2010年04月14日
野村証券のレポートが韓国で話題になっている様です。
…遅くなって申し訳ない。結局ソラマメのメンテの時間に入ってしまってUP出来なかったので、すいませんが今UPします。
ところで中国ですが。ブルームバーグです。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aUGhMUtlHdhA
”中国の監督当局者は外為トレーダーに対し、人民元の為替政策で投機を行わないよう要求した。中国の毎日経済新聞が13日、事情に詳しい複数の関係者の話を基に伝えた。当局者は広東省で行われた会議で発言した。
同紙によると、中国国家外為管理局(SAFE)の王小奕副局長は、トレーダーは政府が市場の安定性を維持するのを支援すべきで、投機にかかわるべきではないと発言した。王副局長にファックスでコメントを求めたが返答は得られていない。 ”
止めろと言われて止めるが奴がいるんですかね。まぁもっとも中国国内でやっていれば、もしかしたら逮捕されるかも知れませんが…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外での追跡用にはウォンニダ!があります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
アメリカのダウ(昨日、今日のは時差の関係上これから)に関しては、8ドル62セント高の11005ドル97セントでした。
後は韓国ですが…ロイターです。(必要な所だけ抜粋)
http://jp.reuters.com/article/forexGlobalMarketReport/idJPnTK866961920100413
”13日のアジア通貨は、総じて下落。胡錦濤・中国国家主席がオバマ米大統領との会談で、独自の人民元改革を進める方針を堅持したことを受け、元相場の早期上昇再開観測が後退し、アジア通貨も圧迫されている。
ただ、ディーラーやアナリストによると、市場では、中国当局が穏やかなペースながら年内に元上昇を容認するという、より長期の見方は変わっていない。
「中国のニュースはきょうのドル/アジア通貨に影響を与えた。ドルショートカバーの動きが見られるが、急激ではない。総じて見ると、依然ドルは対アジア通貨でショートに傾いている」(クアラルンプールのディーラー)という。
(中略)
韓国ウォンKRW=は対米ドルで一段安。中国の胡錦濤・国家主席の発言を受け、米ドルショートをカバーする動きが出たことに加え、韓国当局による介入への警戒感が広がっている。
また投資家が米ドルのロングポジションを積み増すなか、国内株式市場で外国人投資家が売り越しに回ったことなどもウォンをさらに圧迫した。
ウォンの対米ドル相場は、12日国内終値KRW=KFTCの1114.1ウォンから0.9%安となる1123.9ウォン。
国内銀行のトレーダーは「人民元が上昇するとともに、外国人投資家の韓国株買いが継続するとの見通しが、投資家がウォンに対して強気な見方をする大きな要因となっていたが、その見通しが後退した今、投資家は米ドルショートのカバーを余儀なくされた」と指摘した。”
それと、朝鮮日報ですが。
http://www.chosunonline.com/news/20100413000006
”企画財政部は12日、国会企画財政委員会の主要懸案業務報告の中で、急激なウォン高進行を防ぐための為替安定措置を導入する方針を明らかにした。
企画財政部は「国際金融市場の不安要因として、当分は大きな為替変動が予想される」とし、投機資金の流入や人民元切り上げ観測による影響で、ウォンが急騰する可能性に言及した。
12日のウォン相場は、人民元切り上げに対する期待感や外国人によるドル売りの影響で、前日比4.10ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1114.10ウォンで取引を終え、1年7カ月ぶりのウォン高水準となった。”
まぁぶっちゃけ為替介入宣言な訳ですが。
新ネタは以上です。
実際の為替相場は先の記事の通り、ウォン安ですね。
昨日の終値は1ドル=1114ウォンでしたが、今日は、それ以上に安い所で推移していました。
始値が1ドル=1115.8ウォン、終値が1ドル=1123.6ウォンです。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが。
東亞日報より
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010041371458
