ソラマメブログ

  

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2009年12月10日

いや、一応日本は法治国家の筈ですが。

 時事通信なんですがね。
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120800974
 ”鳩山政権が、追加経済対策と米軍普天間飛行場移設問題という内政・外交の重要課題で、連立を組む社民、国民新両党に振り回されている。単独では参院で過半数に届かず、両党の協力抜きには法案1本成立させられない民主党が弱みに付け込まれた形だ。少数政党のやりたい放題に、民主党内では不満が渦巻いている。
 「政治主導とは民主党主導ではない。3党主導だ」。国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相は8日午前の記者会見で、財政支出7.2兆円の追加経済対策が同日の閣議で決まったことを受け、こう勝利宣言した。鳩山由紀夫首相が「ここは我慢のしどころだ」と記者団にぼやいたのとは対照的だった。
 経済対策の規模にこだわる亀井氏は、当初の政府案だった2.7兆円に反発。財政支出を8兆円まで積み増すよう求めていた。4日には7.1兆円まで膨らんだが、要求に届かないことを知るや、予定されていた与党党首級による基本政策閣僚委員会を欠席。取りまとめ役の菅直人副総理兼国家戦略担当相から電話で出席を促されても、一方的に電話を切る荒技に出た。
 最終的には、国民新党の要求を一部受け入れて総額を1000億円増額することで、調整は決着した。だが、8日の同閣僚委で菅氏が「郵政株式売却凍結法は国民新党の言うことを聞いて通した。恩義を感じないのか」と拒否権を振りかざす亀井氏をなじると、同氏も「3党で合意したじゃないか」と応酬し、怒鳴り合いに室内は静まり返ったという。
 亀井氏はこの後、財政出動に慎重姿勢を示していた首相とも会い「不景気が深刻になったら、あんたの献金問題にみんな黙っちゃいないよ」と警告。自民党時代から政局の修羅場をいくつもくぐり抜けてきた「けんか上手」の亀井氏を前に、首相は返す言葉もなかった。 一方、普天間移設問題では、社民党が連立離脱の構えをちらつかせて年内決着の流れに抵抗。政権内の実権を握る小沢一郎民主党幹事長の「威光」も盾に、半ば強引に結論先送りに持ち込んだ。
 こうした状況に、民主党内では小沢氏に近い議員からも「社民党には連立から出て行ってもらいたい」と怒りの声が上がる。しかし、首相がこの間、二つの課題で自ら打開に動くことはなく、8日も記者団に「お互い意見の開陳の後は仲良くやることは当然だ」と、ひとごとのようにコメントした。民主党内では「決断できない首相というイメージが強まり、内閣支持率にも響く」(中堅)との懸念も広がりつつある。”
 …えっと太字でアンダーラインを引いた部分ですが、ここは笑う所なんでしょうか?(ブラックジョーク的な意味で)
 いや、一応、日本は法治国家な筈なんですが。よって不景気が深刻になろうが、そうでなかろうが罪を犯しているならば普通は罰を(この場合は逮捕ですな)受ける筈なんですが。
 この発言は日本の政治の民度の低さがモロに出ているような…
 (ちなみに、もう一点。日本の不景気は既に深刻な気がしますが…そこは突っ込み不可ですか?)

 後はソースが福島民友ですが…
 http://www.minyu-net.com/newspack/2009120901000424.html
 ”鳩山由紀夫首相は9日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し「12月になっているので、米国に交渉材料として主張する方針を固めていく」と記者団に述べた。米側に対し「交渉材料」となる具体策を早期に提示し、正式協議に入りたいとの意向を示したものだ。これに関連し平野博文官房長官は記者会見で、日米合意した在日米軍再編のロードマップ(行程表)について、実行が遅れるなどの影響が出る可能性に言及した。
 首相は、移設問題が日米同盟に悪影響を与えているとの指摘には「先方はそういう意見を述べるかもしれないが、まだ正式な交渉の中での話ではない。かなり難しい局面だが、解答や解決策はある」と強調した。
 一方、平野氏は「普天間問題(の解決)に時間がかかれば在日米軍再編のプログラムが多少変わる可能性がある」と指摘。同時に沖縄県民の負担の軽減策として(1)普天間飛行場のヘリコプターの機数削減(2)ヘリ部隊の沖縄県外などへの移転―のほか、「極端な話」と前置きした上で、飛行場周辺の住民の移転も挙げた。
 民主党のグダグダぶりは分かっていましたが、こいつにしても、こんな発言するとは。
 普通、官房長官はキレ者が付く役職だけど、平野のアホぶりは異常ですな。きっと何も考えてないに違いない。

 さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
 なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。

 では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…

 アメリカの昨日のダウ(時差の関係上。今日のはこれから)は51ドル強上がってます。

 で、韓国ですが続けて二つ聯合ニュースを。
 http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/12/10/0200000000AJP20091210000900882.HTML
 (元記事に写真有り)
 ”韓国銀行は10日に金融通貨委員会を開き、12月の基準金利を現行の年2.00%で据え置くと決定した。
 同行は5.25%だった基準金利を昨年10月から毎月引き下げ、ことし2月には2.00%とした。その後は10カ月間、変動がない。
 今回の金利据え置きは、「ドバイ・ショック」で確認されたように世界経済には依然、不確実性が多いとの判断によるもの。第3四半期に国内総生産(GDP)の前四半期比成長率が3.2%に達したが、財政拡張基調や超低金利などの非常措置がなくなっても安定した経済成長が可能かどうか確信できないという点も要因となった。消費者物価と不動産価格は相対的に安定しており、金利引き上げ負担を軽減させた。
 ただ、金利据え置き基調がいつまで持続されるかは不確実だ。韓国の経済状況に比べると、2.00%の基準金利は低すぎるとの意見も少なくないため。韓国銀行関係者は「基準金利を小幅に引き上げ経済状況を見守ろうという声も出ているが、反対意見も少なくない。今後の金利を予測するのは難しい」と話した。
 サムスン経済研究所は、景気、物価、資産価格の流れから、来年第1四半期も利上げ条件を満たすのは困難だとの見方を示している。”

 http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/12/10/0200000000AJP20091210001900882.HTML
 (元記事に写真有り)
 ”韓国銀行の李成太(イ・ソンテ)総裁は10日、金融通貨委員会直後の記者会見で、来年の国内外の景気見通しは比較的明るく、物価は安定するものと予測した。また、12月の基準金利は年2.00%で据え置いたものの、来年からは基準金利の引き上げ時期を毎月見計らっていくと明らかにし、遠からず利上げを行う可能性も示唆した。
 第4四半期の経済状況と関連しては、第3四半期まで集中していた財政支出が10月以降には大きく減り、第4四半期の経済悪化を懸念する声もあったが、ここ2カ月の動きをみると着実に成長が続いていると述べた。
 続けて、来年には先進国もことしより状況が改善し、特に中国や東南アジア諸国などの来年度経済見通しは相当に悪くないと説明。そうした点で、韓国の輸出も来年には着実に増えることが期待され、消費や一部分野の投資も改善するとし、「来年の経済見通しも比較的明るい」と診断した。
 韓国銀行が定める基準金利は、昨年10月から毎月引き下げられ、ことし2月に2.00%となって以来、10カ月据え置かれている。李総裁は、不安要素を無視することはできないため、ことしは相当に低い金利を維持し、12月も凍結を決めたものの、今後は毎月景気や物価を考慮し利上げのタイミングに頭を悩ませねばならないだろうと述べた。基準金利を突然引き上げる可能性を示唆したものとみられる。
 物価状況と関連しては、おおむね安定しており来年も物価目標に無理のない動きをみせるだろうと指摘した。物価上昇率は2.5%から3%に緩やかに上昇するだろうが、来年までは3%を超える大幅な物価上昇はないものと予測した。”
 結局、基準金利は変わらず、韓銀総裁の、そろそろ基準金利を上げたい発言も変わらずの模様です。

 さて新ネタは以上。
 実際の為替相場ですが、今日もウォン安になっています。
 昨日の時点の終値は1ドル=1161.3ウォンでしたが、今日の始値は1ドル=1160.3ウォンと少しだけ高値スタート但し、そこからは9時半少し前まではウォン安へ、そこから11時近くまで逆行するなどは有りましたが、結局ウォン安へ動き最終的に1ドル=1165.3ウォンで引けています。

