ソラマメブログ

  

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2010年04月12日

労働者が会社を潰す。>韓国

 stooqはポーランドの大統領の事もあって喪章になってますね。故人の御冥福をお祈りします。
 
 さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
 なお、時間外での追跡用にはウォンニダ!があります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。

 では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…

 アメリカのダウ(先週末、今日のは時差の関係上これから)に関しては、70ドル28セント高の10997ドル35セントでした。
 
 後は韓国ですが…ロイターです。(必要な所だけ抜粋)
 http://jp.reuters.com/article/jpSubMarketNews/idJPnTK866794320100412
 ”12日のアジア通貨は、総じて上昇。ユーロ圏の財務相がギリシャ緊急支援計画で合意したことを受けたリスク選好ムードに支援されている。
 ウォンは、オンショア、オフショアの両市場で上昇。
 オフショアのドル/ウォンのノンデリバラブルフォワード(NDF)は、1カ月物KRWNDFOR=が1112ウォンと、前週末終盤の1117.6ウォンから下落。
 「午前中にドル/アジア通貨NDFに大量の売りが出た」(在シンガポールのトレーダー)という。
 スポット市場のウォンKRW=は対ドルで19カ月ぶり高値となる1111.3ウォンをつけた。ただその後、介入警戒感から1114ウォンに押し戻されている。”

 それと東亞日報ですが。
 http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2010041253468
 ”最近証券市場では、「株価は景気先行総合指数と一緒に動く」という以前からの法則が揺らいでいる。投資家らとしては、株価の方向を探るのに困難を覚えざるを得ない。
 11日、未来(ミレ)アセット証券や韓国銀行によると、今後6ヶ月~1年間の景気を予測する景気先行指数と未来の企業業績を先に反映する株価は、ほぼ同様の動きを見せてきたが、最近、その関数関係が崩れる様子を呈している。
 08年10月に底を打ってから、引き続き回復振りを見せていた景気先行指数の前年同月比伸び率は昨年12月に、小幅(0.52%ポイント)に下落したのに続き、1月は前月より1.32%ポイント下落し、先行指数が下がる傾向をはっきり見せている。しかし2月初頭、1550ポイント台まで下がった総合株価指数(コスピ)は最近、上昇を続け、年中最高値の更新が続いている。このため、年明けまでは、一部の欧州諸国の財政危機や、景気先行指数の下落などを根拠に、「株価は1500ポイント台まで下がるだろう」という悲観論者らの声も大きかったが、最近になっては2000ポイントの大台を突破すると言う楽観論者らの予測がより説得力を得ている。
 専門家らは、景気先行指数と総合株価指数との連携性を崩壊させている要因を、大きく3つの観点から分析している。
 最大の要因は、3月以降、実に8兆ウォン以上もの韓国株を買いあさっている開国人投資家らである。これはコスピのモルガンスタンレーキャピタルインターナショナル(MSCI) 先進国指数編入への期待もあるが、経済協力開発機構(OECD)の景気先行指数が依然、上昇中であることを根拠に、グローバル景気回復への期待が高まっているためだと言う分析だ。実際、OECDの先行指数は、中国や韓国より遅れて昨年2月に底を打った後、これまで回復の勢いが続いている。
 トーラス投資証券の金スンヒョン・リサーチセンター長は、「輸出企業の多い韓国証券市場の特性上、韓国の景気先行指数だけでなく、OECD経済先行指数も重要な舵取りの役割を果たしている」とし、「グローバル景気は下火になっておれず、外国人らは韓国株を買い付けている」と分析した。
 企業業績の回復により、景気先行指数の下落が小幅の調整に終わるだろうという予測も、株高の原因となっている。第1四半期史上最高値の業績を達成した企業が多いだけに、第2、第3四半期も、このような空気は続く見込みだ。
 シンヨン証券の趙容儁(チョ・ヨンジュン)リサーチセンター長は、「景気先行指数の株価調整の様相は、下に向かず、横ばいになりかねない」とし、「特に投資と雇用が蘇り、世界景気が政府主導から民間主導に変われば、企業各社の業績はさらに好転するだろう」と見込んだ。
 最後に、世界各国の出口戦略時期が大幅に遅れたことを受け、基準金利の引き上げ時期も遅れるだろうと言う見込みも、景気先行指数の下げ幅が減速するだろうという根拠として示されている。
 しかし、過度な楽観論を警戒する声もある。各企業の業績予測には、「楽観的な偏り」が入りやすいと言う。また、ギリシャを巡る悪材料や出口戦略も一度浮上すれば、その威力を発揮できる可能性が依然残っていると言うのが、悲観論者らの主張だ。
 ハイ投資証券のチョ・イクジェ・センター長は、「世界的に投資や雇用が蘇り、韓国の景気先行指数の悪化を相殺しているものの、長期的には結局二つは同行するようになる」とした上で、「企業業績を確認しながら投資を行う慎重な姿勢が必要だ」と語った。”
 …と言う訳で、韓国の株に対しての記事が出てましたのでペタリ。
 まぁこれを見る限り外国人投資家(ハゲタカ、ヘッジファンドとも言う)のターンになって来ている様ですね。
 ただ何処の市場もそうですが、永遠に上がる株価なんてものは無いですから。
 その時、どうなるかですね。

 新ネタは以上です。
 実際の為替相場は今日はウォン高ですね。
 先週末の終値は1ドル=1118.1ウォンでしたが、今日は、それより高い水準でウォン高でした。
 始値は1ドル=1113.3、終値は1ドル=1114ウォンでした。