”韓国経済が、日本の1980年代後半の不動産および株式市場の資産バブルと類似しており、危険だという分析が出た。
野村證券は12日発表した「アジア経済報告書」で、現在、韓国の経済環境と政策議題、中央銀行の意思決定の仕組みが、バブルが弾ける直前の日本と驚くほど類似していると指摘した。さらに、中央銀行の韓国銀行(韓銀)が、低い消費者物価上昇率を理由に、利上げの時期を逸した場合、韓国経済がこれから大きな衝撃を受けかねないと主張した。
野村證券は、まず両国の経済環境が、△外部からの衝撃以降、急速に回復、△消費者物価の安定、△低金利による過剰流動性の発生などが似ていると指摘した。日本は1985年のプラザ合意以降、円高による景気低迷を憂慮し、1986~87年公定歩合を2.50%に引き下げており、以後貿易環境が改善され、経済が急ピッチで持ち直した。韓国経済も、08年世界的な金融危機以降、政策金利を3.25%引き下げた後、新興国の需要と財政および金融緩和政策で、急速に回復に向かっている。
物価の上昇圧力が弱いのも類似している。日本は当時、円高と原油価格の安定を受け、消費者物価上昇率が1986~88年平均0.5%にとどまっており、日本銀行が利上げの大義名分を掲げることができない状況が続いた。結局、1989年5月物価が3%跳ね上がり、日銀は慌てふためき、利上げに踏み切った。韓国も経済が急速に持ち直しているが、ウォン高と公共料金の引き上げの先送りなどに支えられ、消費者物価上昇率は2%台強に落ち込んでいる。
政策当局の議題の柱も似ている。1987年10月の株価大暴落以降、米国はドル崩壊の懸念から、日本に利下げを要求しており、日本でも国際政策の協力に重きを置いた。韓国政府も、主要20カ国(G20)サミットなどを盾に、出口戦略で国際協力を強調しており、金仲秀(キム・ジュンス)新韓銀総裁もこれに同調している。
中央銀行の意思決定の環境も似ている。当時、日本では、大蔵省事務次官出身の澄田智氏が、日銀総裁として任命されており、執行幹部の中でも、国際政策の協力を訴えた国際派が、物価の安定にウエートを置いた国内派を抜いて政策をリードした。
ところが、韓国は1980年代の日本のバブル経済、1997年の通貨危機、08年の米国の不動産市場の崩壊から多くの教訓を得、直ちに日本式のバブル期につながることはないだろうという反論も多い。韓国の株式市場の時価総額は、国内総生産(GDP)の約90%で、1989年当時日本の150%に、はるかに及ばない。また、通貨危機以降、韓国は企業と銀行の構造調整を進めており、相互出資が厳しく制限されており、不動産価格の安定に対する関心が高いことも違う点だ。
クォン・ヨンソン野村證券首席エコノミストは、「韓国が、今すぐ日本のバブルの轍を踏むようなことはないだろうが、景気が蘇ったにもかかわらず、低金利が引き続き維持されるだろうという期待が定着すれば、新しい形でのバブルが発生する恐れもある。超低金利を継続した場合、長期国債金利が低下しすぎ、社債に対する投機的需要が増加しかねず、すでに危険な水準にある中小企業および個人負債もさらに増えかねない。政府と中央銀行はこれから、出口戦略についてはっきりとした道筋を示さなければならない」と強調した。”
韓国のマスコミは、何処もこの野村のレポートを報じて来てますね。
ちなみに野村のレポートに対して、韓国の人間は、この様に述べてますが現実は外国人投資家が株を大量に買いに来ている状態ですからね。それを考えると、今すぐかは兎も角、そのうちバブルが起こる可能性が結構あると思うのですがね。
後は朝鮮日報ですが。上中下に分かれており、お題は”強まるウォン高観測、年末に1000ウォンも”
URLは上の物です。続けて行きます。
http://www.chosunonline.com/news/20100413000054
”ウォン相場が金融危機以前の水準に迫りつつある。12日のソウル外国為替市場では、ウォン相場が1ドル=1114.10ウォンを付けた。ウォン相場は昨年3月に一時同1600ウォン台まで急落したが、国内外の金融市場が安定を取り戻したことで、リーマンショックが起こった2008年9月15日(同1109.10ウォン)の水準にほぼ回復しつつある。
株価が昨年7月、すでにリーマン・ショック以前(KOSPI指数1478ポイント)の水準に回復したことを考えれば、遅きに失した感さえある。