 最後に韓国経済の現況ですが。
 
 朝鮮日報ですが。
 http://www.chosunonline.com/news/20091210000007
 ”投資銀行最大手のゴールドマン・サックスは9日午前、ソウル市内のホテルで来年の韓国経済と株式市場動向に関する記者懇談会を開きました。発表を行ったエコノミストのクォン・グフン氏は、同日時点で1634.17ポイントのKOSPI指数が来年には2300ポイントまで上昇するとの見通しを示しました。クォン氏はその根拠として、「上場企業の来年の業績見通しに比べ、株価がほかのアジア市場より過小評価されているため」と説明しました。
 ゴールドマン・サックスによる予測値は、2007年10月末に記録したKOSPI指数の過去最高値(2064.85ポイント)を11.4%、現在の株価水準を41%上回るものです。来年も今年の株価上昇率(44%)に並ぶ値上がりが見込めるとの見方です。KOSPI指数の各社予測値を見ると、UBSは2000ポイント、クレディ・スイスは1900ポイントで、国内証券各社だけでなく、外資系証券会社を含めて見ても、ゴールドマン・サックスの予測値は最も楽観的なものです。ゴールドマン・サックスは、市中の流動性が予想よりも膨らみ、企業業績が大きく改善するという最も楽観的なシナリオが実現すれば、KOSPI指数が2700ポイントまで上昇するというバラ色の見通しも示しました。
 ゴールドマン・サックスが韓国経済に対する楽観的なリポートを発表したのは今回が初めてではありません。今年9月には「韓国と北朝鮮が統合すれば、40年後の2050年には国内総生産(GDP)がフランス、ドイツ、日本を超える」というリポートを出しました。新興経済国22カ国に対する経済見通し(05年)では、「2050年の韓国の一人当たりGDPが9万294ドルに膨らみ、米国(9万1683ドル)に次ぐ世界2位になる」と予想しました。
 一連の楽観的な見通しに対し、金融界の一部からは「疑惑」のまなざしが向けられています。外国人は年初来31兆ウォン(約2兆3400億円)を買い越しており、顧客である外国人投資家の収益を確保するために楽観的な見通しを示したとの指摘が最も有力でした。また、「バラ色の見通しで個人が買いに回った段階で、外国人が売り抜ける戦略だ」とか「韓国政府との取引を有利に進めるための中長期的な戦略だ」といった見方もあります。ゴールドマン・サックスが株価予想の鬼才なのか、はたまた金融業界の疑惑が当たっているのかは、様子を見なければ分かりません。”
 またゴールドマンも儲けの為とはいえアコギな事を…

 さて、今日の気になった記事は以上です。
 では、また明日。

 オマケ

 朝鮮日報ですが。
 http://www.chosunonline.com/news/20091210000016
 ”アフガニスタンのイスラム原理主義武装勢力タリバンが9日、同国への派兵を決定した韓国政府に対し、警告メッセージを送った。DPA通信が報じたところによると、タリバンは同日、電子メールでメディアに声明を送り、その中で「韓国が実際に派兵した場合、悪い結果に直面する覚悟をしなければならない」と主張した。韓国政府は8日、アフガニスタンのパルヴァーン州に来年7月1日から320人余りの兵力を派遣する、という内容の派兵同意案を議決した。
 特にタリバンは、2007年7月にセンムル教会(京畿道城南市盆唐区)のボランティア23人を拉致し42日間監禁、その後生存者21人を釈放した事実を想起させた。
 タリバンは、「韓国政府は当時アフガニスタンから軍隊を撤収し、二度と派兵しないと約束した。もし約束を破り再派兵するなら、われわれは穏やかに対処しないということを理解しなければならない」と警告した。”
 記事に書いて有る様に、タリバン(正確に言うとタリバン系の組織だった気がする)が韓国人の大量拉致事件を起こした際に韓国政府はアフガンから軍隊の撤収と、派兵しない約束をタリバンとしていたります。
 ですので、今度韓国絡みのテロがあったらタリバンも、それなりの対応をすると思います。
 まぁ約束は約束だからなぁ…  


Posted by Shingo Dragonash at 22:00Comments(0)日記(リアルライフ)