主に資源確保、日本は内需拡大と三様の状態が見てとれます。
後はKBSに…
”消費心理指数が1年ぶりに基準値の100を上まわり、景気回復に向けた期待感が大きくなっていることを裏付けました。
韓国銀行が全国のおよそ2200世帯を対象に行った5月の消費者動向調査によりますと、経済生活に対する消費者の心理を総合的に示す消費心理指数は105と、前の月に比べて7ポイント上昇し、1年ぶりに基準値の100を上回りました。
消費心理指数は今の生活状況や消費支出の見通し、景気判断など6項目にわたって指数を出し、総合的な指数が100を上まわると、今後の景気がよくなると思う人がそうでないと判断する人より多いことを意味します。
これについて韓国銀行の関係者は「国民所得と雇用の減少ぶりが鈍くなり、株式など資産の価値が上昇したことなどから、今後の景気に期待感を持つ人が多くなったようだ。しかし消費や投資はまだ回復したとはみられず、原油価格が上昇する可能性など不安材料もあるため、今後の消費心理指数が100以上を保ち続けるかどうかは、見極める必要がある」と分析しています。”
…との記事が上がってます。実際これは今後次第でしょうね。
…とりあえず、気になる記事は以上ですね。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
限りなくネタバレになりますが…
ロイターより。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-38212620090526
ちょっと長いですが全文掲載。
”北朝鮮による核実験実施の発表や新たなミサイル発射準備の報道を受け、前日から東アジア情勢に緊張感が高まっているが、近隣の韓国を除き日本や台湾、中国などの株式市場は比較的安定した値動きが続いている。
日本では中小型の防衛関連銘柄が選好されており、東南アジア系ファンドの買いも観測される。さらに、出遅れ感の強い東京市場は、韓国株売りの受け皿になり得る、との期待感も出ており、ファンド勢の動きに関心が高まっている。
26日のソウル株式市場は、高寄り後に下落した。総合株価指数は1%超下げている。前日の北朝鮮の核実験に加え、韓国の聯合ニュースが、韓国当局者の情報として、北朝鮮が26日か27日に同国西海岸で新たに短距離ミサイルを発射する準備を進めていると報じたことを受けて、北朝鮮関連銘柄が売られている。南北経済協力事業の開城(ケソン)工業団地で事業を展開する腕時計メーカーのロマンソン(026040.KQ: 株価, ニュース, レポート)が8.4%下落した。
さえない展開が続く韓国市場をにらみながら、東京市場が韓国株売りの受け皿になる、との思惑が出ている。韓国政府は経済活性化のため外貨の取り込みを模索しているが、外国人投資家はこのところ、空売り規制への不満などを理由に韓国市場から資金を引き揚げている。邦銀系の株式トレーダーは「韓国の上がらない株を売って日本の優良銘柄を買う動きがヘッジファンドを中心にみられそうだ」と指摘する。
市場では「手詰まり感が強まっていたところに、北朝鮮による核実験というサプライズが出て、日本は地理的に近いということから海外投資家も含めて様子見姿勢が強まり、利益確定売りが出ている」(みずほ証券投資情報部マーケットアナリストの高橋幸男氏)との声が出ている。一方で、北朝鮮の核実験やミサイル発射報道といった問題は「4月の長距離ミサイル発射に比べれば警戒感は強くない」(大手証券トレーダー)と、楽観ムードも聞かれる。
東京市場では、細谷火工(4274.Q: 株価, ニュース, レポート)、ツガミ(6101.T: 株価, ニュース, レポート)、旭精機工業(6111.NG: 株価, ニュース, レポート)といった中小型株が前日から防衛関連銘柄として物色されている。大手証券トレーダーは、個人投資家による買いの可能性を指摘するが、邦銀系の株式トレーダーは「5月に入ってから東南アジア系ファンドの買いが中小型株に出ている」と話す。実際、東証マザーズは5月に入ってから8%超上昇している。”
まぁ何というか北朝鮮の動向に関して、日本と台湾に関して株価に関しては、もうあまり動く要素ではないと言う事でしょうか。
逆に韓国では開城(ケソン)工業団地の事も有りえらい勢いで株価が下落したっぽいですね。
ちなみに関連記事を載せておくと、中央日報に…
ブルームバーグ通信によると、大手格付け機関スタンダード&プアーズ(S&P)は25日、北朝鮮の2度目の核実験と関連し「すぐに韓国の格付けに影響することはない」と明らかにした。フィッチも北核リスクは韓国の格付けにすでに反映されているという立場を明らかにしたと、ブルームバーグが伝えた。
…こんな内容の記事も。
実際に株価は下げたと言っても今日は外国人投資家は株を買っている側だったようです。
とりあえず、新ネタは以上です。
まぁ実際の相場ですが、ご想像通りかなりウォン安へ進みました。
昨日の終値は1ドル=1248.6ウォンでしたが、今日は始値が1ドル=1249.3ウォンとウォン安スタートで、開始からウォン安スタート。そのまま順調にウォン安へ動き、今日は1ドル=1262.8ウォンで引けました。
最後に韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報に双竜自動車に関しての続報が入っています。
双竜自動車は25日、企業再生のために現在進めているリストラを予定通り進める一方、工場の稼動及び新車販売資金の準備のため、同社が持っている遊休資産の早期売却を進める予定だと発表したとの事。
ちなみに同社の労組は21日から経営側のリストラ計画に反発して平沢工場を占拠し、全面ストに乗り出しているとも書いてあり、会社の再生はなるか予断を許さない所の様ですね。
後は、ちょっと長くなりますが聯合ニュースに…
”米国発の金融危機以降、国内企業のアジア市場に対する投資が半分近くに急減したことがわかった。
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は26日に発刊した金融危機以降の韓国・日本・中国のアジア進出戦略に関する報告書で、韓日中は金融危機以降、相反する対アジア戦略を駆使していると分析した。
韓国の場合、昨年下半期のアジア地域に対する投資が前年同期比で約50%近く減少した。同期間の全対外投資は27%減っている。これに対し、中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)地域を中心に攻撃的な海外投資を進めている。日本も昨年第3四半期はASEAN地域への投資が減少したものの、第4四半期には大幅に増加した。
ただ、韓国は相対的にベトナム、フィリピン、インドネシア、カンボジアのASEAN後発4カ国に対する投資は活発だとの分析だ。ベトナムの場合、2007年累計ベースで韓国が最大の投資国と集計された。
報告書は、中国は水力、電力、鉱物資源分野で合併・買収(M&A)形態の投資に重点を置いており、日本は世界的な株価下落と円高を活用し、国内市場の拡大に力を入れていると分析した。”
…アジア市場に対しての各国のスタンスがよく出ている記事ですね。
韓国は市場開拓に関し息切れ気味。中国は主に資源確保、日本は内需拡大と三様の状態が見てとれます。
後はKBSに…
”消費心理指数が1年ぶりに基準値の100を上まわり、景気回復に向けた期待感が大きくなっていることを裏付けました。
韓国銀行が全国のおよそ2200世帯を対象に行った5月の消費者動向調査によりますと、経済生活に対する消費者の心理を総合的に示す消費心理指数は105と、前の月に比べて7ポイント上昇し、1年ぶりに基準値の100を上回りました。
消費心理指数は今の生活状況や消費支出の見通し、景気判断など6項目にわたって指数を出し、総合的な指数が100を上まわると、今後の景気がよくなると思う人がそうでないと判断する人より多いことを意味します。
これについて韓国銀行の関係者は「国民所得と雇用の減少ぶりが鈍くなり、株式など資産の価値が上昇したことなどから、今後の景気に期待感を持つ人が多くなったようだ。しかし消費や投資はまだ回復したとはみられず、原油価格が上昇する可能性など不安材料もあるため、今後の消費心理指数が100以上を保ち続けるかどうかは、見極める必要がある」と分析しています。”
…との記事が上がってます。実際これは今後次第でしょうね。
…とりあえず、気になる記事は以上ですね。
では、また明日。
2009年05月25日
やはり韓国の場合、順調に対外債務が増えているようで。
韓国ではノ・ムヒョン前大統領が自殺なされましたね…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
…北朝鮮で核実験が有ったようですね。
後は地対空の短距離ミサイルの試射とか。
次に聯合ニュースですが。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/25/0200000000AJP20090525001000882.HTML
ちょっと長いかも知れませんが。記事の全文を載せておきます。
公営企業の対外債務と通貨当局の対外債務がいずれも過去最高を記録した。
韓国銀行が25日に明らかにしたところによると、公営企業の対外債務は3月末現在、99億600万ドル(約9364億円)で、前年同期(84億3400万ドル)比17.5%増加し、関連統計開始の1994年以降で最大を記録した。公営企業の対外債務は、昨年6月末が89億9100万ドル、同9月末が92億4200万ドル、12月末が97億5600万ドルと、増加が続く傾向にある。
一方、公営企業の対外債権は9億3600万ドルにとどまった。これにより、公営企業の対外債権から対外債務を引いた純対外債権はマイナス89億7100万ドルと集計された。
韓国銀行関係者は、比較的規模の大きな公営企業が海外で債券を発行しており、対外債務の増加が続いていると説明した。
通貨当局(韓国銀行と外国為替平衡基金)の対外債務は、3月末現在、337億9900万ドルで、前年同期(251億ドル)より34.7%増加した。これも過去最大を記録した。
韓国銀行関係者は、韓米通貨スワップ協定により、米連邦準備制度理事会(FRB)からドル資金の貸し付けを受けた影響が大きいほか、外国人が買い入れる通貨安定証券も、対外債務として集計されていると説明した。
…やっぱり、韓国の場合は順調に債務(借金)は増えていっているようで。
…とりあえず、新ネタは以上ですね。
実際の相場は若干ウォン安へ動きました。
先週末の時点で終値は1ドル=1247.4ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1243.6ウォンとウォン高スタートしました、ただ、そこからはウォン安方面へ動き、一時は1ドル=1269.1ウォンまで急激に安くなります。ただ、そこから盛り返し今日は1ドル=1248.6ウォンで終了しました。
新聞などを読んでいる限りでは北朝鮮の核実験が一時的(限定的)とは言え響いたとの事です。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報に…
”金融監督院が24日、国会政務委員会に提出した資料によると、世界的な金融危機が発生した昨年9月以降、企業のリストラや不況の中で債務の延滞が増えたため、金融機関の不良債権が1.5倍に拡大し、31兆ウォン(約2兆3700億円)を記録したことが分かった。昨年9月末に比べ、10兆4000億ウォン(約7900億円)増えた計算だ。
不良債権が急増した理由は、金融危機が実体経済の低迷につながり、債務を返済できない家庭や企業が増えた上、建設会社と造船会社のリストラで見込まれる不良債権を金融機関があらかじめ引き当て処理したためだ。”
…こんな記事が上がって来てましたかね。
とりあえず、現在までの状況ですが、世界的な金融危機から今までの被害額(今回は金融機関の不良債権だけですが…)が試算された訳です。
さて、1.5倍は少ないと見るべきか大きいと見るべきか…ですね。
ちなみに企業側も…(こちらのソースは聯合ニュースです)
グローバル金融危機が発生した昨年10月以降、国内5大企業で役員200人以上が職を退いたことがわかった。
25日に発表されたサムスン電子、ポスコ、現代重工業、LG電子、現代自動車の四半期報告書を分析した結果によると、金融危機がピークに達した昨年10月からことし3月までの6カ月間で、204人の役員が退職または役職を退いたとみられる。
…との事。
まぁ子会社への出向とかも有るかもとの事ですが、韓国の場合、一流企業の役員も色々と大変だったようですよ。
なお全体的な失業率の比較が、やはり聯合ニュースに出てましたが…
企画財政部などが25日に明らかにしたところによると、国際通貨基金(IMF)は先ごろ、先進33カ国の失業・雇用見通しで、韓国の失業率は昨年の3.2%からことしは3.8%に0.6ポイント上昇すると分析した。33カ国中、日本と並び最も上昇幅が小さい。ことし失業率が上昇し雇用問題が発生するものの、先進国のなかでは最も衝撃は少ないという評価だと分析できる。
(中略)
失業率の数値だけを見た場合、韓国の3%台は大変低い水準だが、これは求職放棄者らが非経済活動人口に分類される韓国の特殊性を反映したもので、IMFは大きな意味を置いておらず、各国の失業率騰落を重点的に見ている。
…記事自体が自画自賛気味でしたが必要な事を抜粋すると、こんな感じですか。
韓国の場合、実質的な失業率は、この文章からも読み取れるように実際はもっと高い筈です。
一応、この記事では…
企画財政部関係者は「景気低迷で世界が苦しんでいるが、韓国は大規模財政支出で雇用を創出し、ワークシェアリングも実施するなど、失業大乱を防いでいる」と話し、来年は韓国の景気回復が可視化し、失業問題も徐々に改善されるとの見方を示した。
…と結んでいましたが、韓国の場合、何分貿易で成り立っている国ですから。政府がこう言っていても実際は、この通りに行くかとなれば、かなり難しいのではないでしょうか?
基本的に輸出した製品の売り上げ(正確に言うと、そこからもたらされる利益)が無いと国が成り立たない訳ですから。全世界でも回復は遅い部類に入るのでは…と思えてならないです。
とりあえず、今日の気になる記事は以上ですかね。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
…北朝鮮で核実験が有ったようですね。
後は地対空の短距離ミサイルの試射とか。
次に聯合ニュースですが。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/25/0200000000AJP20090525001000882.HTML
ちょっと長いかも知れませんが。記事の全文を載せておきます。
公営企業の対外債務と通貨当局の対外債務がいずれも過去最高を記録した。
韓国銀行が25日に明らかにしたところによると、公営企業の対外債務は3月末現在、99億600万ドル(約9364億円)で、前年同期(84億3400万ドル)比17.5%増加し、関連統計開始の1994年以降で最大を記録した。公営企業の対外債務は、昨年6月末が89億9100万ドル、同9月末が92億4200万ドル、12月末が97億5600万ドルと、増加が続く傾向にある。
一方、公営企業の対外債権は9億3600万ドルにとどまった。これにより、公営企業の対外債権から対外債務を引いた純対外債権はマイナス89億7100万ドルと集計された。
韓国銀行関係者は、比較的規模の大きな公営企業が海外で債券を発行しており、対外債務の増加が続いていると説明した。
通貨当局(韓国銀行と外国為替平衡基金)の対外債務は、3月末現在、337億9900万ドルで、前年同期(251億ドル)より34.7%増加した。これも過去最大を記録した。
韓国銀行関係者は、韓米通貨スワップ協定により、米連邦準備制度理事会(FRB)からドル資金の貸し付けを受けた影響が大きいほか、外国人が買い入れる通貨安定証券も、対外債務として集計されていると説明した。
…やっぱり、韓国の場合は順調に債務(借金)は増えていっているようで。
…とりあえず、新ネタは以上ですね。
実際の相場は若干ウォン安へ動きました。
先週末の時点で終値は1ドル=1247.4ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1243.6ウォンとウォン高スタートしました、ただ、そこからはウォン安方面へ動き、一時は1ドル=1269.1ウォンまで急激に安くなります。ただ、そこから盛り返し今日は1ドル=1248.6ウォンで終了しました。
新聞などを読んでいる限りでは北朝鮮の核実験が一時的(限定的)とは言え響いたとの事です。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報に…
”金融監督院が24日、国会政務委員会に提出した資料によると、世界的な金融危機が発生した昨年9月以降、企業のリストラや不況の中で債務の延滞が増えたため、金融機関の不良債権が1.5倍に拡大し、31兆ウォン(約2兆3700億円)を記録したことが分かった。昨年9月末に比べ、10兆4000億ウォン(約7900億円)増えた計算だ。
不良債権が急増した理由は、金融危機が実体経済の低迷につながり、債務を返済できない家庭や企業が増えた上、建設会社と造船会社のリストラで見込まれる不良債権を金融機関があらかじめ引き当て処理したためだ。”
…こんな記事が上がって来てましたかね。
とりあえず、現在までの状況ですが、世界的な金融危機から今までの被害額(今回は金融機関の不良債権だけですが…)が試算された訳です。
さて、1.5倍は少ないと見るべきか大きいと見るべきか…ですね。
ちなみに企業側も…(こちらのソースは聯合ニュースです)
グローバル金融危機が発生した昨年10月以降、国内5大企業で役員200人以上が職を退いたことがわかった。
25日に発表されたサムスン電子、ポスコ、現代重工業、LG電子、現代自動車の四半期報告書を分析した結果によると、金融危機がピークに達した昨年10月からことし3月までの6カ月間で、204人の役員が退職または役職を退いたとみられる。
…との事。
まぁ子会社への出向とかも有るかもとの事ですが、韓国の場合、一流企業の役員も色々と大変だったようですよ。
なお全体的な失業率の比較が、やはり聯合ニュースに出てましたが…
企画財政部などが25日に明らかにしたところによると、国際通貨基金(IMF)は先ごろ、先進33カ国の失業・雇用見通しで、韓国の失業率は昨年の3.2%からことしは3.8%に0.6ポイント上昇すると分析した。33カ国中、日本と並び最も上昇幅が小さい。ことし失業率が上昇し雇用問題が発生するものの、先進国のなかでは最も衝撃は少ないという評価だと分析できる。
(中略)
失業率の数値だけを見た場合、韓国の3%台は大変低い水準だが、これは求職放棄者らが非経済活動人口に分類される韓国の特殊性を反映したもので、IMFは大きな意味を置いておらず、各国の失業率騰落を重点的に見ている。
…記事自体が自画自賛気味でしたが必要な事を抜粋すると、こんな感じですか。
韓国の場合、実質的な失業率は、この文章からも読み取れるように実際はもっと高い筈です。
一応、この記事では…
企画財政部関係者は「景気低迷で世界が苦しんでいるが、韓国は大規模財政支出で雇用を創出し、ワークシェアリングも実施するなど、失業大乱を防いでいる」と話し、来年は韓国の景気回復が可視化し、失業問題も徐々に改善されるとの見方を示した。
…と結んでいましたが、韓国の場合、何分貿易で成り立っている国ですから。政府がこう言っていても実際は、この通りに行くかとなれば、かなり難しいのではないでしょうか?