為替市場を動かす投資銀行は、今年末のウォン相場が同1059ウォン前後になるとの予想を示した。当面はウォン高が進むとの見方だ。しかし、為替当局がウォン高をどこまで容認するかが不確定要素となる。12日にウォン相場が年初来高値を更新すると、為替当局は「偏った動きがないかどうかを注視している」と口先介入した。
■アジア買いと米国の口先介入
年初から今月9日までの主要通貨の上昇率を比較すると、ユーロと円は米ドルに対し、それぞれ5.8%、0.2%下落した。そのほかアジア各国の通貨は、中国の人民元を除き、2-7%上昇した。
欧州はギリシャ、ポルトガルなど南欧諸国の財政危機で、ユーロ安に歯止めがかからない。日本は低金利の円資金を借り、海外で投資を行う「円キャリートレード」が再び活発となり、円売りドル買いが先行して、円はやや下落した。
相対的に急速な景気回復を示しているアジアには、海外の投資資金が流入し、いわゆるバイアジア(アジア買い)現象がみられ、ウォンなどが買われている。アジアで最も買われているのはマレーシアリンギだ。
韓国では3月に外国人投資家が10兆8000億ウォン(約9040億円)相当の株式と債券を買い越した。これは、昨年の月平均買い越し額6兆4265億ウォン(約5380億円)の1.7倍に達する。外国人投資家の株式購入資金が流入している以上、為替市場にはウォン買い注文が相次ぎ、ウォンが上昇することになる。
アジア通貨が上昇する理由としては、米国が強硬な口先介入で、中国に人民元切り上げを迫っていることが一因として指摘されている。為替市場に直接介入しない米国が、輸出拡大に向けてドル安環境を形成するためには、金利を引き下げる必要がある。しかし、すでに政策金利は年0-0.25%で、歴史的な低水準にある。このため、米国の政策当局者は口先介入で人民元切り上げの可能性に言及し、アジア通貨の同時上昇をあおろうとしている。
■投資銀行、ウォン一段高を予測
世界的な投資銀行が示した年末時点でのウォン相場予測は、平均が1ドル=1059ウォンだ。現在よりも5%程度のウォン高を予想していることになる。
各社別では、JPモルガンが1150ウォン、ゴールドマン・サックスが1050ウォン、モルガン・スタンレーが1025ウォンを予測している。さらに、バンク・オブ・アメリカは1000ウォンまでウォン高が進行するとの見方を示した。投資銀行はウォン高基調が強まれば、さらに予想を修正する可能性がある。外資系銀行幹部は、「リーマン・ショック以前のウォン相場は900ウォンだった。韓国経済が好調で、株価が2000ポイントを割り込むとすれば、為替相場も900ウォン台までウォン高が進まなければおかしいという話を外国人投資家らの間でしばしば耳にする」と話した。
しかし、ウォン高の持続には制約もある。韓国に常時存在する北朝鮮リスクだ。ギリシャ発の財政危機もひとまず一段落したとはいえ、いつ再発するか分からない状況だ。
SC第一銀行のオ・ソクテ常務は、「国際金融市場の不確実性が解消されれば、ウォンは長期的に上昇する可能性が高い。来年末には950ウォンまで上昇することもあり得る」と指摘した。
■為替当局、1100ウォンのベースラインを容認するか
国内外の悪材料に加え、為替市場にとってもう一つの不確定要素は、為替当局による市場介入だ。外国人投資家に完全に開放された株式市場に比べ、為替市場の規模は相対的に小さいため、為替当局の介入がウォン相場に大きな影響を与える。
ウォン相場が年初来高値を更新した12日、為替当局の幹部は、「為替相場は国際金融市場の大きな流れには逆らえない。ペースには注意を払うが、レベルは気にしない」とする原則論的な立場を表明した。為替動向には介入せず、相場の乱高下を抑制し、ペースのみを調節する「スムージング・オペレーション」を取るとの立場だ。
ウォン安論者の崔重卿(チェ・ジュンギョン)元企画財政部次官が大統領府(青瓦台)の経済首席秘書官に就任したが、市場は政府の為替政策の基調にはっきりとした変化は表れていないと受け止めている。ある為替ディーラーは、「最近は為替当局による介入が見られない」と話した。
しかし、市場では為替当局がウォン高をそのまま容認しないとの見方が強い。ある為替ディーラーは、「当局が介入しないことも市場では不安要素だ。ウォン相場が1000ウォン台に上昇するのも負担となるため、当面は1100ウォンのラインで当局が大規模な介入を行うとみている」と語った。為替当局の関係者は同日、「為替市場に偏った動きがないかどうかを注視している」と述べ、介入には含みを残した。”
まぁ口先だけかも知れませんが、上記の記事に有った様に韓国もウォンに対し介入宣言を出ましたしね。
ただ、介入の原資も無尽蔵では無い筈。それを考えると当面はウォン高で死にそうな目にあう韓国の姿が目に浮かぶ様ですが。