 最後に恒例の韓国経済の現況ですが。
 
 聯合ニュースです。
 http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/04/12/0200000000AJP20100412001000882.HTML
 ”原油価格をはじめとする国際原材料価格の急騰で、輸出競争力が低下し、物価も不安定になる可能性が高まっている。
 日常生活に最も大きな影響を与える原油価格は、事実上、経済危機以前の水準に戻った。
 企画財政部や韓国石油公社、関連業界などが12日に明らかにしたところによると、4月第1週の全国ガソリンスタンド無煙レギュラーガソリンの平均価格は1リットル当たり1709.72ウォン(約142.34円)で、2008年10月第2週(1714.60ウォン)以降で最高を記録した。
 先月の原油輸入は、導入単価が前年同月比69.2%上昇したことで、導入金額も51億2000万ドル(約4769億円)と、81.5%増えた。3月の平均導入単価は1バレル当たり77.3ドルで、前年同月の45.7ドルに比べ69.2%上昇した。原油価格は見通しも上方修正が続いており、負担は拡大している。
 また、先月は鉄鉱石、銅、亜鉛、ニッケルなど6大戦略鉱物のうち、4品目の価格が3~18%上昇した。このため同月の非鉄金属製品輸入は、前年同月比78.7%増加した。銅とアルミニウムがそれぞれ54.9%と141.2%の高い増加率を示した。
 韓国輸入業協会(KOIMA)が発表する主要輸入原材料30品目の価格動向を示すKOIMA指数は、3月は296.87と、前月比14.05ポイント上昇した。2008年9月(359.22)以来の高水準だった。
 専門家や専門機関は、こうした原材料価格の急騰は単発性ではなく、年内続くものとみている。
 韓国銀行は、先ごろ国会に提出した通貨信用政策報告書で、物価上昇率は当面2%台半ばで安定するが、下半期以降は、国際原材料価格の上昇と景気回復などで、上昇ペースが多少速まると見通した。
 企画財政部も月例の経済動向(グリーンブック)で、国際原油価格が景気回復への期待感や欧州発金融不安の緩和で上昇勢を見せるなど、原油価格、鉄鋼をはじめとする原材料価格上昇の不安要因が潜在すると懸念した。
 韓国開発研究院(KDI)は先ごろ、原油・原材料価格の上昇が続き、世界的な実体経済の回復が可視化したことで、主要国の物価上昇の傾向が次第に広がっていると分析した。ポスコ経営研究所は、投機資本の流入などによる原材料価格の上昇、各国の輸出総力に伴う貿易摩擦増大で、韓国の景気は上半期に再び停滞する可能性があると見通した。
 こうした懸念は、産業の現場に表れている。昨年末から鉄鋼製品の原材料価格が急騰し、国内主要鉄鋼メーカーは今月1日から製品価格を引き上げた。建設、造船、自動車、家電などほかの業界にも影響が広がっている。
 これを受け、政府は景気回復の維持に向けた原材料価格の管理が急がれると判断し、動向点検と輸入資金の支援を検討している。企画財政部関係者は、国際原材料価格は世界景気の回復と相まり上昇傾向にあるが、韓国は他国に比べ国際原材料価格変動にぜい弱なため、原材料輸入資金の支援と原材料関連金融を強化するとともに、原材料の放出拡大や在庫確保にも総力を挙げる方針だと話した。”
 ん、まぁ何時もの如く、韓国は貿易立国だから原材料が上がるとコストの関係上、輸出競争力が弱まって、経済が弱体化するのではって話です。
 他にも現在韓国はウォン高ですからねぇ、確かに辛いかも知れません。

 後、これは朝鮮日報ですが。
 http://www.chosunonline.com/news/20100410000003
 ”経営再建中の錦湖タイヤは9日、会社側が示した賃金案、団体協約案について、労組員による投票が行われ、いずれも否決されたと発表した。これにより、現在進行中のワークアウト(企業改善作業、銀行主導による経営再建)は中断され、法定管理(日本の会社更生法に相当)の申請や労使対立の長期化など、最悪の事態につながる可能性も出てきた。
 投票は7日から8日にかけ行われた。全組合員3561人のうち97.2%に当たる3460人が投票し、賃金案は賛成44%、反対56%、団体協約案は賛成43%、反対57%でいずれも過半数の支持を得られず、否決された。これにより、年商2兆6000億ウォン(約2170億円)、世界10位のタイヤメーカーは、経営存続が危ぶまれる状況に直面した。
 主要債権行の産業銀行は9日、債権金融機関を対象に開く予定だった錦湖タイヤのワークアウト説明会を中心するなど、同社への再建支援を全面的に中断した。
 債権団関係者は「労使交渉が妥結し、労組が債権団に構造調整同意書を提出しなければ、ワークアウトの推進は不可能だ」と述べた。
 このため、錦湖タイヤに対する1000億ウォン(約83億円)の緊急資金支援、3000万ドル(約28億円)の信用状発行支援も実施が見送られた。債権団が錦湖タイヤの再建可能性は低いと判断した場合、法定管理の申請に向かう可能性が高まる。
 会社側は労使合意案否決時の対応として予告していた通り、解雇予定者193人のうち、早期退職を申請した2人を除く191人に対し、10日付で解雇を通告した。また、正社員から契約職への転換を計画していた1006人については、1カ月の猶予期間を与えた上で、5月10日付で解雇することを予告した。”
 …韓国、お得意の労働者が会社を潰すって言うパターンですね。困ったもんです。

 今日気になった記事は以上です。
 では、また明日。  


Posted by Shingo Dragonash at 23:26Comments(0)日記(リアルライフ)