基本的に輸出した製品の売り上げ(正確に言うと、そこからもたらされる利益)が無いと国が成り立たない訳ですから。全世界でも回復は遅い部類に入るのでは…と思えてならないです。
とりあえず、今日の気になる記事は以上ですかね。
では、また明日。
2009年05月22日
韓国の為替介入がブルームバーグに書かれています。
えーと、四月の記録は…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ブルームバーグですが。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=a40ALBYmUl8I&refer=jp_asia
お題は、”アジア各国中銀:自国通貨の上昇抑制でドル買い介入-HSBC”
4月にシンガポールとマレーシアを除くアジアの複数の中央銀行が、自国通貨の上昇を抑えるために4月にドル買いを実施とのニュースですね。
韓国に関しては4月中に22億ドル程やったって書いてますが。
で、気になったのが当時のレート。介入を複数回に分けたのか一挙にかけたか、また介入日は判りませんが…
4月の末日から1300ウォンを確実にきり始めた筈ですから、どっちにせよ韓国は既に経済的にレッドゾーンに入っている事になりますね。
で、4月の外貨準備高は61億ドル前後増え、うち30億ドルほどは海外からの債務(外平債)。残りの31億ドル程度のうち、この22億ドルが積まれたって事になりますか。
まぁそれは良い(本当は良くは無い)んですが、そうすると問題点の一つは、相変わらず韓国政府の介入は焼け石に水なのが判ると言う事と…。
…後は、ウォン高に介入するにはドルを買い、その代償としてウォンを売らないといけませんが…実は、さっきちらりと書いた外平債って言うのが韓国にとっての原資に当たる訳で、これでウォンとドルを調整する際に使う基金の補充(韓国は既に慢性的な赤字体質で自分だけでは資金を工面できない)をしているのですが…。この調子で債務を発行し続けると海外へ返済しなければいけない借金が無限に増えていく話になりそうなんですが。
…ちなみに、ウォン高をウォン安へにする為にウォンを売れば韓国の場合、市場に流通するウォンがあふれる、そうすると、今度は通貨の価値が下がるのでウォンの回収作業が必要。但しウォンを回収するのにドルを使うのは本末転倒になるので、それを吸収するために韓国は通貨安定証券なるものを発行しているのですが、これも購入者に金利を払う債権なんで、韓国の場合は加速度的に借金が増えている筈なんですけど。
…まぁ韓国が詰んでいるのは今に始まった事ではないですけどね。
とりあえず新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが…
昨日の終値が1ドル=1251ウォンだったのに対し、今日は1ドル=1248.4ウォンと少しだけですが更にウォン高へ。
ちなみに始値は1ドル=1247.1ウォンでしたから、それでも始値から見れば少しは安くなったって事ですが。
さて、恒例の韓国経済の現況ですが…
双竜自動車のストの話の続報ですが、工場閉鎖レベルに行ったらしいですね。
(どうも工場内に立てこもっているらしい)
債権団はリストラ等の改善策を受け入れない場合は、破綻している会社の清算も視野に入れているって既に言っている訳ですが。
…やはり、時間の問題ですかねぇ。
後、これは中央日報の記事ですが。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115581&servcode=300§code=300
お題は”うれしい米系資金…22カ月ぶりの「Buy Korea」へ”
内容を一部を引用すると…
”最近、韓国株式市場はすっかり外国人投資家に頼っている。
「実弾不足」で機関投資家が消極的になっている状況で、証券市場は、外国人投資家が買いに出ると上昇し、売りに出ると下落した。”
…常識的に考えると韓国の場合、外国人投資家が韓国で株を買う場合、ドルをウォンに変えてから買うので、株を買われれば買われるほどウォン高に…
…とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
そして、今週はこれで終わりです。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ブルームバーグですが。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=a40ALBYmUl8I&refer=jp_asia
お題は、”アジア各国中銀:自国通貨の上昇抑制でドル買い介入-HSBC”
4月にシンガポールとマレーシアを除くアジアの複数の中央銀行が、自国通貨の上昇を抑えるために4月にドル買いを実施とのニュースですね。
韓国に関しては4月中に22億ドル程やったって書いてますが。
で、気になったのが当時のレート。介入を複数回に分けたのか一挙にかけたか、また介入日は判りませんが…
4月の末日から1300ウォンを確実にきり始めた筈ですから、どっちにせよ韓国は既に経済的にレッドゾーンに入っている事になりますね。
で、4月の外貨準備高は61億ドル前後増え、うち30億ドルほどは海外からの債務(外平債)。残りの31億ドル程度のうち、この22億ドルが積まれたって事になりますか。
まぁそれは良い(本当は良くは無い)んですが、そうすると問題点の一つは、相変わらず韓国政府の介入は焼け石に水なのが判ると言う事と…。
…後は、ウォン高に介入するにはドルを買い、その代償としてウォンを売らないといけませんが…実は、さっきちらりと書いた外平債って言うのが韓国にとっての原資に当たる訳で、これでウォンとドルを調整する際に使う基金の補充(韓国は既に慢性的な赤字体質で自分だけでは資金を工面できない)をしているのですが…。この調子で債務を発行し続けると海外へ返済しなければいけない借金が無限に増えていく話になりそうなんですが。
…ちなみに、ウォン高をウォン安へにする為にウォンを売れば韓国の場合、市場に流通するウォンがあふれる、そうすると、今度は通貨の価値が下がるのでウォンの回収作業が必要。但しウォンを回収するのにドルを使うのは本末転倒になるので、それを吸収するために韓国は通貨安定証券なるものを発行しているのですが、これも購入者に金利を払う債権なんで、韓国の場合は加速度的に借金が増えている筈なんですけど。
…まぁ韓国が詰んでいるのは今に始まった事ではないですけどね。
とりあえず新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが…
昨日の終値が1ドル=1251ウォンだったのに対し、今日は1ドル=1248.4ウォンと少しだけですが更にウォン高へ。
ちなみに始値は1ドル=1247.1ウォンでしたから、それでも始値から見れば少しは安くなったって事ですが。
さて、恒例の韓国経済の現況ですが…
双竜自動車のストの話の続報ですが、工場閉鎖レベルに行ったらしいですね。
(どうも工場内に立てこもっているらしい)
債権団はリストラ等の改善策を受け入れない場合は、破綻している会社の清算も視野に入れているって既に言っている訳ですが。
…やはり、時間の問題ですかねぇ。
後、これは中央日報の記事ですが。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115581&servcode=300§code=300
お題は”うれしい米系資金…22カ月ぶりの「Buy Korea」へ”
内容を一部を引用すると…
”最近、韓国株式市場はすっかり外国人投資家に頼っている。
「実弾不足」で機関投資家が消極的になっている状況で、証券市場は、外国人投資家が買いに出ると上昇し、売りに出ると下落した。”
…常識的に考えると韓国の場合、外国人投資家が韓国で株を買う場合、ドルをウォンに変えてから買うので、株を買われれば買われるほどウォン高に…
…とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
そして、今週はこれで終わりです。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
2009年05月21日
これは法治の概念が無いよねぇ。
…法治国家とは、とても思えないなぁ。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
今日と28日に米韓通貨スワップの満期日ですか。
それぞれ、40億ドルと30億ドルの返還ですね。
後、これですが…
ネタ元は朝鮮日報なんですが…
http://www.chosunonline.com/news/20090521000006
李允鎬(イ・ユンホ)知識経済部長官は20日、「新たな経済成長の原動力となり得る分野の企業に対し、税務調査を猶予する方向で検討している」と述べたとの事。
…はぁ。つまり国が脱税とかを黙認すると。法治国家とは、とても思えませんね。
まぁ親日法とか、世界的な大不況に突入してから生活苦の犯罪は罪を軽くして刑務所から仮釈放とかを知っていますから、韓国が法治国家とは思っていませんでしたけどね。
単に、また実感しただけです。
次にこれですが…
http://www.chosunonline.com/news/20090521000017
国税庁による総合所得税通知に165万人が混乱
まぁ読んでみれば分かりますけど。記事のっけておきます。
”サラリーマンのチョンさん(36)は今月初め、国税庁から「総合所得税確定申告案内」と書かれた郵便物を受け取り、非常に驚いた。昨年、2万5000ウォン(約1900円)の事業所得があるため、6月1日までに総合所得税を申告・納付するようにとの通知だった。チョンさんが国税庁に問い合わせた結果、この所得はチョンさんが昨年、ある雑誌に読者投稿したときに得た原稿料で、既に3.3%の事業所得税を源泉徴収されている。国税庁の職員はチョンさんに対し、「もともと原稿料は『そのほかの所得』であり、雑誌社が誤って「事業所得」として処理したものだが、そのほかの所得として計算すると、さらに270ウォン(約20円)の納付を要する」と説明した。
(中略)
最近、事業所得がわずか1ウォン(約8銭)でもあれば納税させるよう、国税庁が「総合所得税確定申告案内」を165万人に対して発送したため、納税者たちは混乱している。国税庁は昨年まで、収入金額(売上額)が500万ウォン(約38万円)以下の事業所得に対しては総合所得税案内を発送しなかった。
各種経費や人的控除まで除くと徴収する税金はほとんどなくなる上、数千-数万ウォン(数百-数千円)の税金を徴収するための徴税費用や人件費などを考えると、実益がないと判断したためだ。しかし、今年は収益金額にかかわらずすべての事業所得者に案内を発送した。国税庁が165万人に案内を送ったのは、今年から低所得の労働者に支給される勤労奨励金(EITC)の対象者を把握するためだ。”
…いったい何処まで金に困ってるんだよ。
まぁ元凶の一つには、聯合ニュースに有ったこれも…
企画財政部が21日に明らかにしたところによると、第1四半期の統合財政収支は12兆4000億ウォン(約9392億円)の赤字を計上した。
第1四半期の収入は経常収入が68兆1560億ウォンなど合わせて68兆5820億ウォン。支出・純融資は経常支出が62兆3630億ウォン、資本支出が13兆8320億ウォン、純融資が4兆8120億ウォンの総額81兆70億ウォンだった。統合財政収支から国民年金基金、雇用保険基金など社会保障性基金の黒字を除いた管理対象収支は21兆9000億ウォンの赤字。
政府はことし28兆4000億ウォンの追加補正予算まで執行する場合、統合財政収支は22兆ウォンの赤字、管理対象収支は51兆ウォンの赤字を計上するものと見込んでいる。
…有る気がしますが。
ちなみに韓国にインフレが起こっているかですが、聯合ニュースに…
韓国銀行は21日、非常経済対策会議に提出した資料を通じ、市中の流動性は相当な副作用を招くほど過度に供給されてはいないと明らかにした。現状では流動性増加がインフレ圧力や資産価格の全般的な上昇を招いているとは見なし難いと説明している。
…と談話を発表。但し、同じ聯合ニュースの別のニュースになりますがイ・ミョンバク大統領の談話で…
市中の短期性受信額が811兆ウォン(約61兆円)に達し、過剰流動性論争が起きていることと関連し、流動資金の規模や性格など実体をきちんと分析すべきだと指摘した。
…との談話がのっており、それからすると当局側の把握も、あまり進んでないのでは?と言う気もします。
なお、国家の借金ですが聯合ニュースに記事が上がっています。
”対外債務が2四半期連続で減少したが、債務残高が保有する対外資産(債権)を上回る純債務国に変わりはない。
韓国銀行が21日に発表した国際投資対照表(速報値)によると、3月末の韓国の対外債務残高は3693億3000万ドル(約34兆9050億円)と、昨年末に比べ117億3000万ドル減少し、2007年第3四半期以来の低水準となった。対外債務残高は2002年から上昇曲線を描き始め、昨年第3四半期には4255億2000万ドルに達した。金融危機で海外からの借り入れが難しくなったことから、同第4四半期には450億ドルという四半期ベースで最大の減少幅を記録したのに続き、今年第1四半期も減少した。
このうち短期外債は、昨年末の1510億6000万ドルから1481億4000万ドルへと29億2000万ドル、長期外債も2300億ドルから2211億9000万ドルへと88億1000万ドル、それぞれ減った。短期外債と満期まで1年以内の長期外債を足した流動外債残高は3月末現在で1857億7000万ドルと、昨年末より82億2000万ドル少ない。外貨準備高比の流動外債も96.4%から90.0%へ6.4ポイント下がった。この割合は通常、100%未満なら安定した水準と評価される。
一方、対外債権残高は昨年末から29億4000万ドル減り3454億8000万ドルと集計された。ここから対外債務を引くとマイナス238億5000万ドルで、昨年末よりマイナス幅は縮小したものの、依然として純債務国のままだ。韓国は昨年9月末、8年ぶりに純債務国に転落した。”
幾らかウォン安からウォン高へ振れたことで債務の目減りと、返しやすさが増しました(債務を返済する際にドル建てならドルへユーロ建てならユーロへ、円建てなら円にウォンを交換して相手に渡さなければいけませんがウォンが高ければ、少ないウォンで沢山債務が返せるようになりますので)けど、韓国の外貨準備高って債務込みで最近のデーターで2125億ドル。
外貨準備高は…国の対外債務への支払いにも使われますよね?
出来る限りロールオーバー(簡単に言うなら借金の繰越)するつもり(だって短期で返済する必要の債務と相殺すると外貨準備高の9割近くが無くなるので事実上無理)でしょうが…幾らなんでも借金や、その利子を考えると…世界経済に、もう本当に何も起こらなければ或いは今しばらくはしのげる(ただ単にしばらく、しのげるだけ)かも知れませんが…逆に何か起これば即終了レベルでは…。
…とりあえず、新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが…
今日は若干ウォン高へ振れていますね。
昨日の終値は1ドル=1251ウォンだったのに対し、今日は始値から1ドル=1247.1ウォン。
終値が1ドル=1248.4ウォンと昨日に比べて終値は2.6ウォン程高くなって終わっています。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
破綻して再生中の双竜自動車ですがストが発生しているようですね。
…このブログで前にも書きましたが、債権団側はリストラ等が実行されて収益性が上がる構造にならないと会社を潰して清算にと言う話です。ちなみに今回のストは、そのリストラが飲めないから。
…もう駄目かも知れませんね。
次に朝鮮日報の記事ですが…
企画財政部関係者は20日、市中の浮動資金の規模が811兆ウォン(約62兆円)に膨らんでいることに関連し、住宅市場などの過熱を防ぎ、企業の投資活動に資金を誘導するため、複数の投資ファンドを創設する方針を明らかにした。また、昨年9月以降の世界的な金融危機による低金利政策で膨らんだ流動性の回収に乗り出すほど景気は改善してはいないと判断。利上げや国債発行による流動性回収措置は当分取らない方針を固めたとの事。
…どうせ、このファンドも外国人投資家が買ってってパターンになるのでは。
そうすると、また一層、海外に貴重なドルが流れて国内にウォンがあふれてってパターンを加速しないかな?
…なんて想像が。
あと同じ、企画財務部つながりのニュースだと…
企画財政部の許京旭(ホ・ギョンウク)第1次官は20日、大企業のリストラと関連し、債権銀行と財務構造改善約定を結ぶのが妥当なのにもかかわらず応じない場合、融資回収などさまざまな不利益を受けることになるとの考えを示した。
…等と言うニュースが朝鮮日報に流れてますね。
これは国が処方に従って企業が財務改善しないなら金は貸さないって明言した訳ですね。
裏を返せば金は貸しても口を出すなと言う風に、つまり企業や労組から陰ひなたに相当抵抗を受けている様にも取れますが…
とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
今日と28日に米韓通貨スワップの満期日ですか。
それぞれ、40億ドルと30億ドルの返還ですね。
後、これですが…
ネタ元は朝鮮日報なんですが…
http://www.chosunonline.com/news/20090521000006
李允鎬(イ・ユンホ)知識経済部長官は20日、「新たな経済成長の原動力となり得る分野の企業に対し、税務調査を猶予する方向で検討している」と述べたとの事。
…はぁ。つまり国が脱税とかを黙認すると。法治国家とは、とても思えませんね。
まぁ親日法とか、世界的な大不況に突入してから生活苦の犯罪は罪を軽くして刑務所から仮釈放とかを知っていますから、韓国が法治国家とは思っていませんでしたけどね。
単に、また実感しただけです。
次にこれですが…
http://www.chosunonline.com/news/20090521000017
国税庁による総合所得税通知に165万人が混乱
まぁ読んでみれば分かりますけど。記事のっけておきます。
”サラリーマンのチョンさん(36)は今月初め、国税庁から「総合所得税確定申告案内」と書かれた郵便物を受け取り、非常に驚いた。昨年、2万5000ウォン(約1900円)の事業所得があるため、6月1日までに総合所得税を申告・納付するようにとの通知だった。チョンさんが国税庁に問い合わせた結果、この所得はチョンさんが昨年、ある雑誌に読者投稿したときに得た原稿料で、既に3.3%の事業所得税を源泉徴収されている。国税庁の職員はチョンさんに対し、「もともと原稿料は『そのほかの所得』であり、雑誌社が誤って「事業所得」として処理したものだが、そのほかの所得として計算すると、さらに270ウォン(約20円)の納付を要する」と説明した。
(中略)
最近、事業所得がわずか1ウォン(約8銭)でもあれば納税させるよう、国税庁が「総合所得税確定申告案内」を165万人に対して発送したため、納税者たちは混乱している。国税庁は昨年まで、収入金額(売上額)が500万ウォン(約38万円)以下の事業所得に対しては総合所得税案内を発送しなかった。
各種経費や人的控除まで除くと徴収する税金はほとんどなくなる上、数千-数万ウォン(数百-数千円)の税金を徴収するための徴税費用や人件費などを考えると、実益がないと判断したためだ。しかし、今年は収益金額にかかわらずすべての事業所得者に案内を発送した。国税庁が165万人に案内を送ったのは、今年から低所得の労働者に支給される勤労奨励金(EITC)の対象者を把握するためだ。”
…いったい何処まで金に困ってるんだよ。
まぁ元凶の一つには、聯合ニュースに有ったこれも…
企画財政部が21日に明らかにしたところによると、第1四半期の統合財政収支は12兆4000億ウォン(約9392億円)の赤字を計上した。
第1四半期の収入は経常収入が68兆1560億ウォンなど合わせて68兆5820億ウォン。支出・純融資は経常支出が62兆3630億ウォン、資本支出が13兆8320億ウォン、純融資が4兆8120億ウォンの総額81兆70億ウォンだった。統合財政収支から国民年金基金、雇用保険基金など社会保障性基金の黒字を除いた管理対象収支は21兆9000億ウォンの赤字。
政府はことし28兆4000億ウォンの追加補正予算まで執行する場合、統合財政収支は22兆ウォンの赤字、管理対象収支は51兆ウォンの赤字を計上するものと見込んでいる。
…有る気がしますが。
ちなみに韓国にインフレが起こっているかですが、聯合ニュースに…
韓国銀行は21日、非常経済対策会議に提出した資料を通じ、市中の流動性は相当な副作用を招くほど過度に供給されてはいないと明らかにした。現状では流動性増加がインフレ圧力や資産価格の全般的な上昇を招いているとは見なし難いと説明している。
…と談話を発表。但し、同じ聯合ニュースの別のニュースになりますがイ・ミョンバク大統領の談話で…
市中の短期性受信額が811兆ウォン(約61兆円)に達し、過剰流動性論争が起きていることと関連し、流動資金の規模や性格など実体をきちんと分析すべきだと指摘した。
…との談話がのっており、それからすると当局側の把握も、あまり進んでないのでは?と言う気もします。
なお、国家の借金ですが聯合ニュースに記事が上がっています。
”対外債務が2四半期連続で減少したが、債務残高が保有する対外資産(債権)を上回る純債務国に変わりはない。
韓国銀行が21日に発表した国際投資対照表(速報値)によると、3月末の韓国の対外債務残高は3693億3000万ドル(約34兆9050億円)と、昨年末に比べ117億3000万ドル減少し、2007年第3四半期以来の低水準となった。対外債務残高は2002年から上昇曲線を描き始め、昨年第3四半期には4255億2000万ドルに達した。金融危機で海外からの借り入れが難しくなったことから、同第4四半期には450億ドルという四半期ベースで最大の減少幅を記録したのに続き、今年第1四半期も減少した。
このうち短期外債は、昨年末の1510億6000万ドルから1481億4000万ドルへと29億2000万ドル、長期外債も2300億ドルから2211億9000万ドルへと88億1000万ドル、それぞれ減った。短期外債と満期まで1年以内の長期外債を足した流動外債残高は3月末現在で1857億7000万ドルと、昨年末より82億2000万ドル少ない。外貨準備高比の流動外債も96.4%から90.0%へ6.4ポイント下がった。この割合は通常、100%未満なら安定した水準と評価される。
一方、対外債権残高は昨年末から29億4000万ドル減り3454億8000万ドルと集計された。ここから対外債務を引くとマイナス238億5000万ドルで、昨年末よりマイナス幅は縮小したものの、依然として純債務国のままだ。韓国は昨年9月末、8年ぶりに純債務国に転落した。”
幾らかウォン安からウォン高へ振れたことで債務の目減りと、返しやすさが増しました(債務を返済する際にドル建てならドルへユーロ建てならユーロへ、円建てなら円にウォンを交換して相手に渡さなければいけませんがウォンが高ければ、少ないウォンで沢山債務が返せるようになりますので)けど、韓国の外貨準備高って債務込みで最近のデーターで2125億ドル。
外貨準備高は…国の対外債務への支払いにも使われますよね?