さて、今日の気になった記事は以上です。
また、明日。
ところで中国ですが。ブルームバーグです。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aUGhMUtlHdhA
”中国の監督当局者は外為トレーダーに対し、人民元の為替政策で投機を行わないよう要求した。中国の毎日経済新聞が13日、事情に詳しい複数の関係者の話を基に伝えた。当局者は広東省で行われた会議で発言した。
同紙によると、中国国家外為管理局(SAFE)の王小奕副局長は、トレーダーは政府が市場の安定性を維持するのを支援すべきで、投機にかかわるべきではないと発言した。王副局長にファックスでコメントを求めたが返答は得られていない。 ”
止めろと言われて止めるが奴がいるんですかね。まぁもっとも中国国内でやっていれば、もしかしたら逮捕されるかも知れませんが…
さて、ここからは、このブログの、お気に入りに登録してあるstooqから飛べる韓国ウォンと米ドルの相場グラフの話を中心に書いて行きますね。よろしれば飛んで見て下さい。
なお、時間外での追跡用にはウォンニダ!があります。よろしければ、こちらも一緒にどうぞ。
では、今日の韓国ウォンと米ドルの相場に関係しそうな事がらはと言うと…
アメリカのダウ(昨日、今日のは時差の関係上これから)に関しては、8ドル62セント高の11005ドル97セントでした。
後は韓国ですが…ロイターです。(必要な所だけ抜粋)
http://jp.reuters.com/article/forexGlobalMarketReport/idJPnTK866961920100413
”13日のアジア通貨は、総じて下落。胡錦濤・中国国家主席がオバマ米大統領との会談で、独自の人民元改革を進める方針を堅持したことを受け、元相場の早期上昇再開観測が後退し、アジア通貨も圧迫されている。
ただ、ディーラーやアナリストによると、市場では、中国当局が穏やかなペースながら年内に元上昇を容認するという、より長期の見方は変わっていない。
「中国のニュースはきょうのドル/アジア通貨に影響を与えた。ドルショートカバーの動きが見られるが、急激ではない。総じて見ると、依然ドルは対アジア通貨でショートに傾いている」(クアラルンプールのディーラー)という。
(中略)
韓国ウォンKRW=は対米ドルで一段安。中国の胡錦濤・国家主席の発言を受け、米ドルショートをカバーする動きが出たことに加え、韓国当局による介入への警戒感が広がっている。
また投資家が米ドルのロングポジションを積み増すなか、国内株式市場で外国人投資家が売り越しに回ったことなどもウォンをさらに圧迫した。
ウォンの対米ドル相場は、12日国内終値KRW=KFTCの1114.1ウォンから0.9%安となる1123.9ウォン。
国内銀行のトレーダーは「人民元が上昇するとともに、外国人投資家の韓国株買いが継続するとの見通しが、投資家がウォンに対して強気な見方をする大きな要因となっていたが、その見通しが後退した今、投資家は米ドルショートのカバーを余儀なくされた」と指摘した。”
それと、朝鮮日報ですが。
http://www.chosunonline.com/news/20100413000006
”企画財政部は12日、国会企画財政委員会の主要懸案業務報告の中で、急激なウォン高進行を防ぐための為替安定措置を導入する方針を明らかにした。
企画財政部は「国際金融市場の不安要因として、当分は大きな為替変動が予想される」とし、投機資金の流入や人民元切り上げ観測による影響で、ウォンが急騰する可能性に言及した。
12日のウォン相場は、人民元切り上げに対する期待感や外国人によるドル売りの影響で、前日比4.10ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1114.10ウォンで取引を終え、1年7カ月ぶりのウォン高水準となった。”
まぁぶっちゃけ為替介入宣言な訳ですが。
新ネタは以上です。
実際の為替相場は先の記事の通り、ウォン安ですね。
昨日の終値は1ドル=1114ウォンでしたが、今日は、それ以上に安い所で推移していました。
始値が1ドル=1115.8ウォン、終値が1ドル=1123.6ウォンです。
最後に恒例の韓国経済の現況ですが。
東亞日報より
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010041371458
”韓国経済が、日本の1980年代後半の不動産および株式市場の資産バブルと類似しており、危険だという分析が出た。
