ソラマメブログ

  

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2010年01月20日

サムスン電子がラムバスに対して和解。支払額は9憶ドル。

  …今日は、早く寝れるかな?

 さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
 なお、時間外追跡用にはウォンニダ!を用意してあります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。

 では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…

 アメリカの昨日のダウ(時差の関係上。今日のはこれから)は115ドル強上がってますね。

 韓国に関しては…ロイターですが。
 http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK857618020100120
 ”韓国ウォンKRW=は20日、過去1カ月で最大の下落率を記録し、対ドルでは2週間ぶり安値に下落した。
 背景には、ユーロの下落を受けドルのショートカバーが入ったことに加え、中国当局が一部銀行に対し1月の残りの期間は新規融資を停止するよう求めたとの報道や韓国の為替当局による介入への根強い警戒感がある。
 ユーロが対米ドルで5カ月ぶり安値に下落し、主要な支持線を割り込み、弱気基調の可能性が示されるなか、アナリストは、短期的にはウォンの軟調は続くとみている。
 サムスン・フューチャーズの為替ストラテジストは「ユーロの下落で、投資家は上昇していたウォンの利益確定に動く可能性がある」と語った。”
 ちなみにユーロの下落はギリシャ絡みですね。

 さて、新ネタは以上です。
 実際の為替相場ですが、今日はウォン安が進んでます。
 昨日の終値は1ドル=1127.2ウォンですが、今日の始値は1ドル=1128.2ウォンでした。
 その後、10時20分近くまで昨日の終値に並行して動く形だったのですが、そこからはウォン安が進行して1ドル=1137.9ウォンで引けてます。
 
 最後に恒例の韓国経済の現況ですが。

 WSJの日本語版になりますが。
 http://jp.wsj.com/World/node_24127
 液晶ディスプレー世界最大手の韓国のサムスンは、メモリーチップに関する訴訟での和解の一環として、米半導体開発のラムバスに向こう5年間で最大9億ドル(約821億円)を支払うことで合意した。
 サムスンはこの合意の下、ラムバスに対しまず2億ドルを支払った上、向こう5年間にわたって四半期ごとに約2500万ドルを支払うとしている。また同合意には、両社の新らたな技術協力も含まれる。サムスンはまた、2億ドル規模のラムバスの新規発行株式も取得することで合意した。
 ラムバスのライセンシング・マーケティング担当のシャロン・ホルト上級副社長は、この株式投資には、サムスンがオプションを行使する場合には、ラムバスが18カ月後に株式の約半数を買い戻すというプットオプションが含まれると明らかにした。同氏は、サムスンの販売量に基づき、ラムバスへの四半期ごとの支払いには「幾分の変動」が生じると付け加えた。
 ラムバスは一連の訴訟に関係しており、同社がサムスンをはじめとするメモリーチップ・メーカー数社を相手取って起こした特許権侵害訴訟などがこれに含まれる。
 また、これとは別の訴訟でラムバスは、サムスンと米半導体メモリー最大手マイクロン・テクノロジー、半導体メモリーメーカー、韓国のハイニックス・セミコンダクターがラムバスの技術排除を企てたとして、反トラスト法違反で訴えている。
 ホルト氏によると、今回の和解により、サムスンに対するこうした訴訟は取り下げられるが、他社に対する訴訟は継続される。
 サムスンの広報担当者、クリス・グッドハート氏は準備した発表文で、同社はラムバスの技術を常に支援し促進してきたと主張した。さらに、「顧客に世界最良の半導体ソリューションを引き続き提供するために、ラムバスとの良好な関係が継続することを好感している」と表明した。 ”
 記事中のサムスンはサムスン電子の事です。当初の和解で矛を収めていれば1億ドル程度の損害で済んだって話もききますが、それが本当なら壮大な自爆ですね。
 なお、記事には書かれてませんが、今後10年ほどラムバスはサムスンの特許を無料で使えるって付帯条件が結ばれているって話を聞きます。
 負けに近い形での和解ですね。これでは。