出来る限りロールオーバー(簡単に言うなら借金の繰越)するつもり(だって短期で返済する必要の債務と相殺すると外貨準備高の9割近くが無くなるので事実上無理)でしょうが…幾らなんでも借金や、その利子を考えると…世界経済に、もう本当に何も起こらなければ或いは今しばらくはしのげる(ただ単にしばらく、しのげるだけ)かも知れませんが…逆に何か起これば即終了レベルでは…。
…とりあえず、新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが…
今日は若干ウォン高へ振れていますね。
昨日の終値は1ドル=1251ウォンだったのに対し、今日は始値から1ドル=1247.1ウォン。
終値が1ドル=1248.4ウォンと昨日に比べて終値は2.6ウォン程高くなって終わっています。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
破綻して再生中の双竜自動車ですがストが発生しているようですね。
…このブログで前にも書きましたが、債権団側はリストラ等が実行されて収益性が上がる構造にならないと会社を潰して清算にと言う話です。ちなみに今回のストは、そのリストラが飲めないから。
…もう駄目かも知れませんね。
次に朝鮮日報の記事ですが…
企画財政部関係者は20日、市中の浮動資金の規模が811兆ウォン(約62兆円)に膨らんでいることに関連し、住宅市場などの過熱を防ぎ、企業の投資活動に資金を誘導するため、複数の投資ファンドを創設する方針を明らかにした。また、昨年9月以降の世界的な金融危機による低金利政策で膨らんだ流動性の回収に乗り出すほど景気は改善してはいないと判断。利上げや国債発行による流動性回収措置は当分取らない方針を固めたとの事。
…どうせ、このファンドも外国人投資家が買ってってパターンになるのでは。
そうすると、また一層、海外に貴重なドルが流れて国内にウォンがあふれてってパターンを加速しないかな?
…なんて想像が。
あと同じ、企画財務部つながりのニュースだと…
企画財政部の許京旭(ホ・ギョンウク)第1次官は20日、大企業のリストラと関連し、債権銀行と財務構造改善約定を結ぶのが妥当なのにもかかわらず応じない場合、融資回収などさまざまな不利益を受けることになるとの考えを示した。
…等と言うニュースが朝鮮日報に流れてますね。
これは国が処方に従って企業が財務改善しないなら金は貸さないって明言した訳ですね。
裏を返せば金は貸しても口を出すなと言う風に、つまり企業や労組から陰ひなたに相当抵抗を受けている様にも取れますが…
とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
では、また明日。
2009年05月20日
ムーディーズが韓国の銀行財務の格付けを下げましたね。
…判断は、皆さんに、お任せしますけど。
とあるサイトで英語で書かれた経済サイトの翻訳をしていた人がいました。その人によればアメリカの住宅着工のグラフに関して、まだ底が見えてない、また債務不履行率は急上昇中ですとの事。
世界の経済は既に一国だけの問題ではなく波及効果が有る事を考えると…あんまり未来を楽観的に考えない方が良いのかも知れません。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ロイターに…
国際格付け機関のフィッチ・レーティングスのアジア太平洋地域のソブリン格付け責任者のジェームズ・マコーマック氏は、韓国の格下げに対するリスクは世界的な信用市場の回復により、過去数カ月間で緩和したと述べた。
ただし格付け見通しは依然として「ネガティブ」とした。ロイターとのインタビューに応えて述べた。
…と言う、記事が上がってます。
ちなみに聯合ニュースの方になりますが…
国際格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスが20日、国民銀行など4行の銀行財務格付け(BFSR)を下方調整した。
ムーディーズは報告書を通じ、国内12金融機関に対する格付けと見通しを公表した。現在の金融危機で増加する圧迫(ストレス)と韓国政府の銀行に対する支援余力、債務負担能力などを反映し調整したと説明した。
国民銀行、新韓銀行、ハナ銀行、ウリィ銀行の格付けは「C」から「マイナスC」に引き下げた。中小企業銀行、農協中央会、水協中央会の格付け見通しは「安定的」から「否定的」に引き下げた。韓国産業銀行の市中預金格付けは「Aa1」から「A1」に下げ、格付け見通しを「否定的」とした。国民銀行の市中預金格付けも「Aa3」から「A1」に引き下げた。
…と言う記事を上げてますね。
まぁ、当然の事ながら格付け会社毎に方針は違いますが…フィッチは当面様子見、ムーディーズは格下げの方向性で動いたようです。
後は、5月21日と28日に米韓通貨スワップの満期日ですか。
それぞれ、40億ドルと30億ドルの返還ですね。
…とりあえず、新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが…
今日は若干ウォン安で終わってます。
昨日の終値は1ドル=1249.1ウォン、今日の終値は1ドル=1251ウォン。
始値は1ドル=1249.2ウォン。最高値と最安値の幅は10.9ウォン。
…グラフを見ていると蛇行してますね。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報に最近の韓国経済の分析が載ってますが。
お題は”景気は回復したのか、韓国経済四つの錯覚”
http://www.chosunonline.com/news/20090520000024
URLは上中下の上のURLです。
まぁ客観的で良い記事ですよ。こういう面は日本のマスコミも見習ってほしいかなぁとは。
後、庶民生活の話になってきますが…
http://www.chosunonline.com/news/20090520000004
これも朝鮮日報の話ですがね。
白菜価格、昨年の2倍
…そう言う、お題の記事です。
まぁこれは、この記事だけだと何とも言えませんが、他の情報源から推測すると経済と言うよりむしろ異常気象の側面が大きい様ですがね。
ただ、他の野菜も不作気味らしいんで、ただでさえ辛い庶民生活に影を落としているのではと思います。
最後に、これも朝鮮日報ですが。
http://www.chosunonline.com/news/20090520000015
10大グループ、1-3月期は63%減益って記事が上がってますね。
ちょっと長いですが抜粋すると…
”公正取引委員会は19日、相互出資制限の対象となる企業グループのうち、政府系企業を除いた10大企業グループで韓国取引所有価証券市場に上場した企業の今年1-3月期の業績を集計した結果、合計最終利益が前年同期比63.6%減の2兆9344億ウォン(約2260億円)にとどまったと発表した。合計営業利益は同50.6%減の5兆900億ウォン(約3930億円)、合計売上高は同0.5%減の108兆215億ウォン(約8兆3350億ウォン)だった。この結果、負債比率は7.1%上昇し、97.5%となった。
主要グループの最終損益を見ると、韓進グループは8546億ウォン(約660億円)、錦湖アシアナグループは6008億ウォン(約460億円)の赤字を記録した。韓進傘下の大韓航空、錦湖アシアナ傘下のアシアナ航空でウォン安により航空機の購入、運航関連のコストが増大した上、海外旅行需要が減少したことが原因だ。
最終利益が昨年10-12月期に比べ減少した企業グループは、LGグループ(89.0%減)、ポスコグループ(73.6%減)、サムスングループ(60.6%減)、現代自動車グループ(17.1%減)だった。世界的な景気低迷で情報技術(IT)、鉄鋼、自動車の輸出が不振で、減益につながった。LGグループはLG電子、LGディスプレーが赤字に転落。サムスングループではサムスン電子の最終利益が71.7%も減少し、グループ全体の足を引っ張った。ポスコ、現代自動車もそれぞれ最終利益が68.5%、42.7%減少した。
逆に最終利益が昨年10-12月期に比べ増加した企業グループは、GSグループ(69.1%増)、ロッテグループ(22.6%増)、現代重工業グループ(8.7%増)、SKグループ(2.5%増)だった。”
…との事でした。
まぁこれを読んでいる限り、航空産業は石油代。他も日本から部品や材料を輸入している企業が減益や赤字ですかね。
ちなみにウォン高にはなってきていて、一時期に比べれれば円、ウォンのレートも改善はしてきてますが…
それでも数年前から比べれば倍近いレートだからなぁ円、ウォンは…
…とりあえず、今日の気になる記事は以上でした。
また明日。
とあるサイトで英語で書かれた経済サイトの翻訳をしていた人がいました。その人によればアメリカの住宅着工のグラフに関して、まだ底が見えてない、また債務不履行率は急上昇中ですとの事。
世界の経済は既に一国だけの問題ではなく波及効果が有る事を考えると…あんまり未来を楽観的に考えない方が良いのかも知れません。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ロイターに…
国際格付け機関のフィッチ・レーティングスのアジア太平洋地域のソブリン格付け責任者のジェームズ・マコーマック氏は、韓国の格下げに対するリスクは世界的な信用市場の回復により、過去数カ月間で緩和したと述べた。
ただし格付け見通しは依然として「ネガティブ」とした。ロイターとのインタビューに応えて述べた。
…と言う、記事が上がってます。
ちなみに聯合ニュースの方になりますが…
国際格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスが20日、国民銀行など4行の銀行財務格付け(BFSR)を下方調整した。
ムーディーズは報告書を通じ、国内12金融機関に対する格付けと見通しを公表した。現在の金融危機で増加する圧迫(ストレス)と韓国政府の銀行に対する支援余力、債務負担能力などを反映し調整したと説明した。
国民銀行、新韓銀行、ハナ銀行、ウリィ銀行の格付けは「C」から「マイナスC」に引き下げた。中小企業銀行、農協中央会、水協中央会の格付け見通しは「安定的」から「否定的」に引き下げた。韓国産業銀行の市中預金格付けは「Aa1」から「A1」に下げ、格付け見通しを「否定的」とした。国民銀行の市中預金格付けも「Aa3」から「A1」に引き下げた。
…と言う記事を上げてますね。
まぁ、当然の事ながら格付け会社毎に方針は違いますが…フィッチは当面様子見、ムーディーズは格下げの方向性で動いたようです。
後は、5月21日と28日に米韓通貨スワップの満期日ですか。
それぞれ、40億ドルと30億ドルの返還ですね。
…とりあえず、新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが…
今日は若干ウォン安で終わってます。
昨日の終値は1ドル=1249.1ウォン、今日の終値は1ドル=1251ウォン。
始値は1ドル=1249.2ウォン。最高値と最安値の幅は10.9ウォン。
…グラフを見ていると蛇行してますね。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報に最近の韓国経済の分析が載ってますが。
お題は”景気は回復したのか、韓国経済四つの錯覚”
http://www.chosunonline.com/news/20090520000024
URLは上中下の上のURLです。
まぁ客観的で良い記事ですよ。こういう面は日本のマスコミも見習ってほしいかなぁとは。
後、庶民生活の話になってきますが…
http://www.chosunonline.com/news/20090520000004
これも朝鮮日報の話ですがね。
白菜価格、昨年の2倍
…そう言う、お題の記事です。
まぁこれは、この記事だけだと何とも言えませんが、他の情報源から推測すると経済と言うよりむしろ異常気象の側面が大きい様ですがね。
ただ、他の野菜も不作気味らしいんで、ただでさえ辛い庶民生活に影を落としているのではと思います。
最後に、これも朝鮮日報ですが。
http://www.chosunonline.com/news/20090520000015
10大グループ、1-3月期は63%減益って記事が上がってますね。
ちょっと長いですが抜粋すると…
”公正取引委員会は19日、相互出資制限の対象となる企業グループのうち、政府系企業を除いた10大企業グループで韓国取引所有価証券市場に上場した企業の今年1-3月期の業績を集計した結果、合計最終利益が前年同期比63.6%減の2兆9344億ウォン(約2260億円)にとどまったと発表した。合計営業利益は同50.6%減の5兆900億ウォン(約3930億円)、合計売上高は同0.5%減の108兆215億ウォン(約8兆3350億ウォン)だった。この結果、負債比率は7.1%上昇し、97.5%となった。
主要グループの最終損益を見ると、韓進グループは8546億ウォン(約660億円)、錦湖アシアナグループは6008億ウォン(約460億円)の赤字を記録した。韓進傘下の大韓航空、錦湖アシアナ傘下のアシアナ航空でウォン安により航空機の購入、運航関連のコストが増大した上、海外旅行需要が減少したことが原因だ。
最終利益が昨年10-12月期に比べ減少した企業グループは、LGグループ(89.0%減)、ポスコグループ(73.6%減)、サムスングループ(60.6%減)、現代自動車グループ(17.1%減)だった。世界的な景気低迷で情報技術(IT)、鉄鋼、自動車の輸出が不振で、減益につながった。LGグループはLG電子、LGディスプレーが赤字に転落。サムスングループではサムスン電子の最終利益が71.7%も減少し、グループ全体の足を引っ張った。ポスコ、現代自動車もそれぞれ最終利益が68.5%、42.7%減少した。
逆に最終利益が昨年10-12月期に比べ増加した企業グループは、GSグループ(69.1%増)、ロッテグループ(22.6%増)、現代重工業グループ(8.7%増)、SKグループ(2.5%増)だった。”
…との事でした。
まぁこれを読んでいる限り、航空産業は石油代。他も日本から部品や材料を輸入している企業が減益や赤字ですかね。
ちなみにウォン高にはなってきていて、一時期に比べれれば円、ウォンのレートも改善はしてきてますが…
それでも数年前から比べれば倍近いレートだからなぁ円、ウォンは…
…とりあえず、今日の気になる記事は以上でした。
また明日。
2009年05月19日
不景気だと流石に設備投資まではって事ですか。
…余計な事はしない方が良いってか?まったくもって、しでかしたぜ…
まぁ手痛いけど教訓にはなったな。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
聯合ニュースに…
韓国銀行は19日、政策金利の引き上げなど流動性を回収する戦略を講じる必要があるとの見解を示した。
…と言う記事が上がってますかね。金余りでインフレが起こるのを防ぐと言う意味合いがありますが…
他の新聞を読んでいる限り、賛否両論が上がっている感じで…どうなるかな?って感じです。
他には、やはり聯合ニュースですが…
企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は19日、就任100日を振り返り同部職員に呼びかける文書の中で、世界的危機の克服という非常課題に猛烈な勢いで取り組んできたが、まだ経済指標の急落を食い止めたにすぎないとし、職員の奮起を促した。
…と言う記事も。
別の記事では企画財政部の現状の判断が載っていたのですが…
景気急落がやや落ち着き金融市場も安定を取り戻しつつあるが、回復の強度がまだ弱く、世界経済など対外環境が不確実なことから景気回復傾向が続くかどうかは予測し難いと診断した。
…と向こうは考えているようで、持続的な対策(含む韓国の内需への体質変換)が必要との判断をしているようです。
まぁ未来は誰にもわからないですから。慎重にならざる得ないって事ですかね。
後は、やはり聯合ニュースに…
国際金融市場が安定を取り戻しつつあるなか、国内銀行の中長期外貨借入が活発化に行われている。
…って言う記事が上がってきてますね。外資から長期の借金を許してやっていいと思われる程度には景気回復してきているって事ですが、結局借金増やしているのは如何なものかと思わないでもないですがね。
…とりあえず、今日の新ネタは以上ですかね。
で、実際の今日の相場ですが…
今日はウォン高方面へ。毎日が安定する状態には、程遠い感じですか。
昨日の終値は1ドル=1259.5ウォンだったのに対し、今日は始値から1ドル=1239.4ウォンとウォン高スタート
そこからウォン安方面へむかっていったものの、最終的には1ドル=1249.1ウォンで引けてます。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが。
聯合ニュースに…
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/19/0200000000AJP20090519001000882.HTML
”設備投資が7年前の水準に落ち込んだ。(前年比で22.1%減)投資不振は直ちに内需冷え込みを招くだけではなく、中長期的な成長能力にも影響を与え、韓国経済に大きな打撃を与える。”
って記事が上がってました。まぁ不況なんで流石に企業の設備投資が抑えられてしまった事ですね。
…とりあえず生き残るだけで精一杯の状態ではいたしかたないのでしょう。
とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
では、また明日。
まぁ手痛いけど教訓にはなったな。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
聯合ニュースに…
韓国銀行は19日、政策金利の引き上げなど流動性を回収する戦略を講じる必要があるとの見解を示した。
…と言う記事が上がってますかね。金余りでインフレが起こるのを防ぐと言う意味合いがありますが…
他の新聞を読んでいる限り、賛否両論が上がっている感じで…どうなるかな?って感じです。
他には、やはり聯合ニュースですが…
企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は19日、就任100日を振り返り同部職員に呼びかける文書の中で、世界的危機の克服という非常課題に猛烈な勢いで取り組んできたが、まだ経済指標の急落を食い止めたにすぎないとし、職員の奮起を促した。
…と言う記事も。
別の記事では企画財政部の現状の判断が載っていたのですが…
景気急落がやや落ち着き金融市場も安定を取り戻しつつあるが、回復の強度がまだ弱く、世界経済など対外環境が不確実なことから景気回復傾向が続くかどうかは予測し難いと診断した。
…と向こうは考えているようで、持続的な対策(含む韓国の内需への体質変換)が必要との判断をしているようです。
まぁ未来は誰にもわからないですから。慎重にならざる得ないって事ですかね。
後は、やはり聯合ニュースに…
国際金融市場が安定を取り戻しつつあるなか、国内銀行の中長期外貨借入が活発化に行われている。
…って言う記事が上がってきてますね。外資から長期の借金を許してやっていいと思われる程度には景気回復してきているって事ですが、結局借金増やしているのは如何なものかと思わないでもないですがね。
…とりあえず、今日の新ネタは以上ですかね。
で、実際の今日の相場ですが…
今日はウォン高方面へ。毎日が安定する状態には、程遠い感じですか。
昨日の終値は1ドル=1259.5ウォンだったのに対し、今日は始値から1ドル=1239.4ウォンとウォン高スタート
そこからウォン安方面へむかっていったものの、最終的には1ドル=1249.1ウォンで引けてます。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが。
聯合ニュースに…
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/19/0200000000AJP20090519001000882.HTML
”設備投資が7年前の水準に落ち込んだ。(前年比で22.1%減)投資不振は直ちに内需冷え込みを招くだけではなく、中長期的な成長能力にも影響を与え、韓国経済に大きな打撃を与える。”
って記事が上がってました。まぁ不況なんで流石に企業の設備投資が抑えられてしまった事ですね。
…とりあえず生き残るだけで精一杯の状態ではいたしかたないのでしょう。
とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
では、また明日。
2009年05月18日
長期の借り換えなんて出来るのかな?