野村證券は12日発表した「アジア経済報告書」で、現在、韓国の経済環境と政策議題、中央銀行の意思決定の仕組みが、バブルが弾ける直前の日本と驚くほど類似していると指摘した。さらに、中央銀行の韓国銀行(韓銀)が、低い消費者物価上昇率を理由に、利上げの時期を逸した場合、韓国経済がこれから大きな衝撃を受けかねないと主張した。
野村證券は、まず両国の経済環境が、△外部からの衝撃以降、急速に回復、△消費者物価の安定、△低金利による過剰流動性の発生などが似ていると指摘した。日本は1985年のプラザ合意以降、円高による景気低迷を憂慮し、1986~87年公定歩合を2.50%に引き下げており、以後貿易環境が改善され、経済が急ピッチで持ち直した。韓国経済も、08年世界的な金融危機以降、政策金利を3.25%引き下げた後、新興国の需要と財政および金融緩和政策で、急速に回復に向かっている。
物価の上昇圧力が弱いのも類似している。日本は当時、円高と原油価格の安定を受け、消費者物価上昇率が1986~88年平均0.5%にとどまっており、日本銀行が利上げの大義名分を掲げることができない状況が続いた。結局、1989年5月物価が3%跳ね上がり、日銀は慌てふためき、利上げに踏み切った。韓国も経済が急速に持ち直しているが、ウォン高と公共料金の引き上げの先送りなどに支えられ、消費者物価上昇率は2%台強に落ち込んでいる。
政策当局の議題の柱も似ている。1987年10月の株価大暴落以降、米国はドル崩壊の懸念から、日本に利下げを要求しており、日本でも国際政策の協力に重きを置いた。韓国政府も、主要20カ国(G20)サミットなどを盾に、出口戦略で国際協力を強調しており、金仲秀(キム・ジュンス)新韓銀総裁もこれに同調している。
中央銀行の意思決定の環境も似ている。当時、日本では、大蔵省事務次官出身の澄田智氏が、日銀総裁として任命されており、執行幹部の中でも、国際政策の協力を訴えた国際派が、物価の安定にウエートを置いた国内派を抜いて政策をリードした。
ところが、韓国は1980年代の日本のバブル経済、1997年の通貨危機、08年の米国の不動産市場の崩壊から多くの教訓を得、直ちに日本式のバブル期につながることはないだろうという反論も多い。韓国の株式市場の時価総額は、国内総生産(GDP)の約90%で、1989年当時日本の150%に、はるかに及ばない。また、通貨危機以降、韓国は企業と銀行の構造調整を進めており、相互出資が厳しく制限されており、不動産価格の安定に対する関心が高いことも違う点だ。
クォン・ヨンソン野村證券首席エコノミストは、「韓国が、今すぐ日本のバブルの轍を踏むようなことはないだろうが、景気が蘇ったにもかかわらず、低金利が引き続き維持されるだろうという期待が定着すれば、新しい形でのバブルが発生する恐れもある。超低金利を継続した場合、長期国債金利が低下しすぎ、社債に対する投機的需要が増加しかねず、すでに危険な水準にある中小企業および個人負債もさらに増えかねない。政府と中央銀行はこれから、出口戦略についてはっきりとした道筋を示さなければならない」と強調した。”
韓国のマスコミは、何処もこの野村のレポートを報じて来てますね。
ちなみに野村のレポートに対して、韓国の人間は、この様に述べてますが現実は外国人投資家が株を大量に買いに来ている状態ですからね。それを考えると、今すぐかは兎も角、そのうちバブルが起こる可能性が結構あると思うのですがね。
後は朝鮮日報ですが。上中下に分かれており、お題は”強まるウォン高観測、年末に1000ウォンも”
URLは上の物です。続けて行きます。
http://www.chosunonline.com/news/20100413000054
”ウォン相場が金融危機以前の水準に迫りつつある。12日のソウル外国為替市場では、ウォン相場が1ドル=1114.10ウォンを付けた。ウォン相場は昨年3月に一時同1600ウォン台まで急落したが、国内外の金融市場が安定を取り戻したことで、リーマンショックが起こった2008年9月15日(同1109.10ウォン)の水準にほぼ回復しつつある。
株価が昨年7月、すでにリーマン・ショック以前(KOSPI指数1478ポイント)の水準に回復したことを考えれば、遅きに失した感さえある。
為替市場を動かす投資銀行は、今年末のウォン相場が同1059ウォン前後になるとの予想を示した。当面はウォン高が進むとの見方だ。しかし、為替当局がウォン高をどこまで容認するかが不確定要素となる。12日にウォン相場が年初来高値を更新すると、為替当局は「偏った動きがないかどうかを注視している」と口先介入した。