 後は、KBSになりますが。
 http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Ec_detail.htm?No=35828&id=Ec
 ”去年の韓国の国の借金が、10年前に比べて4倍以上に増えて、360兆ウォンになったことが分かりました。
企画財政部が20日発表したところによりますと、去年の国の債務は、前の年に比べて51兆ウォン以上増え、360兆ウォンになりました。
これは、通貨危機の影響を受けていた10年前の93兆6000億ウォンの4倍に当たり、国民1人当たりでみますと、借金の額は、前の年・2008年の634万ウォンより104万ウォン増えた738万ウォンになりました。
企画財政部は、その要因として、2008年の11月の予算修正の際、財政支出を10兆ウォン増やしたこと、2009年4月に雇用創出の目的で28兆4000億ウォンの補正予算を編成したこと、財政赤字を埋めるために35兆ウォン以上の赤字国債を発行したことなどを挙げました。
政府は、今後、国の債務を抑制するため、歳出を切り詰めるほか、民間企業の活性化や、基金など余裕のある財源を活用して、赤字国債の発行を適正水準にする方針です。”
 まぁ債務状況に関しての記事が上がっていましたのでペタリ。
 今は、まだ何とかなってますが、次にまたリーマンショックみたいな変動がきたら、今度こそ死ねる気がしますね。

 最後に東亞日報になりますが。
 http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010012020348
 ”18日正午、ソウル鍾路区観水洞(チョンノグ・クァンスドン)のハナ微笑(ミソ)金融財団に、男性10人が訪れた。男たちは、昨年までは鍾路3街で露天商を営んでいたが、ソウル市による露天商取り締まりにより、職場を失った人たちだ。「登録無しの信用度の低い自営業者に対しても、自立のチャンスを提供する」という政府発表のみを頼りにし、街頭で合法的に商売を行うための手車の購入資金として、それぞれ280万ウォンずつを借り入れるために訪れたのだ。
 20分を待たされた後、窓口の職員が話しかけてきた。「信用不良者や個人破産者の方は、手を上げてください。申し込みの資格がありません」。その場で3人が外された。さらに5人が、書類審査の結果、借金が多いことを理由に外された。残ったのは2人。信用度を照合した結果、彼らも同様に不適格者とのことだった。クレジットカードの延滞記録などもなく、信用等級が高いためだという。微笑金融は、信用等級では7等級以下の人だけが希望することができる。「280万ウォンが無いためにここまで来たのに、信用等級が高いから融資できないなんて、話になりません」。自立の夢が壊されるのに1時間もかからなかった。
 低所得層にとって、微笑金融の敷居は余りにも高かった。微笑金融財団が昨年12月15日、「韓国版マイクロクレジット」を掲げ、大々的なPRと共に発足してから、実際に融資を受けた人は、わずか24人。微笑金融の扉をたたいた1万3400人の0.2%に当たる数字である。残りの99.8%は断られたことになる。信用度の低い人々が主に訪れる大手貸し金融会社の信用融資の承認率(35~40%)と比べれば、微笑金融から融資を受けるのは、比較にならないほど難しいことだということを物語っている。
 微笑金融に対して期待を膨らませていたが、微笑金融財団から融資を受けることが現実的にハードルが高いこと実感した低所得層からは恨みの声が殺到している。政府や各微笑金融財団は、「担保無しの融資であるだけに、延滞率を下げるための苦肉の策だ」と釈明しているが、庶民の自立を支援するするという当初の政策趣旨を全く活かしていないという指摘も出ている。

 ●針の穴より狭い融資のチャンス
 19日、金融委員会と微笑金融中央財団によると、昨年12月15日から1ヵ月間、全国21の微笑金融財団や支店を訪れた人々は、1万3400人に上る。このうち5300人は、1次審査で信用不良者、または個人破産者などと分かり、融資の申請すらできず、帰らなければならなかった。融資申請書を作成した8100人中5660人も同様に、信用等級や財産保有状況についての調査の結果、落とされた。最終的に申請ができたのは2440人だが、今月15日現在、24人に対し、計1億1800万ウォンだけ、融資が行われている。”
 少額資金の融資ですが、借り手がほとんどいない現実を考えると、これは韓国政府の設定が悪かった気がしますね。

 さて、今日の気になった記事は以上です。
 では、また明日。  


Posted by Shingo Dragonash at 22:25Comments(0)日記(リアルライフ)