世の中、何かと不合理ですよね。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
これは韓国経済の現況に入れた方が良い記事かも知れませんが…
聯合ニュースより。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/17/0200000000AJP20090517000200882.HTML
全国運送産業労組貨物連帯が16日、全面ストライキ(集団運送拒否)を決議した。昨年のような「物流大乱」の発生が懸念されるとのニュースが入っていますね。
まぁ韓国では現在、似たようなデモが広がっていて、例えば朝鮮日報に…
http://www.chosunonline.com/news/20090516000034
貨物の請負労働者1万5000人(政府の推計では1万人余り)で構成される全国民主労働組合総連盟(民主労総)の貨物連帯が、16日に行われる組合員による総会でゼネスト(運送拒否)を決議する予定とか書かれてます。
ちなみに、昨年も似たようなデモが起こった時の損害額が朝鮮日報の方の記事に乗ってますが、抜粋すると…
”コンテナトラックなど10トン以上の大型トラックの請負労働者で構成される同連帯による運送拒否が本格化すれば、輸出入貨物の運送の遅延や操業中断などが拡大するため、韓国経済への打撃が予想される。08年には、同連帯が1週間運送を拒否したことによる輸出入遅延の損害額だけでも総額72億5700万ドル(約6901億円)=貿易協会推計=に達した。”
…との事ですから。
後は…
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-38037220090515
ロイターですが。
韓国金融監督委員会(FSC)の陳棟洙(チン・ドンス)委員長は15日、当局は国内銀行の外貨建て債務の構造に懸念を抱いているため、外貨建ての短期債務を長期債に借り換えるよう要請することを明らかにした。
同委員長は記者会見で「FSCは、国内銀行の海外からの資金調達構造を改善するために、中期および長期債務の割合を、現在の規制で上限となっている貸出総額の80%から、110%まで増加させるよう要請する」と述べた。
…なんて記事が上がってます。普通に考えて(利率が普通は安い)長期を借りるだけの信用がないから高利の短期を借りるものですけどね。
そして、また聯合ニュースに戻りますが…
ウォン急騰の影響で輸出入物価が11年来の大幅下落を記録した。特に、輸出物価の下落による企業採算性の悪化が予想される。韓国銀行が17日に発表した4月の輸出入物価動向によると、先月の輸出物価は前月より6.0%下落した。1998年12月(マイナス7.2%)以来の大幅下落となった。
…との事。
ただ、韓国のKBSだと…
韓国では輸出より輸入の減少が大きくなるいわゆる「不況型黒字」がさらに膨らみ、4月の貿易収支の黒字は3月の記録を更新して史上最高となりました。関税庁が18日まとめた4月の輸出入動向によりますと、輸出は304億1800万ドルと、去年の同じ月に比べて19.6%減り、6か月連続でマイナスとなりました。
また輸入は247億3000万ドルと去年同期に比べて35.6%も減り、やはり6か月連続のマイナスでした。
この結果、4月の貿易収支は差し引き57億8800万ドルの黒字となり、史上最高だった今年3月の42億8600万ドルよりさらに15億ドル増えて史上最高を更新しました。
…と言うニュースが上がってきてます。
総合すると、まぁ最近までウォン安だけど世界的に不景気な為に製品の売る場所なし、また部品とかを輸入している日本相手の貿易の場合、相対的に円が強いので韓国は安く輸入出来ない状態でしたがウォン高になってしまった為に遠からず、この黒字構造も無くなるのではと…
(つまり輸出が更に縮小して…って事ですね)
最後に、やっぱり聯合ニュースですが。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/17/0200000000AJP20090517001200882.HTML
韓国開発研究院(KDI)は17日、最近の国際金融市場状況から見て、株式と債券市場への大規模外国資本流入を期待するのは難しいとの見通しを示した。
まぁこれに関しては世界各国とも悲観論と楽観論(…と言うより希望論?)が有って何とも言い難いです。
例えば日本だと外国人投資家が戻ってきたって見方も有りますし。ただ何処の国もそうですが、以前ほどは…って事で。
…とりあえず、今日の新ネタは以上ですかね。
で、じっさいの相場ですが、先週から見て少しだけウォン安になりましたか。
先週末の時点で1ドル=1258.5ウォンと言う終値でしたが、今日の終値は1ドル=1259.5ウォンでした。
ちなみに開始時点は1ドル=1266.4ウォンで一時は1ドル=1274.6ウォンまで安くなるんですけど、11時を少し過ぎた所からだんだんと安くなり、14時を過ぎて2、30分頃から先週の終値の辺りをふらついていたんですがね。
さて、最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
聯合ニュースに…
金融業界が17日に明らかにしたところによると、債権団は金融業界からの信用供与額が500億ウォン(約38億円)を超える大企業1422社に対する信用リスク基本評価で、430社に不合格判定を下し、細部評価を進めている。細部評価で「C等級」となった企業はワークアウト(企業改善作業)に入り、「D等級」の企業は整理作業を行うことになる。金融当局は、可能ならば今月末までに細部評価を終了するよう、債権団を促している。
…と言う記事が上がってますね。
どうも向こうでは企業に対して大ナタがふるわれている(…と言うか有る意味、間引き?)状態の様で。
後は北朝鮮と合同事業である開城(ケソン)工業団地が北朝鮮側が、こちらの話を飲まないなら封鎖するってゴネてるみたいですね。(もちろん韓国に対して)
なお中央日報に閉鎖時の損失の試算が乗っているので引用しておきます。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115364&servcode=500§code=510
国会立法調査処の推定によると、ひとまず韓国には1兆ウォン(約760億円)以上の経済的な損失が発生する。統一部が17日に伝えたところによると、政府と土地公社、韓国通信、韓国電力公社などが同団地のインフラ建設に注入した金は3600億ウォンにのぼる。入居企業104社が設備などに投資した費用も3700億ウォンだ。このように団地が閉鎖される場合、受領できなくなる貸し倒れ損失だけでも7300億ウォンにのぼる。
ここに、この金を国内に投資した場合に発生したはずの生産誘発金額6300億ウォンまで踏まえれば、推定される損失総額は1兆3600億ウォンに達するものとみられる。開城工団に直接投入されなかったものの、京義線(鉄道・道路)の事業費に費やされた3100億ウォンも団地が閉鎖されれば、消えてしまう。入居している各企業は、団地閉鎖が連続的にもたらす影響について懸念する。
(中略)
北朝鮮も損害も少なくない。北朝鮮は最大の「ドル箱」となっていた開城工団を失えば、約3万9000人の北朝鮮労働者に働き口を与えねばならなくなる。昨年、北朝鮮労働者の賃金として支給された2686万ドル(約30億円)という、安定かつ固定した収入を放棄することになる。各企業が北朝鮮側に支給していた火災保険の料金など、企業を監督する過程で支払われていた各種の非公式の収入もなくなる。
梨花(イファ)女子大学の曺東昊(チョ・トンホ、北朝鮮学協同課程)教授は「金額で考えれば韓国がより大きな損害があるように見えるが、北朝鮮のGDP(国民総生産)が韓国の65分の1という点から(07、国連統計局の統計)、北朝鮮の損失が韓国より少ないとは見なしがたい」と指摘した。
…との事。
まぁ何というか北朝鮮の言う事を信じて、工業団地を造る事自体どうかと思われる話ですが…
…韓国側には人質にとられた職員もいるようですし。話がどう転ぶか判りませんけど、そもそもの問題は戦争中の相手を信じすぎている様な気がしてますね。(韓国と北朝鮮は朝鮮戦争を休戦中です。完全に停戦して和平を結んだ訳ではありませんので)なんで、こんな所に重大な工業団地を作ったのやら。
おかげで…
ある電気部品メーカーの代表は「当社が閉鎖する場合、国内の協力会社約50社の事情も厳しくなる」とし「104社にのぼる入居企業の協力会社だけでも5000社を上回る」と話した。ほかの繊維メーカーの代表は「国内の事業を整理し団地に入居したのに、閉鎖すればどこで再び始めろというのか」と抗弁した。
…こんな状態だそうですが。しかし、こんな所へ引っ越すとは…本当に信じられん。
…とりあえず、今日の気になった記事は以上です。
では、また明日。
余談
そういえば、この間あげた動画の新作(続き)が出たようです。
…今回ももちろん、ニコ動です。そして嫌韓が酷いので、そっちに耐えられない人は見ない方がよろしいです。
つい最近まで、起こっていたウォン安の時代までの韓国経済の説明がこれで終わりになります。
なお、初めての方は5月13日に上げた方の動画を見れば連続して再生され、この動画まで見る事が出来るようになってます。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
これは韓国経済の現況に入れた方が良い記事かも知れませんが…
聯合ニュースより。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/17/0200000000AJP20090517000200882.HTML
全国運送産業労組貨物連帯が16日、全面ストライキ(集団運送拒否)を決議した。昨年のような「物流大乱」の発生が懸念されるとのニュースが入っていますね。
まぁ韓国では現在、似たようなデモが広がっていて、例えば朝鮮日報に…
http://www.chosunonline.com/news/20090516000034
貨物の請負労働者1万5000人(政府の推計では1万人余り)で構成される全国民主労働組合総連盟(民主労総)の貨物連帯が、16日に行われる組合員による総会でゼネスト(運送拒否)を決議する予定とか書かれてます。
ちなみに、昨年も似たようなデモが起こった時の損害額が朝鮮日報の方の記事に乗ってますが、抜粋すると…
”コンテナトラックなど10トン以上の大型トラックの請負労働者で構成される同連帯による運送拒否が本格化すれば、輸出入貨物の運送の遅延や操業中断などが拡大するため、韓国経済への打撃が予想される。08年には、同連帯が1週間運送を拒否したことによる輸出入遅延の損害額だけでも総額72億5700万ドル(約6901億円)=貿易協会推計=に達した。”
…との事ですから。
後は…
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-38037220090515
ロイターですが。
韓国金融監督委員会(FSC)の陳棟洙(チン・ドンス)委員長は15日、当局は国内銀行の外貨建て債務の構造に懸念を抱いているため、外貨建ての短期債務を長期債に借り換えるよう要請することを明らかにした。
同委員長は記者会見で「FSCは、国内銀行の海外からの資金調達構造を改善するために、中期および長期債務の割合を、現在の規制で上限となっている貸出総額の80%から、110%まで増加させるよう要請する」と述べた。
…なんて記事が上がってます。普通に考えて(利率が普通は安い)長期を借りるだけの信用がないから高利の短期を借りるものですけどね。
そして、また聯合ニュースに戻りますが…
ウォン急騰の影響で輸出入物価が11年来の大幅下落を記録した。特に、輸出物価の下落による企業採算性の悪化が予想される。韓国銀行が17日に発表した4月の輸出入物価動向によると、先月の輸出物価は前月より6.0%下落した。1998年12月(マイナス7.2%)以来の大幅下落となった。
…との事。
ただ、韓国のKBSだと…
韓国では輸出より輸入の減少が大きくなるいわゆる「不況型黒字」がさらに膨らみ、4月の貿易収支の黒字は3月の記録を更新して史上最高となりました。関税庁が18日まとめた4月の輸出入動向によりますと、輸出は304億1800万ドルと、去年の同じ月に比べて19.6%減り、6か月連続でマイナスとなりました。
また輸入は247億3000万ドルと去年同期に比べて35.6%も減り、やはり6か月連続のマイナスでした。
この結果、4月の貿易収支は差し引き57億8800万ドルの黒字となり、史上最高だった今年3月の42億8600万ドルよりさらに15億ドル増えて史上最高を更新しました。
…と言うニュースが上がってきてます。
総合すると、まぁ最近までウォン安だけど世界的に不景気な為に製品の売る場所なし、また部品とかを輸入している日本相手の貿易の場合、相対的に円が強いので韓国は安く輸入出来ない状態でしたがウォン高になってしまった為に遠からず、この黒字構造も無くなるのではと…
(つまり輸出が更に縮小して…って事ですね)
最後に、やっぱり聯合ニュースですが。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/17/0200000000AJP20090517001200882.HTML
韓国開発研究院(KDI)は17日、最近の国際金融市場状況から見て、株式と債券市場への大規模外国資本流入を期待するのは難しいとの見通しを示した。
まぁこれに関しては世界各国とも悲観論と楽観論(…と言うより希望論?)が有って何とも言い難いです。
例えば日本だと外国人投資家が戻ってきたって見方も有りますし。ただ何処の国もそうですが、以前ほどは…って事で。
…とりあえず、今日の新ネタは以上ですかね。
で、じっさいの相場ですが、先週から見て少しだけウォン安になりましたか。
先週末の時点で1ドル=1258.5ウォンと言う終値でしたが、今日の終値は1ドル=1259.5ウォンでした。
ちなみに開始時点は1ドル=1266.4ウォンで一時は1ドル=1274.6ウォンまで安くなるんですけど、11時を少し過ぎた所からだんだんと安くなり、14時を過ぎて2、30分頃から先週の終値の辺りをふらついていたんですがね。
さて、最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
聯合ニュースに…
金融業界が17日に明らかにしたところによると、債権団は金融業界からの信用供与額が500億ウォン(約38億円)を超える大企業1422社に対する信用リスク基本評価で、430社に不合格判定を下し、細部評価を進めている。細部評価で「C等級」となった企業はワークアウト(企業改善作業)に入り、「D等級」の企業は整理作業を行うことになる。金融当局は、可能ならば今月末までに細部評価を終了するよう、債権団を促している。
…と言う記事が上がってますね。
どうも向こうでは企業に対して大ナタがふるわれている(…と言うか有る意味、間引き?)状態の様で。
後は北朝鮮と合同事業である開城(ケソン)工業団地が北朝鮮側が、こちらの話を飲まないなら封鎖するってゴネてるみたいですね。(もちろん韓国に対して)
なお中央日報に閉鎖時の損失の試算が乗っているので引用しておきます。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115364&servcode=500§code=510
国会立法調査処の推定によると、ひとまず韓国には1兆ウォン(約760億円)以上の経済的な損失が発生する。統一部が17日に伝えたところによると、政府と土地公社、韓国通信、韓国電力公社などが同団地のインフラ建設に注入した金は3600億ウォンにのぼる。入居企業104社が設備などに投資した費用も3700億ウォンだ。このように団地が閉鎖される場合、受領できなくなる貸し倒れ損失だけでも7300億ウォンにのぼる。
ここに、この金を国内に投資した場合に発生したはずの生産誘発金額6300億ウォンまで踏まえれば、推定される損失総額は1兆3600億ウォンに達するものとみられる。開城工団に直接投入されなかったものの、京義線(鉄道・道路)の事業費に費やされた3100億ウォンも団地が閉鎖されれば、消えてしまう。入居している各企業は、団地閉鎖が連続的にもたらす影響について懸念する。
(中略)
北朝鮮も損害も少なくない。北朝鮮は最大の「ドル箱」となっていた開城工団を失えば、約3万9000人の北朝鮮労働者に働き口を与えねばならなくなる。昨年、北朝鮮労働者の賃金として支給された2686万ドル(約30億円)という、安定かつ固定した収入を放棄することになる。各企業が北朝鮮側に支給していた火災保険の料金など、企業を監督する過程で支払われていた各種の非公式の収入もなくなる。
梨花(イファ)女子大学の曺東昊(チョ・トンホ、北朝鮮学協同課程)教授は「金額で考えれば韓国がより大きな損害があるように見えるが、北朝鮮のGDP(国民総生産)が韓国の65分の1という点から(07、国連統計局の統計)、北朝鮮の損失が韓国より少ないとは見なしがたい」と指摘した。
…との事。
まぁ何というか北朝鮮の言う事を信じて、工業団地を造る事自体どうかと思われる話ですが…
…韓国側には人質にとられた職員もいるようですし。話がどう転ぶか判りませんけど、そもそもの問題は戦争中の相手を信じすぎている様な気がしてますね。(韓国と北朝鮮は朝鮮戦争を休戦中です。完全に停戦して和平を結んだ訳ではありませんので)なんで、こんな所に重大な工業団地を作ったのやら。
おかげで…
ある電気部品メーカーの代表は「当社が閉鎖する場合、国内の協力会社約50社の事情も厳しくなる」とし「104社にのぼる入居企業の協力会社だけでも5000社を上回る」と話した。ほかの繊維メーカーの代表は「国内の事業を整理し団地に入居したのに、閉鎖すればどこで再び始めろというのか」と抗弁した。
…こんな状態だそうですが。しかし、こんな所へ引っ越すとは…本当に信じられん。
…とりあえず、今日の気になった記事は以上です。
では、また明日。
余談
そういえば、この間あげた動画の新作(続き)が出たようです。
…今回ももちろん、ニコ動です。そして嫌韓が酷いので、そっちに耐えられない人は見ない方がよろしいです。
つい最近まで、起こっていたウォン安の時代までの韓国経済の説明がこれで終わりになります。
なお、初めての方は5月13日に上げた方の動画を見れば連続して再生され、この動画まで見る事が出来るようになってます。
2009年05月15日
ウォンが高くなると、今度は別の問題が…
…しかし、韓国のニュースを見て常々思う疑問ですけどウォンの適正レンジってどれ位ですかね。
…とある人は、そんなものは存在しないと仰っている様ですが。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
東亞日報に…
韓国の経済規模(国内総生産)は07年基準で、世界14位であることが分かった。しかし、世界的な経済危機の影響を受け、成長率が落ち込み、今年の韓国経済規模は16位にまで下がるものとみられる。
…こんな記事が上がってますね。
後は、中央日報に…
”また上がるウォンと原油価格…韓国経済の保護膜なくなる”と言う記事が上がってますね。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115300&servcode=300§code=300
1と2に分かれていてURLは1の方です。
記事自体は最近の韓国の問題、ウォン高と原油価格の高騰による輸出の競争力低下の懸念を書いています。
最後は聯合ニュースに…
株の空売り、金融委員長「容認を検討中」と言う表題の記事が上がってきてますね。
まぁ手っ取り早く金を大量に手に入れたければ魅力的な賭場を開いて…ですね。
この場合は株式相場の使い勝手を良くすると言う意味ですが。
確かにこうすれば外貨の流入は良くなると思います。但しカラ売りの容認をしてから、またウォン安の方向へ(実際、つい最近まで記録的なウォン安だった訳ですが)振れたら外貨が大量に外へ逃げる訳ですけどね…。
さて、今日の新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが…
今日はウォン高ですね。奇麗な波を描いてますよ。
昨日の割値は1ドル=1267.1ウォンでしたが、今日は1ドル=1258.9ウォンからスタート。
その後、ウオン安方向へ11時を少し回る辺りまで進む(この時点で昨日の終値の近辺までかすめる感じで動いてます)のですがその後一転、今度はウォン高方面へ動き1ドル=1258.5ウォンで終了しています。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報に…
ポスコ、鉄鋼価格を過去最大値下げと言う記事が上がってきてますね。
で、この記事の末尾に…
”専門家の分析によると、最近中国や日本から低価格の製品が大量に流入しており、ポスコの値下げは韓国市場蚕食への対応の側面もあるという。”
…と言う一文が。
ウォンが高くなればなればで国内産業が、やられる良い見本かと。
ちなみに韓国は(徐々にウォンが高くなってきているため)観光産業も、そろそろ悲鳴が聞こえて来ているようですが…
今日の気になる記事は、こんな所ですかね。
そして、今週はこれで終わりです。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
…とある人は、そんなものは存在しないと仰っている様ですが。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
東亞日報に…
韓国の経済規模(国内総生産)は07年基準で、世界14位であることが分かった。しかし、世界的な経済危機の影響を受け、成長率が落ち込み、今年の韓国経済規模は16位にまで下がるものとみられる。
…こんな記事が上がってますね。
後は、中央日報に…
”また上がるウォンと原油価格…韓国経済の保護膜なくなる”と言う記事が上がってますね。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115300&servcode=300§code=300
1と2に分かれていてURLは1の方です。
記事自体は最近の韓国の問題、ウォン高と原油価格の高騰による輸出の競争力低下の懸念を書いています。
最後は聯合ニュースに…
株の空売り、金融委員長「容認を検討中」と言う表題の記事が上がってきてますね。
まぁ手っ取り早く金を大量に手に入れたければ魅力的な賭場を開いて…ですね。
この場合は株式相場の使い勝手を良くすると言う意味ですが。
確かにこうすれば外貨の流入は良くなると思います。但しカラ売りの容認をしてから、またウォン安の方向へ(実際、つい最近まで記録的なウォン安だった訳ですが)振れたら外貨が大量に外へ逃げる訳ですけどね…。
さて、今日の新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが…
今日はウォン高ですね。奇麗な波を描いてますよ。
昨日の割値は1ドル=1267.1ウォンでしたが、今日は1ドル=1258.9ウォンからスタート。
その後、ウオン安方向へ11時を少し回る辺りまで進む(この時点で昨日の終値の近辺までかすめる感じで動いてます)のですがその後一転、今度はウォン高方面へ動き1ドル=1258.5ウォンで終了しています。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報に…