■アジア買いと米国の口先介入
年初から今月9日までの主要通貨の上昇率を比較すると、ユーロと円は米ドルに対し、それぞれ5.8%、0.2%下落した。そのほかアジア各国の通貨は、中国の人民元を除き、2-7%上昇した。
欧州はギリシャ、ポルトガルなど南欧諸国の財政危機で、ユーロ安に歯止めがかからない。日本は低金利の円資金を借り、海外で投資を行う「円キャリートレード」が再び活発となり、円売りドル買いが先行して、円はやや下落した。
相対的に急速な景気回復を示しているアジアには、海外の投資資金が流入し、いわゆるバイアジア(アジア買い)現象がみられ、ウォンなどが買われている。アジアで最も買われているのはマレーシアリンギだ。
韓国では3月に外国人投資家が10兆8000億ウォン(約9040億円)相当の株式と債券を買い越した。これは、昨年の月平均買い越し額6兆4265億ウォン(約5380億円)の1.7倍に達する。外国人投資家の株式購入資金が流入している以上、為替市場にはウォン買い注文が相次ぎ、ウォンが上昇することになる。
アジア通貨が上昇する理由としては、米国が強硬な口先介入で、中国に人民元切り上げを迫っていることが一因として指摘されている。為替市場に直接介入しない米国が、輸出拡大に向けてドル安環境を形成するためには、金利を引き下げる必要がある。しかし、すでに政策金利は年0-0.25%で、歴史的な低水準にある。このため、米国の政策当局者は口先介入で人民元切り上げの可能性に言及し、アジア通貨の同時上昇をあおろうとしている。
■投資銀行、ウォン一段高を予測
世界的な投資銀行が示した年末時点でのウォン相場予測は、平均が1ドル=1059ウォンだ。現在よりも5%程度のウォン高を予想していることになる。
各社別では、JPモルガンが1150ウォン、ゴールドマン・サックスが1050ウォン、モルガン・スタンレーが1025ウォンを予測している。さらに、バンク・オブ・アメリカは1000ウォンまでウォン高が進行するとの見方を示した。投資銀行はウォン高基調が強まれば、さらに予想を修正する可能性がある。外資系銀行幹部は、「リーマン・ショック以前のウォン相場は900ウォンだった。韓国経済が好調で、株価が2000ポイントを割り込むとすれば、為替相場も900ウォン台までウォン高が進まなければおかしいという話を外国人投資家らの間でしばしば耳にする」と話した。
しかし、ウォン高の持続には制約もある。韓国に常時存在する北朝鮮リスクだ。ギリシャ発の財政危機もひとまず一段落したとはいえ、いつ再発するか分からない状況だ。
SC第一銀行のオ・ソクテ常務は、「国際金融市場の不確実性が解消されれば、ウォンは長期的に上昇する可能性が高い。来年末には950ウォンまで上昇することもあり得る」と指摘した。
■為替当局、1100ウォンのベースラインを容認するか
国内外の悪材料に加え、為替市場にとってもう一つの不確定要素は、為替当局による市場介入だ。外国人投資家に完全に開放された株式市場に比べ、為替市場の規模は相対的に小さいため、為替当局の介入がウォン相場に大きな影響を与える。
ウォン相場が年初来高値を更新した12日、為替当局の幹部は、「為替相場は国際金融市場の大きな流れには逆らえない。ペースには注意を払うが、レベルは気にしない」とする原則論的な立場を表明した。為替動向には介入せず、相場の乱高下を抑制し、ペースのみを調節する「スムージング・オペレーション」を取るとの立場だ。
ウォン安論者の崔重卿(チェ・ジュンギョン)元企画財政部次官が大統領府(青瓦台)の経済首席秘書官に就任したが、市場は政府の為替政策の基調にはっきりとした変化は表れていないと受け止めている。ある為替ディーラーは、「最近は為替当局による介入が見られない」と話した。
しかし、市場では為替当局がウォン高をそのまま容認しないとの見方が強い。ある為替ディーラーは、「当局が介入しないことも市場では不安要素だ。ウォン相場が1000ウォン台に上昇するのも負担となるため、当面は1100ウォンのラインで当局が大規模な介入を行うとみている」と語った。為替当局の関係者は同日、「為替市場に偏った動きがないかどうかを注視している」と述べ、介入には含みを残した。”
まぁ口先だけかも知れませんが、上記の記事に有った様に韓国もウォンに対し介入宣言を出ましたしね。
ただ、介入の原資も無尽蔵では無い筈。それを考えると当面はウォン高で死にそうな目にあう韓国の姿が目に浮かぶ様ですが。
さて、今日の気になった記事は以上です。
また、明日。