ポスコ、鉄鋼価格を過去最大値下げと言う記事が上がってきてますね。
で、この記事の末尾に…
”専門家の分析によると、最近中国や日本から低価格の製品が大量に流入しており、ポスコの値下げは韓国市場蚕食への対応の側面もあるという。”
…と言う一文が。
ウォンが高くなればなればで国内産業が、やられる良い見本かと。
ちなみに韓国は(徐々にウォンが高くなってきているため)観光産業も、そろそろ悲鳴が聞こえて来ているようですが…
今日の気になる記事は、こんな所ですかね。
そして、今週はこれで終わりです。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
2009年05月14日
やっぱり実質は失業者が増えているようで。>韓国
今日は、何故か、うす寒かったな。明日はどうなるんだろう。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ロイターに…
韓国の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政相は14日、国内労働市場の改善について確信を持っていないと述べた。
また、5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が3.0%を下回るとの見通しを示した。
同相は、記者団に対し「依然として多くの不確定要因があることから、労働市場の改善について確信を持つことは困難だ」と語った。
…との事。なお昨日失業者が減ったと書きましたが朝鮮日報に…
”4月の就業者数の減少は勤労年齢層の中心となっている30代に集中した。30代の就業者数は前年同月比23万人減少し、20代では8万2000人減少した。一方、50代の就業者数は5万7000人増加した。
経済活動を行わない非経済活動人口は前年同月比51万5000人増加した。昨年、月平均30万人増加した非経済活動人口は今年に入って4か月連続で50万人以上増加した。
これは、職を得ようとする意思や働く能力はあるものの職を得られなくなったため求職活動を諦めたり家事を手伝ったりする人々の数が増えているためだ。”
…とありました。
昨日の話と統合すると、やっぱり実質的な失業者が増えています。
統計上で失業者の見た目が減ったのは正社員をクビにして労働コストの安いであろう年をとった人をパートや嘱託で雇ったり、就職出来ない人がフリーランスや事業を興したりと言ったパターンの様ですね。
その辺りが実際は判っているからの発言でしょう。企画財政相が確信が持てないと言うのは。
…と、新ネタは以上です。
で、実際の今日の相場ですが。
今日は結構ウォン安へ振れましたね。
昨日時点の終値は1ドル=1240.9ウォンだったのですが、今日はスタートからして1ドル=1254.4ウォンとウォン安スタート。
そのままウォン安方面を順調に進んで行き今日は1ドル=1267.1ウォンで終了しています。
さて、恒例の韓国経済の現況ですが…
聯合ニュースですけどね。
韓国の1人当たり労働費用は経済協力開発機構(OECD)加盟国中10位と評価されたと報じられています。
それによるとOECDの税金関連の報告書によると、購買力平価(PPP)で換算した韓国の1人当たり総労働費用は5万79ドル(約478万円)で、日本の4万8862ドル、米国の4万4039ドルを上回った。これは、韓国の労働柔軟性は先進国の中でも相当に硬直化していることを意味する。
労働費用には、企業が社員に直接支払う給与だけでなく福利費など労務費として支払われた金額も含まれる。1人当たりの総労働費用が最も多かったのはドイツ(6万1635ドル)だった。ベルギー、英国、オーストリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、フランス、スイスと続き、韓国は10番目に多かった。
…との事。
つまるところ、韓国で労働者を雇うと先進国並みに給料等の支払いが高いと言う事になります。
だからこそ韓国の企業の国際競争力が低いのですがね。
後、実際未来はどう転ぶか判りませんが、とりあえず韓国とカザフスタンで色々な協定を結ぶと言う話が上がってきています。
…ただ、まぁ韓国と結んだ後で相手の国に政変がおこったりで協定が覆った例も結構あるんで、未来はどうなるかなんですけど。(先進国以外でビジネスをやろうとすればカントリーリスクは当然の事ながらかなり高いです)
とりあえず、今日の気になる記事は以上ですかね。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ロイターに…
韓国の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政相は14日、国内労働市場の改善について確信を持っていないと述べた。
また、5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が3.0%を下回るとの見通しを示した。
同相は、記者団に対し「依然として多くの不確定要因があることから、労働市場の改善について確信を持つことは困難だ」と語った。
…との事。なお昨日失業者が減ったと書きましたが朝鮮日報に…
”4月の就業者数の減少は勤労年齢層の中心となっている30代に集中した。30代の就業者数は前年同月比23万人減少し、20代では8万2000人減少した。一方、50代の就業者数は5万7000人増加した。
経済活動を行わない非経済活動人口は前年同月比51万5000人増加した。昨年、月平均30万人増加した非経済活動人口は今年に入って4か月連続で50万人以上増加した。
これは、職を得ようとする意思や働く能力はあるものの職を得られなくなったため求職活動を諦めたり家事を手伝ったりする人々の数が増えているためだ。”
…とありました。
昨日の話と統合すると、やっぱり実質的な失業者が増えています。
統計上で失業者の見た目が減ったのは正社員をクビにして労働コストの安いであろう年をとった人をパートや嘱託で雇ったり、就職出来ない人がフリーランスや事業を興したりと言ったパターンの様ですね。
その辺りが実際は判っているからの発言でしょう。企画財政相が確信が持てないと言うのは。
…と、新ネタは以上です。
で、実際の今日の相場ですが。
今日は結構ウォン安へ振れましたね。
昨日時点の終値は1ドル=1240.9ウォンだったのですが、今日はスタートからして1ドル=1254.4ウォンとウォン安スタート。
そのままウォン安方面を順調に進んで行き今日は1ドル=1267.1ウォンで終了しています。
さて、恒例の韓国経済の現況ですが…
聯合ニュースですけどね。
韓国の1人当たり労働費用は経済協力開発機構(OECD)加盟国中10位と評価されたと報じられています。
それによるとOECDの税金関連の報告書によると、購買力平価(PPP)で換算した韓国の1人当たり総労働費用は5万79ドル(約478万円)で、日本の4万8862ドル、米国の4万4039ドルを上回った。これは、韓国の労働柔軟性は先進国の中でも相当に硬直化していることを意味する。
労働費用には、企業が社員に直接支払う給与だけでなく福利費など労務費として支払われた金額も含まれる。1人当たりの総労働費用が最も多かったのはドイツ(6万1635ドル)だった。ベルギー、英国、オーストリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、フランス、スイスと続き、韓国は10番目に多かった。
…との事。
つまるところ、韓国で労働者を雇うと先進国並みに給料等の支払いが高いと言う事になります。
だからこそ韓国の企業の国際競争力が低いのですがね。
後、実際未来はどう転ぶか判りませんが、とりあえず韓国とカザフスタンで色々な協定を結ぶと言う話が上がってきています。
…ただ、まぁ韓国と結んだ後で相手の国に政変がおこったりで協定が覆った例も結構あるんで、未来はどうなるかなんですけど。(先進国以外でビジネスをやろうとすればカントリーリスクは当然の事ながらかなり高いです)
とりあえず、今日の気になる記事は以上ですかね。
では、また明日。
2009年05月13日
韓国政府の最近の懸念は…
…余計な事をしでかす人間って言うのは必ずいるよな…。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009051300136
…腐っても政治家が、今こんな事を言うのは拙いと思うんだ。例え本気でそう思っていたとしても…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
まず聯合ニュースから。
金融監督院は13日、景気の悪化で昨年の国内企業の不渡り率は1.47%を記録し、4年ぶりに上昇に転じたと明らかにした。
次にKBSですが。
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_detail.htm?No=33866
最近ウォン高が進んでいることについて、企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は13日、このままでは企業の採算性が悪化する可能性があるとの見方を示しましたとの事。
「第1四半期はウォン安が輸出企業の実績を押し上げたが、最近は状況が変わってきた。去年からの急激なウォン安がこのところ安定に向かい、このままウォン高が続けば企業の採算性はかなり悪化することもあり得る」
「景気底入れ論については、もう少し様子を見守る必要がある。景気が急落する勢いがおさまり、速度が緩やかにはなっているものの、景気の後退は続いている」
「今年第2四半期に入って企業が保有している余裕資金がほぼ底を尽き始めているようだ。景気後退に伴う売上の低迷や輸出の減少で企業の収益性が悪化し、倒産する企業が増える見通しだ」
談話を抜粋すると、こんな感じになりますね。
実際数値として、上にある様に企業の不渡りは増えてきているようなので企画財政部長官の懸念も判る感じがします。
ただ、これも聯合ニュースですが…
韓国開発研究院(KDI)は13日、「輸出急落傾向の特徴・要因分析」と題した報告書で昨年11月から4カ月間で、韓国の輸出量と単価が初めてともに15%前後ずつ落ち込んだ。世界景気低迷とウォン急落、資本財中心の輸出商品構造などによるものと分析されると指摘し、輸出単価の下落傾向は沈静する見込みがあるものの、景気低迷が続く限り短期間での輸出景気回復は期待し難いと見通したとの事。
なおKDIは今後の見通しについて、ウォンの上昇と原材料値上がりが予想され輸出単価下落傾向は緩和され得るとし、これにより一部開発途上国への輸出回復が期待できるものの、輸出全般に及ぼす影響は大きくないだろうと説明。世界経済の低迷が続く限り、輸出需要が不足し輸出景気が短期間で回復することは期待し難いと言う見通しを出した様です。
なお例の韓国の失業者問題ですが、もうじき失業者は100万人と言う話もありましたが、失業者は4月現在93万3000人で、先月から1万9000人減少したと言う話です。
これを産業別で見ると事業・個人・公共サービス業は29万2000人増加した一方、製造業(マイナス15万5000人)、建設業(マイナス12万8000人)、卸小売り・飲食宿泊業(マイナス12万6000人)、運輸・通信・金融業(マイナス6万8000人)では減少したとの事で、こうやってみると相変わらず物作りとかは全然駄目ですが…
(…でも、これ、よくよく見ると事業や個人が増えたのは、もう就職出来ないから事業を興したって言う風にも見えるんですよね…)
一応、今日、見つけられた新ネタは以上でした。
で、実際の今日の相場ですが…
微妙にウォン高ですか。
昨日の終値が1ドル=1241.4ウォン、今日の終値は1ドル=1240.9ウォンでしたから。
ちなみに今日の始値は1ドル=1236.9ウォンから始まり、徐々にウォン安方面へ振れて行って一時的ですが、14時辺りから昨日の終値を超えて安くはなっていたんですがね。
さて、最後に韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報にGM大宇(韓国の自動車メーカー)の続報が入ってきてますね。
韓国政府と債権団はGM大宇に対して新たに資金を援助する条件で、一定期間、同社工場の稼動を今の水準に維持することを求めることを検討しているとの事。
同関係者は「GM本社がGM大宇を切り捨てるならば、GM大宇が自力で開発したラセッティ・プレミアなどの車種の技術所有権を引き受ける方針だ。GM大宇が本社との関係が切れた後も生産を続けるならば、自動車関連の技術所有権を本社と共同保有する必要がある」と語ったらしいですが。
…まぁアメリカのGM本体は例の如くですから、GM大宇の方までは面倒見切れないでしょう。
(実際向こうの関係者はGM自体がアメリカから支援を受けている状態でGM大宇の方へ金が出せませんって言っていますし)
多分これが事実上の既定方針になるんじゃないですかね。
…とりあえず、今日の気になる記事は以上でした。
では、また明日。
余談
要るかどうか判りませんが…
韓国経済おさらい動画です。
いつもの如くニコニコ動画で、前から、このブログで時々紹介している替え歌の人(初音ミク)の作品です。
強力な嫌韓なので、その手が嫌いな人は注意してください。
動画自体は次々とジャンプして行く仕様で、この動画は韓国経済の成り立ち、次の動画で前大統領のノムヒョン時代、最後に今のイミョンバク時代(但しつい最近の超ウォン安の時までで、この後はまだ作成中)と続いていきます。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009051300136
…腐っても政治家が、今こんな事を言うのは拙いと思うんだ。例え本気でそう思っていたとしても…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
まず聯合ニュースから。
金融監督院は13日、景気の悪化で昨年の国内企業の不渡り率は1.47%を記録し、4年ぶりに上昇に転じたと明らかにした。
次にKBSですが。
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_detail.htm?No=33866
最近ウォン高が進んでいることについて、企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は13日、このままでは企業の採算性が悪化する可能性があるとの見方を示しましたとの事。
「第1四半期はウォン安が輸出企業の実績を押し上げたが、最近は状況が変わってきた。去年からの急激なウォン安がこのところ安定に向かい、このままウォン高が続けば企業の採算性はかなり悪化することもあり得る」
「景気底入れ論については、もう少し様子を見守る必要がある。景気が急落する勢いがおさまり、速度が緩やかにはなっているものの、景気の後退は続いている」
「今年第2四半期に入って企業が保有している余裕資金がほぼ底を尽き始めているようだ。景気後退に伴う売上の低迷や輸出の減少で企業の収益性が悪化し、倒産する企業が増える見通しだ」
談話を抜粋すると、こんな感じになりますね。
実際数値として、上にある様に企業の不渡りは増えてきているようなので企画財政部長官の懸念も判る感じがします。
ただ、これも聯合ニュースですが…
韓国開発研究院(KDI)は13日、「輸出急落傾向の特徴・要因分析」と題した報告書で昨年11月から4カ月間で、韓国の輸出量と単価が初めてともに15%前後ずつ落ち込んだ。世界景気低迷とウォン急落、資本財中心の輸出商品構造などによるものと分析されると指摘し、輸出単価の下落傾向は沈静する見込みがあるものの、景気低迷が続く限り短期間での輸出景気回復は期待し難いと見通したとの事。
なおKDIは今後の見通しについて、ウォンの上昇と原材料値上がりが予想され輸出単価下落傾向は緩和され得るとし、これにより一部開発途上国への輸出回復が期待できるものの、輸出全般に及ぼす影響は大きくないだろうと説明。世界経済の低迷が続く限り、輸出需要が不足し輸出景気が短期間で回復することは期待し難いと言う見通しを出した様です。
なお例の韓国の失業者問題ですが、もうじき失業者は100万人と言う話もありましたが、失業者は4月現在93万3000人で、先月から1万9000人減少したと言う話です。
これを産業別で見ると事業・個人・公共サービス業は29万2000人増加した一方、製造業(マイナス15万5000人)、建設業(マイナス12万8000人)、卸小売り・飲食宿泊業(マイナス12万6000人)、運輸・通信・金融業(マイナス6万8000人)では減少したとの事で、こうやってみると相変わらず物作りとかは全然駄目ですが…
(…でも、これ、よくよく見ると事業や個人が増えたのは、もう就職出来ないから事業を興したって言う風にも見えるんですよね…)
一応、今日、見つけられた新ネタは以上でした。
で、実際の今日の相場ですが…
微妙にウォン高ですか。
昨日の終値が1ドル=1241.4ウォン、今日の終値は1ドル=1240.9ウォンでしたから。
ちなみに今日の始値は1ドル=1236.9ウォンから始まり、徐々にウォン安方面へ振れて行って一時的ですが、14時辺りから昨日の終値を超えて安くはなっていたんですがね。
さて、最後に韓国経済の現況ですが…
朝鮮日報にGM大宇(韓国の自動車メーカー)の続報が入ってきてますね。
韓国政府と債権団はGM大宇に対して新たに資金を援助する条件で、一定期間、同社工場の稼動を今の水準に維持することを求めることを検討しているとの事。
同関係者は「GM本社がGM大宇を切り捨てるならば、GM大宇が自力で開発したラセッティ・プレミアなどの車種の技術所有権を引き受ける方針だ。GM大宇が本社との関係が切れた後も生産を続けるならば、自動車関連の技術所有権を本社と共同保有する必要がある」と語ったらしいですが。
…まぁアメリカのGM本体は例の如くですから、GM大宇の方までは面倒見切れないでしょう。
(実際向こうの関係者はGM自体がアメリカから支援を受けている状態でGM大宇の方へ金が出せませんって言っていますし)
多分これが事実上の既定方針になるんじゃないですかね。
…とりあえず、今日の気になる記事は以上でした。
では、また明日。
余談
要るかどうか判りませんが…
韓国経済おさらい動画です。
いつもの如くニコニコ動画で、前から、このブログで時々紹介している替え歌の人(初音ミク)の作品です。
強力な嫌韓なので、その手が嫌いな人は注意してください。
動画自体は次々とジャンプして行く仕様で、この動画は韓国経済の成り立ち、次の動画で前大統領のノムヒョン時代、最後に今のイミョンバク時代(但しつい最近の超ウォン安の時までで、この後はまだ作成中)と続いていきます。
2009年05月12日
経済両天秤
適正レンジが狭いだけ有って大変だねぇ。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
聯合ニュースですが。
韓国銀行は12日に定例金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の年2.00%で据え置くことを決定した。
(中略)
韓国銀行関係者は「金融分野が安定した流れを見せているが、実体分野はまだ回復のシグナルを送っておらず、利上げは容易ではない」と話した。韓国銀行は今後、かなりの期間にわたり国内外経済状況を点検しながら、金利引き上げの時期を見極めていくものと思われる。
…との事。この件に関しては当面様子見ですかね。
後これも聯合ニュースですが。
以下は企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官が12日、就任100日を迎え聯合ニュースとの会見に応じた際の談話です。抜粋すると…
為替の急上昇に関し「市場を注視している。特定方向への偏りがひどかったり速度に問題がある場合には、必要な対応を取る」と述べた。為替相場はどの方向に進もうとそれなりに意味があり、基本的には市場を尊重するとした。
一方、不動産投機問題には断固とした姿勢を見せた。地域にかかわらず不動産投機の兆しが見えれば、投機地域指定なり金融規制なりあらゆる手段を動員してこれを抑えると警告した。
…要約すれば為替に関しては、今後、経済の天秤がどちらにふれても(急激なウォン安になれば輸入が出来なくなる、逆に急激にウォン高になると輸出が出来なくなる)最悪の事態に備えて介入の準備はしている。また既に起こりかかっている土地バブルは、今後政府が介入しても抑えると言う事ですね。
それと、これも聯合ニュースですが…
韓国銀行は14日に満期が到来する為替スワップ資金20億ドル(約2000億円)について、再入札を行わない方針を固めた。同行が11日に明らかにした。
韓国銀行は韓米通貨スワップ資金とは別途に、外貨準備高を活用し為替スワップ競争入札を行ってきた。しかし、大幅な経常黒字と国内金融機関の海外借り入れなどで外貨流動性が大きく改善したことを受け、再入札せず資金を回収することを決めた。
これに伴い、競争入札方式の為替スワップの残高は46億ドルから26億ドルに減少する。また4日に施行した競争入札でも、応札額は8億ドルと入札額(10億ドル)を下回った。
…これに関しては、とりあえずドルは流れ込んできてますからね。あくまで今後の予断は許しませんが。
なぜなら貿易立国たる韓国の貿易収支に関しては輸出以上に輸入が減って黒字になる経済縮小型の黒字で、為替や株の市場の方にドルが流れ込んでいるのはアジアの市場全般がそうで韓国だけでは無いですが…これはリスク回避とか新興国市場の高金利とか、まぁそんな感じですよね。
しかも急に金が流れ込み始めたせいで韓国の国内はインフレ気味かつ、バブルになりかかっているって韓国政府も認めている訳ですし。
とりあえず新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが、今日はウォン安ですね。
昨日の終値の時点で1ドル=1235.6ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1253.6ウォンでした。
結局、今日は一度も昨日の終値をかすらずに、1ドル=1243.9ウォンで引けてます。
最後に韓国経済の現況ですが。
中央日報ですが。
金栄鶴(キム・ヨンハク)知識経済部次官は11日「今年上半期中、電気、ガス料金の値上げを検討する」と明らかにした。この日、記者たちに「すぐにも引き上げ幅を決め、企画財政部と論議する」と述べた。
政府は昨年から物価安定を目的に電気・ガス料金引き上げを最大限抑えてきた。これにより韓電は昨年2兆9500億ウォン(約2307憶円)、今年第1四半期8800億ウォンの純損失を出し、ガス公社も昨年3兆5000億ウォン、今年第1四半期1兆5000億ウォンの純損失を記録している。
…以前朝鮮日報に書いてありましたが韓国電力が、今年の電気料金を17.7%程値上げするって予定を立ててましたがね。
流石に上がり幅が異常なんで、もうすこし現実的な数字に落とすのではって記事はしめてあった筈です。
実際、幾らにするかですね。
どっちせによ、これは庶民生活にも影響があるでしょうし、工業製品の作成も原価が上がる (製品の国際競争力は落ちる)でしょうがね。
後は聯合ニュースに双竜自動車の続報が上がってますか。
一度、破綻して再生中の双竜自動車(但し再生計画が実行されない場合、再生は中止の予定)ですけど、相変わらず労組はリストラに対して反対で、ストライキで対抗しているようです。
…まぁ所詮は人の自由ですけど。このままだと全員共倒れになるんじゃないかなぁと。相変わらず理性の有る行動とは思えませんが…
…とりあえず、今日の気になる記事は以上でした。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
聯合ニュースですが。
韓国銀行は12日に定例金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の年2.00%で据え置くことを決定した。
(中略)
韓国銀行関係者は「金融分野が安定した流れを見せているが、実体分野はまだ回復のシグナルを送っておらず、利上げは容易ではない」と話した。韓国銀行は今後、かなりの期間にわたり国内外経済状況を点検しながら、金利引き上げの時期を見極めていくものと思われる。
…との事。この件に関しては当面様子見ですかね。
後これも聯合ニュースですが。
以下は企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官が12日、就任100日を迎え聯合ニュースとの会見に応じた際の談話です。抜粋すると…
為替の急上昇に関し「市場を注視している。特定方向への偏りがひどかったり速度に問題がある場合には、必要な対応を取る」と述べた。為替相場はどの方向に進もうとそれなりに意味があり、基本的には市場を尊重するとした。
一方、不動産投機問題には断固とした姿勢を見せた。地域にかかわらず不動産投機の兆しが見えれば、投機地域指定なり金融規制なりあらゆる手段を動員してこれを抑えると警告した。
…要約すれば為替に関しては、今後、経済の天秤がどちらにふれても(急激なウォン安になれば輸入が出来なくなる、逆に急激にウォン高になると輸出が出来なくなる)最悪の事態に備えて介入の準備はしている。また既に起こりかかっている土地バブルは、今後政府が介入しても抑えると言う事ですね。
それと、これも聯合ニュースですが…
韓国銀行は14日に満期が到来する為替スワップ資金20億ドル(約2000億円)について、再入札を行わない方針を固めた。同行が11日に明らかにした。
韓国銀行は韓米通貨スワップ資金とは別途に、外貨準備高を活用し為替スワップ競争入札を行ってきた。しかし、大幅な経常黒字と国内金融機関の海外借り入れなどで外貨流動性が大きく改善したことを受け、再入札せず資金を回収することを決めた。
これに伴い、競争入札方式の為替スワップの残高は46億ドルから26億ドルに減少する。また4日に施行した競争入札でも、応札額は8億ドルと入札額(10億ドル)を下回った。
…これに関しては、とりあえずドルは流れ込んできてますからね。あくまで今後の予断は許しませんが。
なぜなら貿易立国たる韓国の貿易収支に関しては輸出以上に輸入が減って黒字になる経済縮小型の黒字で、為替や株の市場の方にドルが流れ込んでいるのはアジアの市場全般がそうで韓国だけでは無いですが…これはリスク回避とか新興国市場の高金利とか、まぁそんな感じですよね。
しかも急に金が流れ込み始めたせいで韓国の国内はインフレ気味かつ、バブルになりかかっているって韓国政府も認めている訳ですし。
とりあえず新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが、今日はウォン安ですね。
昨日の終値の時点で1ドル=1235.6ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1253.6ウォンでした。
結局、今日は一度も昨日の終値をかすらずに、1ドル=1243.9ウォンで引けてます。
最後に韓国経済の現況ですが。
中央日報ですが。
金栄鶴(キム・ヨンハク)知識経済部次官は11日「今年上半期中、電気、ガス料金の値上げを検討する」と明らかにした。この日、記者たちに「すぐにも引き上げ幅を決め、企画財政部と論議する」と述べた。
政府は昨年から物価安定を目的に電気・ガス料金引き上げを最大限抑えてきた。これにより韓電は昨年2兆9500億ウォン(約2307憶円)、今年第1四半期8800億ウォンの純損失を出し、ガス公社も昨年3兆5000億ウォン、今年第1四半期1兆5000億ウォンの純損失を記録している。
…以前朝鮮日報に書いてありましたが韓国電力が、今年の電気料金を17.7%程値上げするって予定を立ててましたがね。
流石に上がり幅が異常なんで、もうすこし現実的な数字に落とすのではって記事はしめてあった筈です。
実際、幾らにするかですね。
どっちせによ、これは庶民生活にも影響があるでしょうし、工業製品の作成も原価が上がる (製品の国際競争力は落ちる)でしょうがね。
後は聯合ニュースに双竜自動車の続報が上がってますか。
一度、破綻して再生中の双竜自動車(但し再生計画が実行されない場合、再生は中止の予定)ですけど、相変わらず労組はリストラに対して反対で、ストライキで対抗しているようです。
…まぁ所詮は人の自由ですけど。このままだと全員共倒れになるんじゃないかなぁと。相変わらず理性の有る行動とは思えませんが…
…とりあえず、今日の気になる記事は以上でした。
では、また明日。
2009年05月11日
もしも、給料が商品券だったら…
ロイター読んでいる限り、アジアの市場は変な方向へ回り始めた様ですね…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
今日の市場のネタバレになりますがね。ロイターから。
http://jp.reuters.com/article/jpSubMarketNews/idJPnTK847070920090511
アジア各国の市場動向ですが。韓国の部分を抜粋すると…
トレーダーによると、韓国中銀は先週末、3月6日に11年ぶり安値をつけた後に20%上昇したウォン高を食い止めるため、ドル買い介入を実施した可能性がある。
一部のトレーダーは、ウォンが目先1200ウォンの上値抵抗線を試す展開になるとみているが、韓国中銀が輸出セクターを支援するため介入を実施する可能性があると警戒している。
ドル/ウォンの1年物ノンデリバラブル・フォワードは1217.9に下落し、ウォンが1.2%上昇することを織り込んでいる。
…との事。
今まではウォン安で韓国経済が壊れる心配でしたが、どうやら韓国は今度は逆の心配も(最終的にどっちへ転ぶかが、まだわからないから)し始めた様ですね。
ちなみに、この記事だとタイのバーツもバーツ高で市場介入が入ったのではと言う観測が書かれています。
まぁアジアの国の多数は外需依存なんで、貿易相手国の経済が立ち直ってない状態で自国通貨が高くなると輸出の方面での問題が出てくると言う訳ですが…
で、実際の相場ですが…
まぁネタがすでにばれている様に今日もウォン高です。
先週末時点での終値は1ドル=1247ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1232.4ウォン。
そして終値は1ドル=1235.6ウォンと横ばいな感じで終了しました。
さて、最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
まずは聯合ニュースから
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/10/0200000000AJP20090510001300882.HTML
お題は”ことしの韓国経常黒字は先進国中8位、IMF予測”
もっとも黒字の理由は…
”経常赤字で先進国中21位だった昨年から、わずか1年にして13ランク上昇するとの予測だが、これは為替の影響でことしは輸出より輸入が大きく減り、貿易黒字が急増するとの見方によるもの。”
…どうやらIMFに経済規模が縮小するとお墨付きを頂いたようで。
次に中央日報ですが。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115063&servcode=300§code=300
お題は”韓国企業の業績、為替効果除けば日米より不振”
…経済分析記事ですが、日本人も読んで欲しい内容ですね。
まぁこれも抜粋しておきますと…
”自国通貨を基準にした場合、韓国企業の売上増加率は2007年の13.2%から昨年は24.3%と2倍近く上昇した。これに対し日本企業の売上増加率は6.9%から0.5%に下がり、米国企業は8.5%から7.8%に、ユーロゾーンの企業は7.3%から5.4%に下落した。しかし為替要因を除きドル建てでみると成長性は反対となった。日本企業の売上増加率は2007年の5.6%から昨年は14.4%と大幅に伸び、ユーロゾーンは17.0%から13.1%と小幅な下落にとどまったが、韓国は16.4%から5.1%に急落した。”
…この記事の最終的な判断は、皆さんにお任せしますが私は日本企業の底力(そして韓国は単に、その当時が自国通貨安だから周りを押しのけて売れただけ)と結果を取りました。
後、これは朝鮮日報ですが。
http://www.chosunonline.com/news/20090511000019
サムスン、現代自動車、SK、LGなど韓国有力企業の最高経営責任者(CEO)20人のうち13人は、一見好転したかに見える韓国経済について、景気後退がなおも進んでおり、むしろ悪化しているとの見方を示したとの事。
記事を読む限り”最近の株価上昇や首都圏の不動産分譲市場の活況で台頭している景気の早期回復論に対し、経済の第一線に立つCEOが「錯覚にすぎない」と警告を発した形”だそうですが。
ちなみに内訳は…
20人中12人が「景気後退中だが、後退ペースは鈍っている」と答えた。また、「景気が底を通過しているところだ」との回答が7人、「景気後退が深刻化している」との回答が1人だった。
…だそうで。
最後に、これも朝鮮日報ですが。
http://www.chosunonline.com/news/20090511000048
低所得層25万人に生活環境の整備や公共施設の改修・補修といった働き口を用意する「希望勤労プロジェクト」が来月から本格的に施行される。
この事業は、韓国政府が事業費1兆7000億ウォン(約1355億円)を投入し、低所得層の失業者、休業・廃業した自営業者、世帯主の女性などに生計支援を行うというもの。ところが、賃金の一部を市場などで使える商品券で支給する方針に対し、批判の声が上がっている。
…との事。
記事を読んでいる限り、賃金の30%から50%を市場などで使える商品券で支給、それも使用は原則として発行した市・郡・区内に限定されている上、大規模な店舗(スーパーマーケット、専門店、百貨店、ショッピングセンター)や企業型のスーパーで使うことはできない。大型のチェーン店的なスーパーとかでは無理。
…何というか地域振興券みたいな感じですか。原則、地元の商店街などに刺激を与えるのも兼ねているらしいですがね。
まぁこれは一石二鳥を狙いすぎですかね。
政府としては結局消費するものだから良いじゃんと言う事なのでしょうが、大規模な店舗の方が通常商品が安い事を考えると実質貰える量が目減りしますし、同じ貰えるなら用途の限られる商品券より現金の方が嬉しいのが人間の性でしょうしね。
…とりあえず、今日の気になった記事は以上です。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
今日の市場のネタバレになりますがね。ロイターから。
http://jp.reuters.com/article/jpSubMarketNews/idJPnTK847070920090511
アジア各国の市場動向ですが。韓国の部分を抜粋すると…
トレーダーによると、韓国中銀は先週末、3月6日に11年ぶり安値をつけた後に20%上昇したウォン高を食い止めるため、ドル買い介入を実施した可能性がある。
一部のトレーダーは、ウォンが目先1200ウォンの上値抵抗線を試す展開になるとみているが、韓国中銀が輸出セクターを支援するため介入を実施する可能性があると警戒している。
ドル/ウォンの1年物ノンデリバラブル・フォワード
…との事。
今まではウォン安で韓国経済が壊れる心配でしたが、どうやら韓国は今度は逆の心配も(最終的にどっちへ転ぶかが、まだわからないから)し始めた様ですね。
ちなみに、この記事だとタイのバーツもバーツ高で市場介入が入ったのではと言う観測が書かれています。
まぁアジアの国の多数は外需依存なんで、貿易相手国の経済が立ち直ってない状態で自国通貨が高くなると輸出の方面での問題が出てくると言う訳ですが…
で、実際の相場ですが…
まぁネタがすでにばれている様に今日もウォン高です。
先週末時点での終値は1ドル=1247ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1232.4ウォン。
そして終値は1ドル=1235.6ウォンと横ばいな感じで終了しました。
さて、最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
まずは聯合ニュースから
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/10/0200000000AJP20090510001300882.HTML
お題は”ことしの韓国経常黒字は先進国中8位、IMF予測”
もっとも黒字の理由は…
”経常赤字で先進国中21位だった昨年から、わずか1年にして13ランク上昇するとの予測だが、これは為替の影響でことしは輸出より輸入が大きく減り、貿易黒字が急増するとの見方によるもの。”
…どうやらIMFに経済規模が縮小するとお墨付きを頂いたようで。
次に中央日報ですが。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=115063&servcode=300§code=300
お題は”韓国企業の業績、為替効果除けば日米より不振”
…経済分析記事ですが、日本人も読んで欲しい内容ですね。
まぁこれも抜粋しておきますと…
”自国通貨を基準にした場合、韓国企業の売上増加率は2007年の13.2%から昨年は24.3%と2倍近く上昇した。これに対し日本企業の売上増加率は6.9%から0.5%に下がり、米国企業は8.5%から7.8%に、ユーロゾーンの企業は7.3%から5.4%に下落した。しかし為替要因を除きドル建てでみると成長性は反対となった。日本企業の売上増加率は2007年の5.6%から昨年は14.4%と大幅に伸び、ユーロゾーンは17.0%から13.1%と小幅な下落にとどまったが、韓国は16.4%から5.1%に急落した。”
…この記事の最終的な判断は、皆さんにお任せしますが私は日本企業の底力(そして韓国は単に、その当時が自国通貨安だから周りを押しのけて売れただけ)と結果を取りました。
後、これは朝鮮日報ですが。
http://www.chosunonline.com/news/20090511000019
サムスン、現代自動車、SK、LGなど韓国有力企業の最高経営責任者(CEO)20人のうち13人は、一見好転したかに見える韓国経済について、景気後退がなおも進んでおり、むしろ悪化しているとの見方を示したとの事。
記事を読む限り”最近の株価上昇や首都圏の不動産分譲市場の活況で台頭している景気の早期回復論に対し、経済の第一線に立つCEOが「錯覚にすぎない」と警告を発した形”だそうですが。
ちなみに内訳は…
20人中12人が「景気後退中だが、後退ペースは鈍っている」と答えた。また、「景気が底を通過しているところだ」との回答が7人、「景気後退が深刻化している」との回答が1人だった。
…だそうで。
最後に、これも朝鮮日報ですが。
http://www.chosunonline.com/news/20090511000048
低所得層25万人に生活環境の整備や公共施設の改修・補修といった働き口を用意する「希望勤労プロジェクト」が来月から本格的に施行される。
この事業は、韓国政府が事業費1兆7000億ウォン(約1355億円)を投入し、低所得層の失業者、休業・廃業した自営業者、世帯主の女性などに生計支援を行うというもの。ところが、賃金の一部を市場などで使える商品券で支給する方針に対し、批判の声が上がっている。
…との事。
記事を読んでいる限り、賃金の30%から50%を市場などで使える商品券で支給、それも使用は原則として発行した市・郡・区内に限定されている上、大規模な店舗(スーパーマーケット、専門店、百貨店、ショッピングセンター)や企業型のスーパーで使うことはできない。大型のチェーン店的なスーパーとかでは無理。
…何というか地域振興券みたいな感じですか。原則、地元の商店街などに刺激を与えるのも兼ねているらしいですがね。
まぁこれは一石二鳥を狙いすぎですかね。
政府としては結局消費するものだから良いじゃんと言う事なのでしょうが、大規模な店舗の方が通常商品が安い事を考えると実質貰える量が目減りしますし、同じ貰えるなら用途の限られる商品券より現金の方が嬉しいのが人間の性でしょうしね。
…とりあえず、今日の気になった記事は以上です。
では、また明日。
2009年05月08日
ネタとしては専門家の話も意外と笑えるんですがね。
…最近、親不孝な俺。
あ、それと今日高校生の定期券を拾って取りに来た子に返したら、菓子折りもってきた。わざわざ、そんなもの持って来なくて良いのに。律義な子だ。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37865520090507
ネタはロイターですけどね。
お題は”韓国は景気刺激型の政策を維持へ=企画財政省”
もっとも、一番気になるる部分は記事の後半に有るこれですがね。
”同省によると、4月の韓国の経常黒字は30億ドルを上回る見通し。過去最高の60億2000万ドルの貿易黒字が、国内企業による外国人投資家への配当支払いを背景とする大量の資金流出で相殺される見通しという。”
韓国の株価が押しあがった理由に株価の配当金狙いが有ったらしいと言う情報は入っていましたが、ロイターから裏付けの記事がでましたので、ペタリと張っておきます。
(ちなみに、おさらいをしておくと株価が上がる、つまり韓国の株が買われると言う事は、韓国の通貨であるウォンで株を買うわけですから、まずドルを売って、ウォンを買うと言う事が必要な訳で、その結果ウォン高へつながります)
…しかし、記事に具体的な金額が書かれてませんが実際どれくらいの金が流出したんですかね?
…下手すると韓国の国民の懐を完全にスルーして金が国外に逃げて行った風にも取れますが。
とりあえず新ネタは以上ですかね。
で、実際の相場ですが…
今日もウォン高へ進んでいってますね。
昨日の終値は1ドル=1262.1ウォンで、今日の始値は1ドル=1255.9ウォンからスタート、そこからウォン安方面へ動き、しばらくは昨日の終値辺りをうろついていましたが、13時少し手前から、徐々にウォン高へ進んで行き1ドル=1247ウォンで終了しました。
さて、最後に恒例の韓国経済の現況ですが。
双竜自動車の続報が聯合ニュースから入ってきてますが。
いったん破綻して再生中の双竜自動車な訳ですが「解雇計画」申告書を政府に提出したとの事。
それに対して、労組側は労働組合はこれに抗議し8日にストライキを実施。
…労組側には歩み寄る姿勢が全くありませんな。このまま行くと御取り潰しだと言う事を判っているんですかねぇ。
理性が有る行動とは到底思えないんですがねぇ。
後、これは東亞日報になりますが。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2009050833028
お題は”「景気急落は落ち着いたが…」 政府が「早期回復論」を警戒”です。
最近の(韓国)政府観測の話になりますが…韓国経済の現況のおさらいには良い記事かもです。
これは至極まっとうに韓国経済の現況を分析できていると思います。
それと、これは”経済の現況を基にした提言”系の記事ですが。
朝鮮日報の記事で、お題は” 「韓国は労働市場改革とFTA批准を急ぐべき」”で上中下で3分割の記事になります。
http://www.chosunonline.com/news/20090508000038
(このURLは上のものです)
韓国経済の専門家が好き放題言っている記事ですが、なかなかに笑えるので読んでおいても良いかなと言う記事です。
特にニューヨークを拠点とする韓国投資専門ファンドIIAのヘンリー・セガーマン代表のコメントは非常に。
抜粋しておくと…
「企業が経営上の必要に応じ、無条件で解雇できるように制度を改善すべきだ」
「韓国政府の規制と官僚主義で創意ある新事業のアイデアがすべて死んでいる。韓国は官僚主義を排し、コメ、牛肉、自動車、法律サービス、会計、保険市場を完全に開放すべきだ」
まぁあれですね。韓国の場合、労働者の権利が尊重されすぎていて費用対効果が悪い(ちなみに権利を笠に着ての働きぶりの悪さも有名)というのと、保護貿易的な関税を撤廃しろって言うのがこう言う発言になっている訳ですが。
…実際にやれれば、当面の社会の混乱は兎も角、最終的に国が立ち直るとは思いますがね。
まぁでも、一部の競争力の有る企業を除いて韓国から企業が消え去るから、やっぱり駄目かな?
でも少なくとも労働者の権利(特にデモとかストライキとか。ストライキをして企業の操業が止まっても、その日の給料を企業が持つような韓国の現状は普通に考えておかしいと思いますが)をなんとかしないと韓国はますます駄目になると思うんですがね。
ちなみに現在、米国とのFTAもすったもんだしてますが、もうじき通る事は通る予定ですよね。
関税がなくなった瞬間に米国からアメリカ製の日本車(アメリカの工場で作られている日本車と言う意味です)が押し寄せて来ると思いますが…下手すると現代と起亜自動車除いて全部瞬殺されるんじゃないかなぁ…
…とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
そして今週はこれで終了です。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
あ、それと今日高校生の定期券を拾って取りに来た子に返したら、菓子折りもってきた。わざわざ、そんなもの持って来なくて良いのに。律義な子だ。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37865520090507
ネタはロイターですけどね。
お題は”韓国は景気刺激型の政策を維持へ=企画財政省”
もっとも、一番気になるる部分は記事の後半に有るこれですがね。
”同省によると、4月の韓国の経常黒字は30億ドルを上回る見通し。過去最高の60億2000万ドルの貿易黒字が、国内企業による外国人投資家への配当支払いを背景とする大量の資金流出で相殺される見通しという。”
韓国の株価が押しあがった理由に株価の配当金狙いが有ったらしいと言う情報は入っていましたが、ロイターから裏付けの記事がでましたので、ペタリと張っておきます。
(ちなみに、おさらいをしておくと株価が上がる、つまり韓国の株が買われると言う事は、韓国の通貨であるウォンで株を買うわけですから、まずドルを売って、ウォンを買うと言う事が必要な訳で、その結果ウォン高へつながります)
…しかし、記事に具体的な金額が書かれてませんが実際どれくらいの金が流出したんですかね?
…下手すると韓国の国民の懐を完全にスルーして金が国外に逃げて行った風にも取れますが。
とりあえず新ネタは以上ですかね。
で、実際の相場ですが…
今日もウォン高へ進んでいってますね。
昨日の終値は1ドル=1262.1ウォンで、今日の始値は1ドル=1255.9ウォンからスタート、そこからウォン安方面へ動き、しばらくは昨日の終値辺りをうろついていましたが、13時少し手前から、徐々にウォン高へ進んで行き1ドル=1247ウォンで終了しました。
さて、最後に恒例の韓国経済の現況ですが。
双竜自動車の続報が聯合ニュースから入ってきてますが。
いったん破綻して再生中の双竜自動車な訳ですが「解雇計画」申告書を政府に提出したとの事。
それに対して、労組側は労働組合はこれに抗議し8日にストライキを実施。
…労組側には歩み寄る姿勢が全くありませんな。このまま行くと御取り潰しだと言う事を判っているんですかねぇ。
理性が有る行動とは到底思えないんですがねぇ。
後、これは東亞日報になりますが。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2009050833028
お題は”「景気急落は落ち着いたが…」 政府が「早期回復論」を警戒”です。
最近の(韓国)政府観測の話になりますが…韓国経済の現況のおさらいには良い記事かもです。
これは至極まっとうに韓国経済の現況を分析できていると思います。
それと、これは”経済の現況を基にした提言”系の記事ですが。
朝鮮日報の記事で、お題は” 「韓国は労働市場改革とFTA批准を急ぐべき」”で上中下で3分割の記事になります。
http://www.chosunonline.com/news/20090508000038
(このURLは上のものです)
韓国経済の専門家が好き放題言っている記事ですが、なかなかに笑えるので読んでおいても良いかなと言う記事です。
特にニューヨークを拠点とする韓国投資専門ファンドIIAのヘンリー・セガーマン代表のコメントは非常に。
抜粋しておくと…
「企業が経営上の必要に応じ、無条件で解雇できるように制度を改善すべきだ」
「韓国政府の規制と官僚主義で創意ある新事業のアイデアがすべて死んでいる。韓国は官僚主義を排し、コメ、牛肉、自動車、法律サービス、会計、保険市場を完全に開放すべきだ」
まぁあれですね。韓国の場合、労働者の権利が尊重されすぎていて費用対効果が悪い(ちなみに権利を笠に着ての働きぶりの悪さも有名)というのと、保護貿易的な関税を撤廃しろって言うのがこう言う発言になっている訳ですが。
…実際にやれれば、当面の社会の混乱は兎も角、最終的に国が立ち直るとは思いますがね。
まぁでも、一部の競争力の有る企業を除いて韓国から企業が消え去るから、やっぱり駄目かな?
でも少なくとも労働者の権利(特にデモとかストライキとか。ストライキをして企業の操業が止まっても、その日の給料を企業が持つような韓国の現状は普通に考えておかしいと思いますが)をなんとかしないと韓国はますます駄目になると思うんですがね。
ちなみに現在、米国とのFTAもすったもんだしてますが、もうじき通る事は通る予定ですよね。
関税がなくなった瞬間に米国からアメリカ製の日本車(アメリカの工場で作られている日本車と言う意味です)が押し寄せて来ると思いますが…下手すると現代と起亜自動車除いて全部瞬殺されるんじゃないかなぁ…
…とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
そして今週はこれで終了です。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
2009年05月07日
これ、GMも何処まで本気で言っているのかな?
…休みが明けて憂鬱。もっとも休み中も…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ロイターですが。
”韓国銀行(中央銀行)が7日発表した4月末時点の同国外貨準備高は2124億8000万ドルで、3月末から3%(61億4000万ドル)増加した。投資収益および総額30億ドル規模のドル建てソブリン債発行が寄与した。”
”4月の増加幅は、65億4000万ドル増となった2006年1月以来の大きさ。”
…この記事の注目点は”総額30億ドル規模のドル建てソブリン債発行が寄与した。”でしょうね。
増えたうち30億ドルは実質借金な訳です。
後、聯合ニュースになりますが、
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/07/0200000000AJP20090507002500882.HTML
政府は短期流動性が急増を受け、市中の資金の流れを綿密に点検するとの考えを示した。
特に、短期流動性が大きく増加し、一部の資金は不動産や株式市場に移るなど、過剰流動性の懸念があると指摘した。
と言う記事が上がってきてますね。つまるところ、インフレ(ついでにバブル)の傾向が出始めた様ですが。
これに関して少し引用補足しておくと、
>> 昨年下半期以降、不動産景気の低迷で韓国国内の土地取引は減少したが、外国人による土地購入は着実に増加しており、今年3月末現在でソウル汝矣島の面積の25.2倍を所有していることが分かった。
…と言う記事が、ちょうど朝鮮日報に上がってきてます。
株式市場もそうなんですが、外国人(これは韓国にとってと言う意味ですが)がドル以外の資産の運用先の一部として韓国を選んだ結果、急激に金が流れ込んでいるという結果になっています。(最近急にウォン高へ進行しているのも、このせいです)
ただ、元々のパイが小さいですから飽和状態になるのも早いって所の様ですね。
ちなみに、韓国政府として対応は…
”流動性問題については、景気が依然として不振なことから現在の基調を当面は堅持し、短期資金など市中資金の流れを綿密にモニタリングする方針だ。”
…と言うのが基本方針の様ですね。これは、どう見ても難しいかじ取りになりそうですが。
…とりあえず、新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが。
今日は若干高値へ。と言っても朝から横ばい気味で終了ですけど。
昨日の時点で終値が1ドル=1277ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1263.4ウォンでした。
で、終値は1ドル=1262.6ウォンで終了。ちなみに最高値と最安値の幅は11.1ウォンでした。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
判断に悩む記事を。
後、記事的に韓国経済+アメリカ経済の話にもなりますが。
元ネタは朝鮮日報です。
http://www.chosunonline.com/news/20090507000011
長めですが、全文引用した方が良いでしょうね。
「中国製部品は高くて使えない」
大規模なリストラを断行中の米ゼネラルモーターズ(GM)のボー・アンダーソン副社長(調達統括担当)は5日、韓国の自動車部品メーカーが中国と日本の間でライバル会社よりも業績を伸ばせる「逆サンドイッチ現象」をそう表現した。
中国は中国政府が育成しているガラス、スペアタイヤなど一部品目では強みを持っているが、そのほかの品目では競争力が急速に低下しており、価格も割高だ。アンダーソン副社長は、中国ではさまざまな部品をリンクさせたサプライチェーンが整備されておらず、部品の多くにスケールメリットがないため、むしろコストが高いと指摘する。また、日本は技術に強みがあるが、すべてを内部で調達しようとする閉鎖的構造のため、世界市場で必要な価格競争力を持てずにいると批判した。
これに対し、韓国企業は製品生産、調達などのプロセスに強みがあるという。アンダーソン副社長は「韓国の最高経営責任者(CEO)が『イエス』と言えば、必ず仕事を成し遂げる」と述べ、韓国の企業経営者に強い信頼感を示し、韓国の経営文化を称賛した。同副社長はまた、韓国の部品メーカーのCEOに対し、「中国やベトナムに行かず、韓国での生産を増やしてほしい」とも注文した。責任感あるCEOが現場を掌握できてこそ、製品の品質が向上すると考えるためだ。同副社長によれば、韓国企業は日本企業とは異なり、全世界を対象にグローバルソーシングを行い、価格面でも競争力があるという。
GMが毎年選定する優秀部品メーカーのリストに含まれた韓国の部品メーカーは、2005年の5社から今年は20社に増えた。GMは韓国からの製品調達を昨年の14億ドル(約1380億円)から今年は21億ドル(約2070億円)に増やす計画だ。
デトロイトにあるGM調達本部では同日、韓国の部品メーカーとの調達の会合が開かれ、39社が参加し、約100件、総額1億ドル(約98億円)規模の商談を行った。防振ゴムメーカー、トンヤン・アメリカのファン・ドクファン理事は「GMが安値と高品質を求めてグローバルソーシングを行っており、積極的に参入すればシェアを高める良い機会になる」と指摘した。
…だそうです。
さて上の記事を要約すれば技術が有っても日本製は高い。中国製は一見安いものの技術や調達、特に総合的な量産効果が弱く結果として割高。その中間に韓国が有り韓国の部品を使いたいって事になりますが…。
これは、ここ最近の為替の問題(だんだんとウォン高に進んではいるもの、一応はまだウォン安)も大きいんでしょうがね。
(しかしGMのリップサービス率は何パーセント位でしょうねぇ…(苦笑))
底意地の悪い見方をすれば、そもそもアメリカ製品って費用対効果的に韓国製より劣るって事になりますね。(笑)
しかも、その韓国製にしても韓国で製品を作って品質の安定に努めて欲しいと言っている所を見ると品質管理面で無条件に信用してない事になりますが。
(…日本人の感覚からすれば、どこで製品を作っても品質管理は厳重にして、品質が安定しているのが当たり前だと思いますけどね)
ついでに言うと費用面はともかく、品質面はアメリカ、韓国の両国とも日本製に劣るのを認めてますが。
今後のGMはどういう車を作りたいか判りませんが…ますます魅力の無い車しか作れない気がしますね。
後、話を戻しますが、もちろん、このままウォンが高くなればGMが欲しい品質と安さのうち、安いと言う魅力は当然吹っ飛びます。
昔から韓国はそうでしたが、貿易に頼りすぎている国だけあって、通貨に関しては産業や生活が耐えられる上下のレンジが極端に狭く、今回の問題も行きつく所、そこになります。
…韓国政府は、今後ウォンを、どれ位の幅で、どうコントロールする気なんでしょうね。その辺り結構気になりますが。
…とりあえず、今日の気になる記事は以上でした。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
ロイターですが。
”韓国銀行(中央銀行)が7日発表した4月末時点の同国外貨準備高は2124億8000万ドルで、3月末から3%(61億4000万ドル)増加した。投資収益および総額30億ドル規模のドル建てソブリン債発行が寄与した。”
”4月の増加幅は、65億4000万ドル増となった2006年1月以来の大きさ。”
…この記事の注目点は”総額30億ドル規模のドル建てソブリン債発行が寄与した。”でしょうね。
増えたうち30億ドルは実質借金な訳です。
後、聯合ニュースになりますが、
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/05/07/0200000000AJP20090507002500882.HTML
政府は短期流動性が急増を受け、市中の資金の流れを綿密に点検するとの考えを示した。
特に、短期流動性が大きく増加し、一部の資金は不動産や株式市場に移るなど、過剰流動性の懸念があると指摘した。
と言う記事が上がってきてますね。つまるところ、インフレ(ついでにバブル)の傾向が出始めた様ですが。
これに関して少し引用補足しておくと、
>> 昨年下半期以降、不動産景気の低迷で韓国国内の土地取引は減少したが、外国人による土地購入は着実に増加しており、今年3月末現在でソウル汝矣島の面積の25.2倍を所有していることが分かった。
…と言う記事が、ちょうど朝鮮日報に上がってきてます。
株式市場もそうなんですが、外国人(これは韓国にとってと言う意味ですが)がドル以外の資産の運用先の一部として韓国を選んだ結果、急激に金が流れ込んでいるという結果になっています。(最近急にウォン高へ進行しているのも、このせいです)
ただ、元々のパイが小さいですから飽和状態になるのも早いって所の様ですね。
ちなみに、韓国政府として対応は…
”流動性問題については、景気が依然として不振なことから現在の基調を当面は堅持し、短期資金など市中資金の流れを綿密にモニタリングする方針だ。”
…と言うのが基本方針の様ですね。これは、どう見ても難しいかじ取りになりそうですが。
…とりあえず、新ネタは以上です。
で、実際の相場ですが。
今日は若干高値へ。と言っても朝から横ばい気味で終了ですけど。
昨日の時点で終値が1ドル=1277ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1263.4ウォンでした。
で、終値は1ドル=1262.6ウォンで終了。ちなみに最高値と最安値の幅は11.1ウォンでした。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
判断に悩む記事を。
後、記事的に韓国経済+アメリカ経済の話にもなりますが。
元ネタは朝鮮日報です。
http://www.chosunonline.com/news/20090507000011
長めですが、全文引用した方が良いでしょうね。
「中国製部品は高くて使えない」
大規模なリストラを断行中の米ゼネラルモーターズ(GM)のボー・アンダーソン副社長(調達統括担当)は5日、韓国の自動車部品メーカーが中国と日本の間でライバル会社よりも業績を伸ばせる「逆サンドイッチ現象」をそう表現した。
中国は中国政府が育成しているガラス、スペアタイヤなど一部品目では強みを持っているが、そのほかの品目では競争力が急速に低下しており、価格も割高だ。アンダーソン副社長は、中国ではさまざまな部品をリンクさせたサプライチェーンが整備されておらず、部品の多くにスケールメリットがないため、むしろコストが高いと指摘する。また、日本は技術に強みがあるが、すべてを内部で調達しようとする閉鎖的構造のため、世界市場で必要な価格競争力を持てずにいると批判した。
これに対し、韓国企業は製品生産、調達などのプロセスに強みがあるという。アンダーソン副社長は「韓国の最高経営責任者(CEO)が『イエス』と言えば、必ず仕事を成し遂げる」と述べ、韓国の企業経営者に強い信頼感を示し、韓国の経営文化を称賛した。同副社長はまた、韓国の部品メーカーのCEOに対し、「中国やベトナムに行かず、韓国での生産を増やしてほしい」とも注文した。責任感あるCEOが現場を掌握できてこそ、製品の品質が向上すると考えるためだ。同副社長によれば、韓国企業は日本企業とは異なり、全世界を対象にグローバルソーシングを行い、価格面でも競争力があるという。
GMが毎年選定する優秀部品メーカーのリストに含まれた韓国の部品メーカーは、2005年の5社から今年は20社に増えた。GMは韓国からの製品調達を昨年の14億ドル(約1380億円)から今年は21億ドル(約2070億円)に増やす計画だ。
デトロイトにあるGM調達本部では同日、韓国の部品メーカーとの調達の会合が開かれ、39社が参加し、約100件、総額1億ドル(約98億円)規模の商談を行った。防振ゴムメーカー、トンヤン・アメリカのファン・ドクファン理事は「GMが安値と高品質を求めてグローバルソーシングを行っており、積極的に参入すればシェアを高める良い機会になる」と指摘した。
…だそうです。
さて上の記事を要約すれば技術が有っても日本製は高い。中国製は一見安いものの技術や調達、特に総合的な量産効果が弱く結果として割高。その中間に韓国が有り韓国の部品を使いたいって事になりますが…。
これは、ここ最近の為替の問題(だんだんとウォン高に進んではいるもの、一応はまだウォン安)も大きいんでしょうがね。
(しかしGMのリップサービス率は何パーセント位でしょうねぇ…(苦笑))
底意地の悪い見方をすれば、そもそもアメリカ製品って費用対効果的に韓国製より劣るって事になりますね。(笑)
しかも、その韓国製にしても韓国で製品を作って品質の安定に努めて欲しいと言っている所を見ると品質管理面で無条件に信用してない事になりますが。
(…日本人の感覚からすれば、どこで製品を作っても品質管理は厳重にして、品質が安定しているのが当たり前だと思いますけどね)
ついでに言うと費用面はともかく、品質面はアメリカ、韓国の両国とも日本製に劣るのを認めてますが。
今後のGMはどういう車を作りたいか判りませんが…ますます魅力の無い車しか作れない気がしますね。
後、話を戻しますが、もちろん、このままウォンが高くなればGMが欲しい品質と安さのうち、安いと言う魅力は当然吹っ飛びます。
昔から韓国はそうでしたが、貿易に頼りすぎている国だけあって、通貨に関しては産業や生活が耐えられる上下のレンジが極端に狭く、今回の問題も行きつく所、そこになります。
…韓国政府は、今後ウォンを、どれ位の幅で、どうコントロールする気なんでしょうね。その辺り結構気になりますが。
…とりあえず、今日の気になる記事は以上でした。
では、また明日。
2009年05月06日
先進国に分類される国の中で32位って言うのはブービーですが。
世間的には、今日が連休最終日な訳ですが…関東や、その近辺で過ごしていた人は、ここ数日雨だったかっら、あんまり楽しめなかったかも知れませんね。自分もその一人でした。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
まぁ有るっちゃ有るしないと言えば無いレベルですが。
有名人のリップサービスで投資の世界では有名なウォーレン・バフェットが韓国を褒めていたって言うのがありましたか。
http://www.chosunonline.com/news/20090505000007
ソースは朝鮮日報
…基本的に投資家が投資したって喋っている頃には上手い話は既に終わっているものですけどね。(苦笑)
(実際、知ったらしまいと言う格言が株とかにはありますが…)
後は中央日報の記事の引用ですが。
今年、韓国の国内総生産(GDP)に対する財政赤字規模が主要20カ国・地域(G20)で5番目に小さいという報告書が出てきた。 国際通貨基金(IMF)が最近ホームページ(www.imf.org)に載せた報告書「主要国の景気浮揚対策」の内容だ。
後、これもIMFの分析ですが、こちらは聯合ニュースより引用。
IMFが先進国に分類した33カ国のうち、1人当たり国民所得の順位で韓国は2007年の28位から2008年に31位に落ち、今年は32位に下がりそうだ。今年は台湾(1万4365ドル)が唯一韓国より少なく、最も多いのは米国(4万5550ドル)、次いでルクセンブルク、スイス、デンマークなどの順になると予想された。
(つまり先進国に分類される国の中で32位って言うのはブービー)
また物価上昇率は、韓国は昨年は4.7%で先進国のうち4番目に高かったのが、今年は1.7%で、アイスランドとマルタに次ぎスロバキアと並び3番目になるとみている。2010年から2014年までの韓国の物価上昇率は3%で、先進国の中で最大の上げ幅になると見通した。
結論として。
IMFは韓国の1人当たり名目国民所得は5年後の2014年まで2万ドルを回復できないとろうと予測。
その一方で、韓国の物価上昇率は2010年以降、先進国の中で最も大きくなると予測した。これは、景気低迷で1人当たり国民所得が大幅に減少しながらも物価は毎年大きく上がり、韓国人の実質的な生活が窮する可能性があることを示唆。
…基本的に景気浮揚対策はIMFでも認められているものの、国民生活的には苦しい日々が続くと言う予想の様ですな。
さて、新ネタは、この様な感じで、実際の相場ですが…
今日は、安値方面へ動きました。
月曜日時点の終値は1ドル=1267.6ウォンで、今日の始値こそ1ドル=1265.4ウォンでしたが、その後ウォン安方面へ行きます。その後11時半より前に1ドル=1286.8ウォンが最安値で、そこからは逆にウォン高進行へ。
最終的に1ドル=1277ウォンで今日の相場は終了しました。
では、最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
最近の急激なウォン高に対しての中央日報の記事ですね。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=114882&servcode=300§code=300
ウォン上昇が加速すれば毒になるかもしれないという懸念が出されている。これまで外国人資金を引き込んでいた為替効果が弱まるためだ。未来アセット証券アナリストのイ・ジェフン氏は、「ウォンの価値がさらに上がる余地は制限的なため、外国人の買い越し速度は以前より鈍化するだろう」とみている。
これまで為替効果のうま味を味わった輸出関連業種も急速なウォン急騰は喜ばしくない。世界的な景気低迷の中で韓国企業が第1四半期に海外の競合企業に比べ良い実績を得た理由として、今年に入り為替相場が平均で1ドル=1395ウォン台にとどまっていた点ははずせない。最近ITや自動車関連の株価が上昇を続けていることも、ウォン安に対する期待感がすでに反映されたものだった。
…まぁ、これはマーケットが小さい国の悲哀でもあるんでしょうけどね。脆弱すぎて大規模な投資が入るだけでどっちかの極端へ移行する…
これに関しては(ちらっとだけ見た)別ソースでも悲観論が出ているようで、そっちの論調だとウォン高が、このまま進むようだと、今までと逆にウォン安を維持方面で国の介入が入って欲しい様な事が書いてありましたが。
後、破たんして一応、再生中の双竜自動車ですが。
聯合ニュースに”法定管理を受けている双竜自動車は清算より存続の方が価値があるとの調査結果が示された。”と出ていました。
但し、リストラ等の再生計画が順調に進めばと言う前提付きですがね。
…相変わらず労働者側がゴネているようなので、なかなかに難しいでしょうね。
ちなみに向こうの裁判所は…
”裁判所関係者は「企業の存続価値が清算価値より高いという結果が出たが、構造調整や新規融資など前提条件が満たされず現実的に回生計画実行の可能性がない場合は、回生手続きが廃止される」と説明した。 ”との事。
どうやら様子を見るが、上手くいかない場合は支援打ち切りますよと明言しているようですね。
…とりあえず、今日の気になる記事は以上ですかね。
では、また明日。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
まぁ有るっちゃ有るしないと言えば無いレベルですが。
有名人のリップサービスで投資の世界では有名なウォーレン・バフェットが韓国を褒めていたって言うのがありましたか。
http://www.chosunonline.com/news/20090505000007
ソースは朝鮮日報
…基本的に投資家が投資したって喋っている頃には上手い話は既に終わっているものですけどね。(苦笑)
(実際、知ったらしまいと言う格言が株とかにはありますが…)
後は中央日報の記事の引用ですが。
今年、韓国の国内総生産(GDP)に対する財政赤字規模が主要20カ国・地域(G20)で5番目に小さいという報告書が出てきた。 国際通貨基金(IMF)が最近ホームページ(www.imf.org)に載せた報告書「主要国の景気浮揚対策」の内容だ。
後、これもIMFの分析ですが、こちらは聯合ニュースより引用。
IMFが先進国に分類した33カ国のうち、1人当たり国民所得の順位で韓国は2007年の28位から2008年に31位に落ち、今年は32位に下がりそうだ。今年は台湾(1万4365ドル)が唯一韓国より少なく、最も多いのは米国(4万5550ドル)、次いでルクセンブルク、スイス、デンマークなどの順になると予想された。
(つまり先進国に分類される国の中で32位って言うのはブービー)
また物価上昇率は、韓国は昨年は4.7%で先進国のうち4番目に高かったのが、今年は1.7%で、アイスランドとマルタに次ぎスロバキアと並び3番目になるとみている。2010年から2014年までの韓国の物価上昇率は3%で、先進国の中で最大の上げ幅になると見通した。
結論として。
IMFは韓国の1人当たり名目国民所得は5年後の2014年まで2万ドルを回復できないとろうと予測。
その一方で、韓国の物価上昇率は2010年以降、先進国の中で最も大きくなると予測した。これは、景気低迷で1人当たり国民所得が大幅に減少しながらも物価は毎年大きく上がり、韓国人の実質的な生活が窮する可能性があることを示唆。
…基本的に景気浮揚対策はIMFでも認められているものの、国民生活的には苦しい日々が続くと言う予想の様ですな。
さて、新ネタは、この様な感じで、実際の相場ですが…
今日は、安値方面へ動きました。
月曜日時点の終値は1ドル=1267.6ウォンで、今日の始値こそ1ドル=1265.4ウォンでしたが、その後ウォン安方面へ行きます。その後11時半より前に1ドル=1286.8ウォンが最安値で、そこからは逆にウォン高進行へ。
最終的に1ドル=1277ウォンで今日の相場は終了しました。
では、最後に恒例の韓国経済の現況ですが…
最近の急激なウォン高に対しての中央日報の記事ですね。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=114882&servcode=300§code=300
ウォン上昇が加速すれば毒になるかもしれないという懸念が出されている。これまで外国人資金を引き込んでいた為替効果が弱まるためだ。未来アセット証券アナリストのイ・ジェフン氏は、「ウォンの価値がさらに上がる余地は制限的なため、外国人の買い越し速度は以前より鈍化するだろう」とみている。
これまで為替効果のうま味を味わった輸出関連業種も急速なウォン急騰は喜ばしくない。世界的な景気低迷の中で韓国企業が第1四半期に海外の競合企業に比べ良い実績を得た理由として、今年に入り為替相場が平均で1ドル=1395ウォン台にとどまっていた点ははずせない。最近ITや自動車関連の株価が上昇を続けていることも、ウォン安に対する期待感がすでに反映されたものだった。
…まぁ、これはマーケットが小さい国の悲哀でもあるんでしょうけどね。脆弱すぎて大規模な投資が入るだけでどっちかの極端へ移行する…
これに関しては(ちらっとだけ見た)別ソースでも悲観論が出ているようで、そっちの論調だとウォン高が、このまま進むようだと、今までと逆にウォン安を維持方面で国の介入が入って欲しい様な事が書いてありましたが。
後、破たんして一応、再生中の双竜自動車ですが。
聯合ニュースに”法定管理を受けている双竜自動車は清算より存続の方が価値があるとの調査結果が示された。”と出ていました。
但し、リストラ等の再生計画が順調に進めばと言う前提付きですがね。
…相変わらず労働者側がゴネているようなので、なかなかに難しいでしょうね。
ちなみに向こうの裁判所は…
”裁判所関係者は「企業の存続価値が清算価値より高いという結果が出たが、構造調整や新規融資など前提条件が満たされず現実的に回生計画実行の可能性がない場合は、回生手続きが廃止される」と説明した。 ”との事。
どうやら様子を見るが、上手くいかない場合は支援打ち切りますよと明言しているようですね。
…とりあえず、今日の気になる記事は以上ですかね。
では、また明日。
2009年05月04日
韓国の方は今日は為替相場動いてますが。
まぁ今日は為替相場の方、動いてますよ。逆に明日は韓国も子供の日の祭日なんで、多分休んでいる筈ですが。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)による域内の外貨融通枠組み「チェンマイ・イニシアチブ(CMI)」の資金枠1200億ドルのうち、韓国は16%にあたる192億ドルを負担。
(なおチェンマイ・イニシアチブは外貨が足りなくなったとき一時的に通貨スワップを受けられるシステムと思ってもらえれば)
ちなみに日本は32%の384億ドルを拠出。中国も香港と一緒に384億ドルを拠出予定。
問題は韓国が本当にこれを履行出来る能力があるかですね。
米韓の通貨スワップを使っている様な国に実際集められるのか?その辺り気になりますが。
で、実際の相場ですが。
今日もウォン高へ進行ですね。
先週の時点で終値は1ドル=1282.4ウォンでしたが、今日は始値は1ドル=1283.6ウォンとウォン安スタート。
但しすぐにウォン高行進に入って、最終的には1ドル=1272.6ウォンで終わってますが。
さて、最後に韓国経済の現況ですが…
まずは朝鮮日報ですが…
”中国朝鮮族の建設現場就労を制限へ”と言う見出しの記事がありました。
労働部は3日、韓国国内で建設業の雇用機会を確保するため、中国朝鮮族の建設現場における就労を制限することを明らかにした。これに伴い、国内の建設現場で働く朝鮮族数万人は強制的に他業種への転職を迫られる。
(中略)
今回の政策について、建設業界からは人材難を悪化させ、朝鮮族だけが雇用機会を失うのではないかとの懸念の声も上がっている。業界関係者は「韓国人労働者は朝鮮族が主に就労する3K(きつい、汚い、危険)職場を避けている。韓国人がそんな職場に就職する可能性は低い」と指摘した。
次にKBSですが。
尹增鉉(ユン・ズンヒョン)企画財政部長官は4日、韓国の4月の統計で失業者数が100万人を超えるのではないかという見通しを示しましたとの事。
後は連合ニュースですが。
失業手当の支給額が1月から4カ月連続で過去最大を更新しているとの事。
…これらのニュースを見る限り、まだそんなに楽観視できない状態の様に韓国は見えますね。
やはり、今後世界経済がどう動くかでしょう。
以前土地がまたバブルの傾向を示していると言うニュースも有りましたし。
基本的に過去の大恐慌とかのデータを見るに景気が本当に悪化するときは悪化した先から逃げた金が別のところへ再投資されミニのバブルが起こり、弾けて、また別の分野に再投資されてを繰り返します。
最近の韓国にとっての外交人投資家の株投資も、ある意味でそれっぽいですしね。
とりあえず、今日の気になるニュースは以上です。
では、今度は6日にでも。(私が、このブログを続けていればですが)
(ちなみに5日は、韓国も子供の日で休みです)
余談
”海外ブランドバッグ、韓国で値上げ相次ぐ”という記事が上下になって3日の日に朝鮮日報で挙げられていますね。
http://www.chosunonline.com/news/20090503000007
上のURLは上の方のURLですが。
読む限りではシャネルなどの欧米のブランド物に関しては(メーカーの正規品にしても)ウォン安以上に値段が吊りあがっていて(つまり物価以上に値段が高くなっている)消費者がカモられている様ですが。
…まぁなんにせよ向こうで買う人はネットとかで原価を調べて買いに行った方が良さそうですね。
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)による域内の外貨融通枠組み「チェンマイ・イニシアチブ(CMI)」の資金枠1200億ドルのうち、韓国は16%にあたる192億ドルを負担。
(なおチェンマイ・イニシアチブは外貨が足りなくなったとき一時的に通貨スワップを受けられるシステムと思ってもらえれば)
ちなみに日本は32%の384億ドルを拠出。中国も香港と一緒に384億ドルを拠出予定。
問題は韓国が本当にこれを履行出来る能力があるかですね。
米韓の通貨スワップを使っている様な国に実際集められるのか?その辺り気になりますが。
で、実際の相場ですが。
今日もウォン高へ進行ですね。
先週の時点で終値は1ドル=1282.4ウォンでしたが、今日は始値は1ドル=1283.6ウォンとウォン安スタート。
但しすぐにウォン高行進に入って、最終的には1ドル=1272.6ウォンで終わってますが。
さて、最後に韓国経済の現況ですが…
まずは朝鮮日報ですが…
”中国朝鮮族の建設現場就労を制限へ”と言う見出しの記事がありました。
労働部は3日、韓国国内で建設業の雇用機会を確保するため、中国朝鮮族の建設現場における就労を制限することを明らかにした。これに伴い、国内の建設現場で働く朝鮮族数万人は強制的に他業種への転職を迫られる。
(中略)
今回の政策について、建設業界からは人材難を悪化させ、朝鮮族だけが雇用機会を失うのではないかとの懸念の声も上がっている。業界関係者は「韓国人労働者は朝鮮族が主に就労する3K(きつい、汚い、危険)職場を避けている。韓国人がそんな職場に就職する可能性は低い」と指摘した。
次にKBSですが。
尹增鉉(ユン・ズンヒョン)企画財政部長官は4日、韓国の4月の統計で失業者数が100万人を超えるのではないかという見通しを示しましたとの事。
後は連合ニュースですが。
失業手当の支給額が1月から4カ月連続で過去最大を更新しているとの事。
…これらのニュースを見る限り、まだそんなに楽観視できない状態の様に韓国は見えますね。
やはり、今後世界経済がどう動くかでしょう。
以前土地がまたバブルの傾向を示していると言うニュースも有りましたし。
基本的に過去の大恐慌とかのデータを見るに景気が本当に悪化するときは悪化した先から逃げた金が別のところへ再投資されミニのバブルが起こり、弾けて、また別の分野に再投資されてを繰り返します。
最近の韓国にとっての外交人投資家の株投資も、ある意味でそれっぽいですしね。
とりあえず、今日の気になるニュースは以上です。
では、今度は6日にでも。(私が、このブログを続けていればですが)
(ちなみに5日は、韓国も子供の日で休みです)
余談
”海外ブランドバッグ、韓国で値上げ相次ぐ”という記事が上下になって3日の日に朝鮮日報で挙げられていますね。
http://www.chosunonline.com/news/20090503000007
上のURLは上の方のURLですが。
読む限りではシャネルなどの欧米のブランド物に関しては(メーカーの正規品にしても)ウォン安以上に値段が吊りあがっていて(つまり物価以上に値段が高くなっている)消費者がカモられている様ですが。
…まぁなんにせよ向こうで買う人はネットとかで原価を調べて買いに行った方が良さそうですね。
2009年05月01日
韓国の方も今日はメーデー
あーすいません。今日は韓国はメーデー(労働者の日)なんで、相場はお休みの様なんですよ。
まぁ、そう言う訳で今日は韓国経済の現況だけ少し。
まず昨日の急激なウォン高は外国人投資家が株の方を買い越しているからだそうです。
なお、今後のドル、ウォン相場に関してはサムスン経済研究所の張在澈(チャン・ジェチョル)首席研究員は「下期にはウォン相場が1100ウォン台まで上昇する可能性がある」と述べた。これに対し、NH投資先物のイ・ジンウ部長は「株式市場が弱含めば、再び1300ウォン台に下落する可能性がある」と指摘した。
…と、韓国内でも見方が分かれている様ですね。
それと最近韓国は貿易の収支が黒字(輸出入とも減っているが、特に輸入割合が恐ろしい勢いで減っているから)ですが、その輸入の内訳は”原油が単価下落と需要減少などで輸入額が前年同月比51%減ったのをはじめ、石油製品(マイナス39%)やガス(マイナス49%)、鉄鋼(マイナス49%)など原材料がいずれも大幅に減った。また、資本財も30.6%、消費財は30.7%減少した”
…との事です。
後は朝鮮日報の記事に何個か企業の業績の報告がありますが転載しておきますと…
ダウム、1-3月期純損失41億ウォン(約3億1700万円)
インターネット・ポータルサイトのダウムを運営するダウム・コミュニケーションが2期連続で赤字を計上した。とりわけグーグル・コリアと提携し進めた検索広告(単語を検索すると関連広告が示される)事業の不振で赤字幅が拡大している様相を呈しており、今後の見通しも明るくない、という分析が出ている。
韓国タイヤ、1-3月期大幅減益
韓国タイヤが30日発表した2009年1-3月期決算は、最終利益が前年同期比91%減の28億ウォン(約2億1600万円)、営業利益が同49%減の435億ウォン(約33億5700万円)にとどまった。売上高は同0.5%増の6198億ウォン(約478億3800万円)だったが、世界的な景気低迷で大幅な減益となった。
現代重工業、1-3月期は営業利益26%減
現代重工業が30日発表した2009年1-3月期決算は、最終利益が前年同期比12.7%増の4983億ウォン(約384億6000万円)、本業の利益を示す営業利益が同26.3%減の4714億ウォン(約363億8400万円)だった。売上高は同26.2%増の5兆4936億ウォン(約4240億円)だった。
…以上、こんな感じで企業の業績の概要が書かれてました。ちなみに東亞日報ですが韓国政府の出した計画だと各債権銀行は借金が500億ウォン以上の大企業1422社に対する基本評価を通じて、財務健全性の落ちる400社あまりを選別し、6月末までにこれらの企業に対して詳しく信用危険評価を行うことにした。
(信用危険評価の結果によっては借金に対し公的資金を投入すれば生き返る企業には公的資金の投入をして企業の再生を。しても会社が立ち直らないと判断されれば取り潰して清算と、企業に取っての生死判定が待っている訳です)
…との事。
韓国の産業の再編成が進みそうです。
後、聯合ニュースですが。
統計庁が1日に発表した消費者物価動向によると、4月の消費者物価は前年同月に比べ3.6%上がった。上昇率は2カ月連続で鈍化した。消費者物価指数は昨年7月に5.9%に達した後、8月が5.6%、9月が5.1%、10月が4.8%、11月4.5%、12月が4.1%、今年に入ると1月が3.7%、2月が4.1%、3月は3.9%と、全般的に鈍化曲線を描いている。
…との事。
上記の韓国の産業の事も含めて考えると、条件付きで小康状態(場所によっては改善の兆しも有り)ですかね。
条件的には当然、世界経済が順調に立ち直れば良し、そうでなければ経済のダメージは深くなると言う訳ですが。
…とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
そして今週はこれで終了です。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
余談
http://www.chosunonline.com/news/20090501000022
…何故か殆ど、日本では放送されて無い気もしますが、韓国では豚インフルエンザの2次感染者も出たとの事。
向こうへ旅行される方はお気を付けて。
まぁ、そう言う訳で今日は韓国経済の現況だけ少し。
まず昨日の急激なウォン高は外国人投資家が株の方を買い越しているからだそうです。
なお、今後のドル、ウォン相場に関してはサムスン経済研究所の張在澈(チャン・ジェチョル)首席研究員は「下期にはウォン相場が1100ウォン台まで上昇する可能性がある」と述べた。これに対し、NH投資先物のイ・ジンウ部長は「株式市場が弱含めば、再び1300ウォン台に下落する可能性がある」と指摘した。
…と、韓国内でも見方が分かれている様ですね。
それと最近韓国は貿易の収支が黒字(輸出入とも減っているが、特に輸入割合が恐ろしい勢いで減っているから)ですが、その輸入の内訳は”原油が単価下落と需要減少などで輸入額が前年同月比51%減ったのをはじめ、石油製品(マイナス39%)やガス(マイナス49%)、鉄鋼(マイナス49%)など原材料がいずれも大幅に減った。また、資本財も30.6%、消費財は30.7%減少した”
…との事です。
後は朝鮮日報の記事に何個か企業の業績の報告がありますが転載しておきますと…
ダウム、1-3月期純損失41億ウォン(約3億1700万円)
インターネット・ポータルサイトのダウムを運営するダウム・コミュニケーションが2期連続で赤字を計上した。とりわけグーグル・コリアと提携し進めた検索広告(単語を検索すると関連広告が示される)事業の不振で赤字幅が拡大している様相を呈しており、今後の見通しも明るくない、という分析が出ている。
韓国タイヤ、1-3月期大幅減益
韓国タイヤが30日発表した2009年1-3月期決算は、最終利益が前年同期比91%減の28億ウォン(約2億1600万円)、営業利益が同49%減の435億ウォン(約33億5700万円)にとどまった。売上高は同0.5%増の6198億ウォン(約478億3800万円)だったが、世界的な景気低迷で大幅な減益となった。
現代重工業、1-3月期は営業利益26%減
現代重工業が30日発表した2009年1-3月期決算は、最終利益が前年同期比12.7%増の4983億ウォン(約384億6000万円)、本業の利益を示す営業利益が同26.3%減の4714億ウォン(約363億8400万円)だった。売上高は同26.2%増の5兆4936億ウォン(約4240億円)だった。
…以上、こんな感じで企業の業績の概要が書かれてました。ちなみに東亞日報ですが韓国政府の出した計画だと各債権銀行は借金が500億ウォン以上の大企業1422社に対する基本評価を通じて、財務健全性の落ちる400社あまりを選別し、6月末までにこれらの企業に対して詳しく信用危険評価を行うことにした。
(信用危険評価の結果によっては借金に対し公的資金を投入すれば生き返る企業には公的資金の投入をして企業の再生を。しても会社が立ち直らないと判断されれば取り潰して清算と、企業に取っての生死判定が待っている訳です)
…との事。
韓国の産業の再編成が進みそうです。
後、聯合ニュースですが。
統計庁が1日に発表した消費者物価動向によると、4月の消費者物価は前年同月に比べ3.6%上がった。上昇率は2カ月連続で鈍化した。消費者物価指数は昨年7月に5.9%に達した後、8月が5.6%、9月が5.1%、10月が4.8%、11月4.5%、12月が4.1%、今年に入ると1月が3.7%、2月が4.1%、3月は3.9%と、全般的に鈍化曲線を描いている。
…との事。
上記の韓国の産業の事も含めて考えると、条件付きで小康状態(場所によっては改善の兆しも有り)ですかね。
条件的には当然、世界経済が順調に立ち直れば良し、そうでなければ経済のダメージは深くなると言う訳ですが。
…とりあえず、今日の気になる記事は以上です。
そして今週はこれで終了です。
まぁ韓国経済関係の記事は為替相場が開いている時しか書く気がないんで、私が、これ系統の続きを書いているとすれば、次は来週です。
飽きっぽい私が飽きてなければですがね。
…では、失礼します。
余談
http://www.chosunonline.com/news/20090501000022
…何故か殆ど、日本では放送されて無い気もしますが、韓国では豚インフルエンザの2次感染者も出たとの事。
向こうへ旅行される方はお気を付けて。